SSブログ

気になるパン屋さん [雑感]

オラが街には、1995年から住んでいるので、かれこれもう25年経つのだが、途中で同じ街内で2006年に引っ越したので、そこからでも14年になる訳だが、そのとき通勤で駅から自分の家に帰るまでの帰路にどうしても目の前を通る気になるパン屋さんがあったのだ。


14年間ずっと気になっていた。
結構人気店でいつもたくさんのお客さんで繁盛している感じ。


自分はパンは大好きだが、パン党よりごはん党の人なので、おやつとしてならわかるが、パンは食事としての選択肢ではなかった。


だからすごい気になるお店だったのだけれど、ずっとやり過ごしていたのだ。14年間も。(笑)でも目の前を通るたびにすごい気になる~という感じ。14年間も気になりながら、やり過ごしていたのだから、コロナ蟄居中のいま、まさに訪ねてみるいいチャンスなのだろう、と思い挑戦した。


パンの田島


DSC02623.JPG



ネットで調べてみると、結構有名なパン屋さんだった。

コッペパンっていま日本で大流行しているのを知っていますか?


ちょっと太い棒状のパンを真ん中から包丁を入れて割って、その中に具材を入れ込んで食べるパンである。いまコッペパンってすごい人気なのだそうだ。


具材によっていろいろな楽しみ方ができるからなのでしょうね。コッペパンと言ったら、どうしても学校給食に出てくるあのパンのことを思い出してしまうから、それが人気絶頂って聞いてちょっと不思議。


パンの田島は、このコッペパン専門店だった。

そしてパンの田島は、全国に店舗を持つチェーン店でもあったのだ。


東京都に9店舗、神奈川県に1店舗、埼玉県に2店舗、京都府に1店舗の合計13店舗を構えている。お店の立地条件は、必ず駅のすぐ近くという決まり事があるらしい。オラが街も駅のすぐ傍です。


DSC02635.JPG


DSC02619.JPG


パンの田島は看板にも書いてある通り、「焼きたて、揚げたて、作りたて」にこだわったコッペパンと揚げパンの専門店。コッペパンは作り置きを一切せず、毎日店内で焼いている。またすべてのメニューはオーダーを受けてから手際よく作ってくれるので、いつでも作りたてが食べられるのが魅力なのだ。


本当にそうなのだ。オーダーを受けてから作ってくれるからアツアツなのだ。
そのかわり、オーダーしてから出来上がるまで結構待たされる。

まるで名古屋駅の在来線ホームの立ち食いきしめんみたいですね。(笑)


ここはひとつの拘りですね。


店内。


DSC02614.JPG


DSC02615.JPG



昔の古い学校を思い出させるレトロな店内が特徴。メニューは黒板に書かれていたり、店員の制服が給食当番のようだったりと、結構キュートな演出。オラが街のお店は超狭いのでなかったが、店舗によってはイートインのコーナーを設けているところもあるそうだ。


DSC02633.JPG


DSC02616.JPG



コッペパンのメニューは甘い系や総菜系の2つに大別され、それぞれのメニューが豊富。それらは黒板ボードにも手書き風で書かれていて、しばらく眺めていたくなるほどノスタルジーを刺激される。


この黒板ボードはパンの田島のシンボル的アイテムなのだそうだ。

まさに学校の給食だ!(笑)



自分はこの3つをチョイス。
つぶあんクリームチーズ、ピーナッツマーガリン、ダブルホットドッグ。
きちんと外装ビニールの上に商品名を記したシールが貼られているのがかわいいね。


DSC02637.JPG


食べてみて、びっくり!
本当に美味しい!!!


やっぱりコッペパンというとどうしても学校の給食時のあのパンのことを思い出すじゃないですか?あの表面が硬くてパサパサの超マズイ感じの・・・


パンの田島のコッペパンは、もうまったく別物。
焼き立てのとても湿度がしっかり湿っていて、温かくてものすごいもっちり柔らかい。
これは自分のコッペパンに対する常識を覆しました。


本当に美味しいです。


そして中に入っている餡ととてもマッチしていてとても美味しい。中に挟む餡はそれこそ、選り取り見取りで、バライティに富んでいるから飽きることないですね。


パンの田島。
やっぱりコッペパンの専門店。

いま日本中でコッペパンがすごい流行っているのもわかるような気がしました。 


ちなみに、注文オーダーして待っている間、若い兄ちゃんが、スマホ片手に、「Uberです」と言って店内に入ってきて、店員さんからビニール袋を渡される瞬間を見ました。(笑)


