ホッピー・デビュー [グルメ]
酒場放浪記を見ていると、「吉田類」も「おんな」のほうも、ホッピーが凄い出現率で登場する。
特に女性陣はホッピーが大好きです。
特に女性陣はホッピーが大好きです。
ホッピー?
なんだろう、それ?
自分はもともと酒呑みではないので、全く存在を知らなかった。
ビール、日本酒、ワイン、焼酎、そして紹興酒、ここら辺は、いくら下戸でも飲んだことあるし、自分の定番は、やはりビール、日本酒、ワインの3神酒。
ビール、日本酒、ワイン、焼酎、そして紹興酒、ここら辺は、いくら下戸でも飲んだことあるし、自分の定番は、やはりビール、日本酒、ワインの3神酒。
ホッピーってなんか、名前が可愛らしいし、テレビの画面通して見る分には、なんかジュースみたいな感じでアルコール度数も弱そうで飲みやすそうだ。
無性にホッピーを飲んでみたくなった。
さっそく、オラが街のいつもの行きつけの居酒屋さんをネットで調べて、そのドリンク・メニューを調べる。
ホッピー、あった!!!
これはもう即実行!
その前にホッピーとはなんぞや?ということで、ネットの力を借りて説明してみよう。
ホッピーは、ホッピービバレッジ株式会社が造っているお酒。
以前は赤提灯がかかった場末の飲み屋で多く見かける飲み物であり、 庶民の飲み物というイメージが強かった。だが、最近では大手の居酒屋や、洒落た飲食店でも見かけるようになった。
若者や女性が飲んでいるケースも多い。
石渡美奈社長の改革に起因しており、特にブランディングに力を入れたところが大きい。
彼女は創業者である石渡秀氏の孫にあたり、その手腕が評価され、メディアでひっぱりだこの人物だ。
彼女は創業者である石渡秀氏の孫にあたり、その手腕が評価され、メディアでひっぱりだこの人物だ。
ホッピーとはお酒にミックスするために作られた専用のドリンクのこと。ウィスキーにソーダをミックスするように、アルコール度数の強いお酒に混ぜて飲む。
ホッピー自体のアルコール度数は、0.8%と超弱い。
(1%を超えるとアルコールになってしまうのだが、それ以下なので清涼飲料水扱い。未成年でも飲めます。)
(1%を超えるとアルコールになってしまうのだが、それ以下なので清涼飲料水扱い。未成年でも飲めます。)
ずばり、ホッピーは焼酎に割って飲むお酒。いわゆる焼酎割りである。
居酒屋のメニューに書いてあるのは、”ホッピーセット”。
居酒屋のメニューに書いてあるのは、”ホッピーセット”。
このセットを頼むと、ホッピーと焼酎が出てくる。
ホッピーは瓶に入っている。焼酎は最初は別だ。
グラスに入っている焼酎に、瓶のホッピーをトクトクと注いで出来上がり。
グラスに入っている焼酎に、瓶のホッピーをトクトクと注いで出来上がり。
ホッピーには、黒(黒ホッピー)と白(白ホッピー)がある。
焼酎のことを”なか”と呼ぶ。ホッピーのことを”そと”と呼ぶ。
焼酎だけをお代わりしたいときは、「ナカおかわりください。」
それを割るホッピーをお代わりしたいときは、「ソトおかわりください。」
それを割るホッピーをお代わりしたいときは、「ソトおかわりください。」
ボトルを開けてグラスに注ぐと、見た目はビールにそっくりである。
(お味は、あとで自分の体験記で述べよう。)
焼酎とホッピーの混ぜ具合は、焼酎:ホッピー=1:5が黄金比である。
焼酎は、アルコール度数25%もあるそうなので、これくらいの比率が美味しくいただけるコツらしい。
自分は焼酎がこんなにアルコール度数が高いとは思わず、大失敗をしてしまったのだが、これもあとで。。。
上の写真は、ホッピー専用のグラス。ホッピーというラベルが印字されている。
そのグラスのほうの下の方に星印が見えるだろう。
下の星印が、ここまで焼酎入れれば1:5になりますよ、という意味らしい。
さすがホッピー専用グラスだけある。(笑)
そのグラスのほうの下の方に星印が見えるだろう。
下の星印が、ここまで焼酎入れれば1:5になりますよ、という意味らしい。
さすがホッピー専用グラスだけある。(笑)
ホッピーが誕生したのは昭和23年、戦後の混乱期に焼酎と割ることで「うまくて安い酒」として評判になり定着。戦後ビールが高嶺の花だったころ、ビールの代替品として登場した。1948年から現在まで約70年間飲まれ続けるロングセラー商品。焼酎で割る飲み方は当時自然発生的に生まれたそうだ。
ホッピーの消費の主要エリアは東京・神奈川・埼玉の一都二県で8割を占める。
すごいローカルなお酒だったんですね。(笑)
どうりで知らないと思いました。
すごいローカルなお酒だったんですね。(笑)
どうりで知らないと思いました。
