内田光子さんのディスコグラフィー [ディスク・レビュー]
自分が所有している内田光子音源の紹介をしていこう。
内田光子さんの音をずっと録り続けてきているのは、ポリヒムニアのエベレット・ポーター氏である。ピアノ録音としては、やや空間を広く拾っていて、ピアノの音がとても鮮明だ。でも決していじり過ぎず加工的でない自然なテイストがとてもいい。さすがな職人芸だと思う。
デビュー当時の録音と比較すると、新しい録音になるにつれて、洗練されてきて、聴きやすい耳障りがいい自然な録音になってきているように思う。
最近のとくにベートーヴェンのピアノ・ソナタのアルバムの音は段違いに音が良くて驚いた。一発目の出音を聴いたとき、びっくりした。いままでのアルバムとは全然違うのである。
段違いに音がいい。
響きがとても豊かで打鍵の響きが空間に漂うさまがとても美しい。
オーディオマニア好みの音のように感じる。
オーディオマニア好みの音のように感じる。
先の日記ではベートーヴェンのことはあまり言及しなかったが、内田光子さんのベートーヴェンピアノ・ソナタもシリーズで取り組んでいて、新しい録音なので、きっとこのシリーズ、みんなこんな感じで音がいいのかもしれない。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ早く全集BOX化してほしいです。絶対買います!
シューベルト ピアノ・ソナタ集(8CD)
内田光子
内田光子
まさに自分にとって、内田光子さんのCDといえばこれなのである。
問答無用のトップに持ってこさせていただきました。
問答無用のトップに持ってこさせていただきました。
とにかく自分にとって難解だったシューベルトのピアノ・ソナタの魅力を教えてくれた神様バイブルでもあるのだ。「死ぬ時にはシューベルトを弾いていたい」と語る内田光子さんが1997年1月31日、シューベルト生誕200年を祝う誕生日にリリースを開始したシューベルト・チクルスが8枚のCDで完結したものである。内田さんの審美眼によって選び抜かれたレパートリーのみが、磨きぬかれたタッチでここに刻まれている。シューベルトを弾くために3年の月日を費やして調整した内田自身のピアノをムジークフェラインに運び、モーツァルト録音でも数々の名盤を生み出したプロデューサー、エリック・スミスのもとで行われた録音である。
内田光子さんが世界にブレークしたきっかけになったのが、このモーツァルトのピアノ・ソナタ。内田さんの原点です。内田光子さんの世界的な名声を決定づけたソナタ全曲録音のセット化。ロンドンのウィグモア・ホールでおこなわれたソナタ全曲演奏会(1982年)の大成功を受けてレコーディングされたもので、平行しておこなわれたコンチェルト録音ともども、一躍世界の中心へと押し出す契機となった記念碑的な名盤である。
このモーツァルトのピアノ協奏曲全集もそうです。ソナタ全集と並んで、内田光子の世界的な名声を決定づけた名盤。内田光子さんの原点はモーツァルトで、モーツァルトの作品に関して「音楽の本質を捉えた解釈者」として国際的にも定評があるのです。
モーツァルト ピアノ協奏曲第18番、第19番
内田光子、クリーヴランド管弦楽団
内田光子、クリーヴランド管弦楽団
モーツァルト ピアノ協奏曲第23、24番
内田光子&クリーヴランド管弦楽団
内田光子&クリーヴランド管弦楽団
内田光子さんのモーツァルト ピアノ協奏曲全集は、じつは自分的には、ブレークしたイギリス室内管の録音より、こちらのクリーヴランド管弦楽団との再録音のほうが好きである。やはり新しい録音だし、音が洗練されてますね。演奏もより円熟味に達しています。より進歩した先進的な解釈を楽しめます。自分の原点であるモーツァルトは、やはり再録音しておきたいなにかadditionalなものがあったのでしょう。クリーブランド管弦楽団ので全集も完成させてほしいです。
自分がヨーロッパに住んでいたとき、アムスに住んでいた同期の友人が、この実演に接した公演で、それがそのままCDになったということで、自分も記念に購入しました。録音はやや古い感じがしますが、コンセルトヘボウ・ホールのあの滞空時間の長い響きがよくわかる録音です。
“最後の巨匠”と賞され、90歳を迎えた2002年に惜しまれつつ引退したクルト・ザンデルリングに対する内田さんの敬愛はよく知られているところで、ザンデルリングの引退コンサートではモーツァルトのコンチェルトを共演、感動のあまり終演後に涙を浮かべたというエピソードも。このベートーヴェン録音も、内田さん自身のたっての希望でザンデルリングとの共演が実現したもので、当時のインタビューで「ザンデルリングとでなければベートーヴェン録音はありえない」とまで語っていたそうです。
ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集
内田光子、サイモン・ラトル&ベルリン・フィル(3SACD)
内田光子、サイモン・ラトル&ベルリン・フィル(3SACD)
これはまさに自分の時代の録音ですね。(笑)やっぱり最高です。
録音も素晴らしいです。ラトル&ベルリンフィルはEMI時代は録音のクオリティに恵まれませんでしたが、自主制作レーベルになってから抜群に録音のクオリティがよくなりましたね。王者に相応しい録音になりました。
自分がここに挙げているのはSACDのほうです。CDのほうも別にあります、CDのほうは映像のBDとセットになっています。やっぱりSACDはいいです。
この公演の模様は、Digital Concert Hall(DCH)でも全部コンプリートしました。
シューマン:女の愛と生涯、リーダー・クライス作品39、ベルク:7つの初期歌曲
レシュマン、内田光子
レシュマン、内田光子
グラミー賞を受賞した記念すべきアルバムです。自分もびっくりしました。しかも自分がもっとも敬愛する歌曲、シューマンの女の愛と生涯。この曲でグラミー賞を受賞してくれるなんて、なんか嬉しいというか縁を感じました。
これは最高に音がいいです!一発目の出音を聴いたとき、びっくりしました。いままでのと全然違います。段違いに音がいいです。日記ではあまりベートーヴェンのことは言及しませんでしたが、内田光子さんのベートーヴェン ピアノ・ソナタもシリーズで取り組んでいて、新しい録音なので、きっとこのシリーズ、みんなこんな感じで音がいいんでしょうね。ベートーヴェンも早く全集BOX化してほしいです。絶対買います!
2021-01-04 14:53
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