なんと!パンの田島、Uber Eatsもやっているんですね。


今度頼んでみよう!





nice!(0)  コメント(0) 

SACDのロゴ [オーディオ]

これはずっと昔から思っていたことなのだけれど、SACDのロゴってものすごくカッコいいし、高級感、ブランド感があって、このロゴが貼ってあるディスクを見るたびに、この盤は音がいいという印象を直感的に持つ。


それはSACD再生機器に付いている場合もまったく同じ。この再生機器はいい音がするという印象を持ってしまう。


SACDロゴ.jpg



ロゴの果たす役割はとてつもなく大きいと思う。

その後、ハイレゾのロゴとかいろいろ出ているが、SACDのロゴに勝るものはないような気がする。


SACD-Hi-Res[1].jpg



ロゴを見ると、わかると思うが、上列の左から横に、そして下の左から横の流れで”SACD”という文字を絵象化したデザインなのだと思う。


意匠権、デザインは誰なのかは、私にはわからないが、オーディオの場合、基本ロゴのデザインや権利関係は日本オーディオ協会が管理していると思われる。そこからデザイナーに受注して、機器にロゴを認可するための管理うんぬんという感じなのだろう。


自分は昔からこのSACDのロゴが大のお気に入りでカッコいいな~とずっと思っていたのだが、それを別に特別に口外することもなかったのだが、今日、久しぶりにタワレコでSACD特集コーナーがきちんと組まれているのに感動してしまい興奮した。そのときにそのパネルにSACDのロゴが大々的に強調されているのに思いっきり反応した。


24s3rbZqmUEDEv61590573933[1].jpg


3k0WzxCZb6HnIoY1590573985[1].jpg


自分のしばらく忘れかけていた”SACD愛”が一気に爆発という感じである。


SACDは、サンプリング周波数は2.82MHzである。いまでこそDSDハイレゾには、5.6MHz,11.2MHzもあるが、”ハイレゾに名盤はなし!”はまさにその通り。


かつての名盤は、ふつうにSACDとして復刻され、2.82MHzなのである。

”名盤を良い音で聴く”というニーズの具現化としてSACDはいまだに有力な手段である。


そして、またPENTATONE,BIS,Channel Classicsのような新しい録音のレーベルの場合も5.0サラウンドとしてSACDをこれまでどおり、推進していく。


SACDは永遠に不滅である!


まさに高音質フォーマット。どんなに世の中、ハイレゾとか、ストリーミングとか、騒いでいてもSACDを愛するコアなファンは永久に存在するのだ。


実際問題、ハイレゾよりパッケージメディアのほうが音いいと思うよ。(笑)


そういう自分の”SACD愛”がひさしぶりに一気に爆発した緊急事態宣言解除後の渋谷散策であった。






 

nice!(0)  コメント(0) 

クラシック・コンサートのSocial Distancing 対応 [クラシック雑感]

コンセルトヘボウ・オーケストラが1.5mのSocial Distancingを保って演奏会をするという方法を模索している。よく見てほしい。ステージではなく客席にオケを配置している。この様式はポリヒムニアのスタジオ録音で採られていたそうで音響的にはアリなのだろう。


EWxiSRJXkAAlUS95B15D[1].jpg



このような衝撃のニュースが舞い込んできたのが数週間前。それが本当に実現したようだ。グスタボ・ヒメノ&ルクセンブルク・フィルのリハーサルのようだった。おそらくPENTATONEの新譜。


100502363_3195003397286584_3002400955602829312_o[1].jpg


100090247_3195003507286573_283610795227480064_o[1].jpg



う~む。(笑)平土間の客席をぜんぶ取っ払って、そこに1.5mの間隔をあけたオーケストラを配置する。ステージと平土間客席の間には、コンセルトヘボウでお馴染みの空席時の吸音の赤カーテン。



アフターコロナでのクラシック音楽業界の在り方、ニューノーマルな形態というのをみんな試行錯誤で模索している。


コロナが勃発して1番最初に登場したのは、無観客のライブストリーミング配信である。でもそれは観客は無観客だけれど、奏者はふつうの普段の密の状態であった。


その後、その演奏者の密状態も危険、ということから、奏者にもSocial Distancing対応させて、観客席は無観客、そしてそれをライブストリーミングするというステップに移ったように思える。


それがベルリンフィルのヨーロッパ・コンサートであった。
DCHで放映された。


ベルリンフィルの奏者のSocial Distancing対応。


25940505_2327281942_151large[1].jpg


実際、視聴したが、かなり疎なコンサートであった。(笑)