首都圏を地盤とした販売を行っていて、そのため東京を中心に大衆居酒屋でホッピーが扱われることが多い。またお酒の置いてあるスーパーなどでも一般向けのホッピーを購入できる。オンラインでも購入することができ、現在は全国でもホッピーが飲める場所が広がりつつあるそうだ。
ホッピーは一般販売用と業務用とがある。
左の2本が一般販売用で、1番左がビールテイストの白ホッピーで、隣が黒ビール風のホッピーブラック。その隣は居酒屋などのお店用のホッピー。お店用のホッピーは黒も白もこの同じ瓶で出てきます。一番右は通称、赤ホッピーと呼ばれる「55ホッピー」という厳選麦芽100%のプレミアムホッピーである。
業務用ホッピーは360ml。
一般販売用ホッピーは330ml。
一般販売用ホッピーは330ml。
赤ホッピーと呼ばれるこの「ホッピー55」は、ホッピー誕生55周年を記念して作られたプレミアムなホッピー。この赤ホッピーもお店ではなかなか出会うことが出来ない、ちょっとレアなホッピーである。麦芽使用率100%、海洋深層水を一部使用、さらに従来のホッピーの倍の醸造時間をかけてホッピーの製造技術を駆使して作られた。
その味はホッピー好きがこのホッピーを飲んでファンになることも多いくらい美味しいと評判らしい。
こんなレアなホッピー、どうやれば飲める機会に預かることができるのだろう?(笑)
飲んでみたいわ。
飲んでみたいわ。
ホッピーを造っているホッピービバレッジの推奨のホッピーの飲み方。”3冷”
ホッピーを美味しく飲むには、3冷が条件。
ホッピーと焼酎を冷蔵庫、グラスを冷凍庫でよく冷やして、氷は入れずにホッピーを贅沢に一本注いで作ること!
氷を入れちゃうと、薄まってダメらしいです。
ホッピー、焼酎、グラスをキンキンに冷やすとのことですが、この3冷ホッピーを飲むことはなかなか難しいらしいです。これはそのお店の管理次第によるところが多いらしく、その3冷の条件に出会えることもなかなか難しいとか。
ホッピーセットを注文すると、マドラー(攪拌棒)が付いてくるが、これを使ってグルグルかき回してしまうとホッピーの風味と炭酸が飛んでしまいます。
そうなんですか・・・(^^;;。知らずに思いっきりかき混ぜていました。(笑)
やっぱりそうしちゃうよね。
やっぱりそうしちゃうよね。
ホッピーを勢いよく注いで焼酎と混ぜることで、風味と爽快感を残してビールのような泡のある美味しいホッピーが作れます・・・とのことです。
ホッピーをつくっているホッピービバレッジの工場は調布にあるのだそうだ。(ホッピービバレッジの会社自体は赤坂にある。)調布工場の設備は、ビール工場のそれと同じなんだそう。
もちろん、規模は大手ビールメーカーさんの10分の1以下ですが。
違っているのはアルコールの含量だけ。
なので、ホッピービバレッジさんでは地ビールも製造しているのだが、ホッピーと同じ設備でつくっているのだそうだ。
ホッピーは上述した調布工場で、毎日20万本つくられている。
もちろん自社工場による自社生産だ。
赤坂にある企業がなぜ調布という地域を選んだのか?
そこにもおいしいホッピーをつくりたいとの想いとこだわりがあった。
「調布の町にはホッピーづくりに適した豊富な地下水が流れています。
ですから、あの辺りには美味しくきれいな水が欠かせない、
深大寺そばや、大手ビール工場があるんですよ」
ですから、あの辺りには美味しくきれいな水が欠かせない、
深大寺そばや、大手ビール工場があるんですよ」
調べてみると、今でも調布市というのは、市民が利用する水道水の約3分の2が地下水だという。
そのうまい地下水からホッピーはつくられているのだ。
実は、ホッピーはガラス瓶に入った商品以外流通していない。
缶やペットボトル入りがないのだ。
「一番の理由は「味」です。創業者のこだわりである、選び抜かれた天然素材からつくられたホッピーの繊細なおいしさや香りを、少しも損なわずお客様に楽しんでいただくには、 無臭のガラス瓶が、一番適しているのです。また、ビンはリサイクルでき環境に優しいですから」(石渡氏)
う~ん、ホッピーとは、まさに東京ローカルなお酒だったんですね。
ホッピービバレッジは創業100周年を迎え、このホッピーを全国展開させるつもりはないのか?との質問に石渡美奈社長は、このように答えている。
「いえ。本社があり創業の地である赤坂、また工場がある調布の地に根ざした飲み物で在りたいと思っています。私どもが考えている会社の未来像は、小さくてもきらりと光り続ける組織です。その実現のためには、地域に密着し、地元のお客様から必要とされる企業として、さらなる成長をする必要があると考えています。」
残念ながら、ホッピーは東京周辺でないと飲めないようだ。(笑)
