謹賀新年2021 [雑感]
あけましておめでとうございます。
昨年は拙ブログを読んでいただき、誠にありがとうございました。
去年の年賀の挨拶をいま読み返してみると夢溢れ、希望に満ち満ちてましたね。(笑)
まさか1年後に、世の中こんなに一変してしまうとは夢にも思っていませんでした。
去年は、3年間の計画準備の末のマーラーフェスティバル2020が頓挫してしまったことをきっかけに、ありとあらゆるショックな出来事が自分を襲いました。試練の年でしたね。
今年もコロナがどのようになるかまったく見通しが立ちませんが、おそらくそう簡単には局面は切り替わらないような気がします。我慢の年が続くのではないか、と思います。
去年巣籠りの生活をすることで、学んだことがありました。
これはマーラーフェスト2020渡航のための資金確保のためのときにも活用していた方法ですが、いままで、どこそこに行ってきました、こんなグルメな美味しいところを体験してきました、こんな音のいいカッコいいオーディオ機器を購入しました、的な体験に基づく日記ではなく、知識欲というか、なにかを学ぶことで、喜びを感じるという方向に日記の方針をシフトしていくこと。
前者はとてもお金がかかりますが、人間の知識欲はお金がかかりませんね。
せいぜい書籍代くらいです。
せいぜい書籍代くらいです。
こうすることで、お金をかけることなく、日々明るく前向きに楽しく過ごせるような気がするのです。コロナ禍で外出もままならない状況で、自分が苦肉の策で考えたことです。
もともと貧乏な社会人ですので、羽振りが悪く(笑)、景気のいい話ではなく申し訳ないのですが、なんとか今後も毎日楽しく生きていくことを考えると、こういう考え方も必要なのではないかと思うところです。
ひとつ例外があります。
今日、新日本フィルのニューイヤーコンサートを以て、在京楽団に愛情を注ぐ強化月間が終了します。この1か月の間に、全部で6公演体験しましたが、やはり生のコンサートは素晴らしい!
音楽に人生の生きがいを見出す人間にとって、生音の有難さをこんなに実感したことはありませんでした。
在京楽団のコンサートのチケットは、せいぜい7000円くらいなものです。今回の強化月間でハイ、終わりというのではなく、これからも定期的にコンサートホール通いを続けようか、と思いました。
ホールに通う生活があったほうが、生活に張りがでる、というか、健全な精神を保つ上では必要な特効薬ですね。おうちでずっとオーディオで音楽を聴くだけでは絶対味わえない醍醐味だと思います。
生音コンサートとオーディオは両輪ですね。
けっして片方だけではうまく音楽人生回らないと思います。
去年の次々と起こったショッキングな試練を体験して、自分が悟ったことは、あまり先行きのことを心配しても、そのときに解決策が見つかる訳でもなく、その心配をずっと続けるくらいなら、いっそのこと忘れてしまい、今、この瞬間を楽しむ、ということを心掛けることです。
毎日暗い気持ちで生活するのはゴメンという感じです。
いまだけを考えるのは人間にとって至難の業で、どうしても先のことを考えてしまう生き物ですが、そのときはそのときでなんとかなる、という考え方がtake it easyでいいですね。
いままで楽天家で生きてきましたが、さすがに去年はいろいろ考えさせられ、このような考え方に軌道修正するしかなかったです。
本年度も慎重に無事に生き延びることができるように、と謙虚に思い、暮らしていきたいと思います。年初から羽振りのいい話ではなくスミマセン。(笑)
本年もよろしくお願い申し上げます。
今年は帰省せず、お節料理は、フランセーズ ラ・ポルテ、昔のプルミエ・アベニューで調達しました。フレンチの創作料理のレストランです。
2021-01-03 08:16
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