東京下町居酒屋だけに存在する地域密着型、庶民派のお酒なのだ。
以上のホッピー知識、下記からの引用です。
ここからが自分のホッピー初体験談だ。
いつもの行けつけの居酒屋に入って、ホッピーセットを注文する。
氷は入れないでね、と催促。(笑)
氷は入れないでね、と催促。(笑)
最初に黒ホッピーのほうを頼んだ。
こんな感じで出てきた。
こんな感じで出てきた。
う~ん、さすがに3冷の作法は、この店には難しかったようだ。
グラスもホッピー専用グラスではなかったし。
焼酎は、このように別グラスで提供された。
グラスもホッピー専用グラスではなかったし。
焼酎は、このように別グラスで提供された。
さっそく焼酎を、全部グラスの中に入れて、それをホッピーで割る。
ホッピーをグラスに注ぐときに、「ピッホー、ピッホー」と鳴いているように聞こえると仰っていましたが、自分にはそう聞こえませんでした。スミマセン。(笑)
ホッピーをグラスに注ぐときに、「ピッホー、ピッホー」と鳴いているように聞こえると仰っていましたが、自分にはそう聞こえませんでした。スミマセン。(笑)
なんせ、焼酎を全部入れて、その後、グラスに並々になるようにホッピーで割ったので、これは黄金比1:5なのかどうかも定かでありません。いい加減な性格ですみません。
そして、マドラー(攪拌棒)がついているから、どうしてもかき回してしまうよね。
作法を知りませんでした。
作法を知りませんでした。
これで出来上がり。
ホッピーを初めて飲んだ感想。
仰る通り、炭酸清涼飲料のビールテイストな感じであることは間違いない。
美味しいです。非常に飲みやすい。お酒の弱い人向けの優しいお酒ですね。
お酒というより、炭酸ジュースみたいな感じですね。しかも黒ビールの味がする・・・
美味しいです。非常に飲みやすい。お酒の弱い人向けの優しいお酒ですね。
お酒というより、炭酸ジュースみたいな感じですね。しかも黒ビールの味がする・・・
自分は焼酎はあまり飲んだことがないので、焼酎の味というのをよく知らないのだが、焼酎はあまり前に出てこないでホッピーのビールっぽい感じが前に出てくるようなそんなお味です。
お酒を飲んでいるという感じが全くせず、炭酸ジュースを飲んでいる感じなので、もうグイグイ行ってしまいました。これが後で、大失敗を呼び起こすのですが、そのときはまったく露知らず。
そして白ホッピーも頼みました。
白も同じような感じですね。黒のほうが、黒ビールっぽい麦芽風味やコクが強いというか。やっぱり白がスタンダードなのだろうけど。
自分は黒のほうが好みですね。
まったく酒を飲んでいるという感覚がないし、全く酔わないので、もう何杯もお代わりしました。
ナカおかわりください、ソトおかわりください、ってな感じで。(笑)
そしてホッピー片手に、ノンノン流ひとり酒場放浪記状態。(笑)
なんか3時間くらい粘っていたと記憶しますが、終盤から急に酔いが回ってきてSOS状態。
世界がグルグル回る感じで、こりゃやばいな、と思い、急いでお勘定をして家路に急ぐ。
世界がグルグル回る感じで、こりゃやばいな、と思い、急いでお勘定をして家路に急ぐ。
千鳥足でやっとこさ家に着いたら、もうベッドにバタンキュー。
久し振りにベロベロ酔い。しばらく酔っぱらって別世界をトリップしていました。(笑)
意識が戻ったのは、いつぐらいだろうか。
意識が戻ったのは、いつぐらいだろうか。
下戸だから自分の限界をよく知っているから、普段の飲み会でも自分のペースで飲む大人の飲み方を身に着けているので、さほど酔わないのですが、今回は参ったという感じ。
原因は焼酎ですね。
焼酎はアルコール度数25%とかなり強烈。ホッピーは0.8%。
焼酎割りのホッピーを飲んでいると酒というよりは炭酸ジュースを飲んでいる感じで、飲みやすいのでグイグイ行ってしまったのが知らず知らず焼酎を摂取してしまったところにあるのでしょう。
焼酎割りのホッピーを飲んでいると酒というよりは炭酸ジュースを飲んでいる感じで、飲みやすいのでグイグイ行ってしまったのが知らず知らず焼酎を摂取してしまったところにあるのでしょう。
翌朝起きて、会社で仕事しているときも、なんかまだ眠いというか体が怠いという感じで酔いが抜けきれなかったです。焼酎恐るべしです。(でもそのままその日の会社の飲み会でも痛飲しました。(笑))
ホッピーは確かに飲みやすいお酒ですが、自分の酒飲み体質に合わせて、焼酎:ホッピーの比率を調節したほうがいいでしょう。
自分はいい加減にやってましたから。
2019-09-22 15:13
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