25940505_2327321332_253large[1].jpg


その後もベルリンフィルは引き続き、このスタイルでコンサートを開催し、DCHで放映を続けている。


99292942_10159580378799691_3513450541399146496_o[1].jpg


99423742_10159580378009691_1498549011953483776_o[1].jpg



オーケストラの場合、結構、奏者の間隔を広げてしまうと、それぞれの各奏者が周りから聴こえてくる音が普段とずいぶん違って聴こえてきて、アンサンブルがかなりやりづらいように思うんですけどね。


日本も緊急事態宣言が解除されて、クラシック音楽業界も、徐々に戻していく試行錯誤がおこなわれることになる。つぎのステップは、ステージ上の奏者はSocial Distancing対応をさせて、さらには観客席に聴衆を入れるフェーズである。


もちろん聴衆の入れ方もSocial Distancing対応。

ネットからの拾い絵ですが、


EYBk4vjUwAEsQKS[1].jpg



これじゃステージの奏者もやる気が一気に失せてしまいそうだが、これが現実問題なのだろう。クラシック・コンサートの聴衆は、楽章間の咳込みとか、終演時のブラボーを禁止すれば、コンサート中、声を発して飛沫が飛ぶ可能性も少ないから、そんなに感染拡大の危険性は少ないと思うんですけどね。


あるHPのブログで、このクラシック・コンサートのSocial Distancing対応について、とても興味深いレポートをしている。


MCS Young Artists
Blog/ブログ



このSocial Distancing時代のクラシック・コンサートについて、アメリカのボストン・シンフォニー・ホールがとても興味深い検証をおこなっている。


bsh[1].jpg



彼らのホールで、実際ある間隔をおいて聴衆を配置することで、Social Distancing対応にすることで、考えられるのは、


●チケット収入額が激減すること。
●それじゃ割が合わないから、その分チケット単価を上げて価格の相場が高騰すること。


いままでのチケット価格で、このような空席だらけのSocial Distancing対応の聴衆でコンサートをやればやるほど招聘元など大赤字がさらに累積する、というものである。


そりゃそうだよね。


ボストンの検証報告。


●アメリカのボストン・シンフォニーホールは約2,625席あるが、6フィート(1.8m)のソーシャルディスタンスを守ると492名、総座席数の19%程度しか入場させることができない(原文では座席表を手書きで潰しつつ、何席確保できるかを示している。上の画像がその一部)。そしてこれはそもそも聴衆がこのような環境でホールに来るかどうかは考慮していない。


●奇跡的な額の寄付か政府の介入がなければむちゃくちゃ厳しい。2つの道が残されていて、いずれもかなりの犠牲を伴う。


(1)大ホールやオペラハウスを諦め、小規模な作品(小編成のオーケストラもしくは室内楽コンサート)を小ホールで演奏する。大規模な作品はソーシャルディスタンスが不要になるまでオンライン、無観客で放送する。それでもベートーヴェン第九、ヴェルディのレクイエム、ヘンデルのメサイアなど50人以上のプレイヤー、100名を越す歌手、ソリストが必要な曲はしばらく演奏できない。大ホールから手を引くことはすべての団体に出来ることではない。例えばカナディアン・オペラ・カンパニーは自前の劇場を持っているからそもそも無理だ(貸し館、売店や駐車場からの収入も必要)。強力な労働組合を持つ団体も、ある程度の規模のコンサートをせざるを得ないだろう。


この1つめの道が選べるのはボストン交響楽団のように金銭的に潤沢な組織だ。彼らはオンライン中継および小編成の室内楽などでなんとか耐え忍ぶことが出来るだろう。


(2)それ以外の人達には第2の道が待ち受ける。破滅である。チケット代を引き上げ、アーティストおよび事務局のコストを限界までカットしなければならない。政府による救済措置、もしくは超巨額の寄付がなければ前途は悲惨だ。客席の減少によって演奏家の出演料や給料はざっくりと切り取られてしまう。極限に少ないリハーサルで多数の公演を、しかも低賃金でこなさなければならなくなる。


広告宣伝費は限りなくゼロへ。スタッフも一時解雇を余儀なくされる。テレビ、ラジオ、印刷物を使った広告は不可能。定期会員数を増やすために多数の人を雇うことはそもそも必要がなくなる。広告費はほぼゼロになり、せいぜいソーシャルメディア広告、グーグル広告、Eメール、オンライン上の個人のネットワークなどでしか広報活動は行われない。聴衆の数を絞らざるを得ないためチケット代金は一気に上昇する。すべてのチケットが少なくとも倍額になり、公演の数も増やさざるを得ない。


チケット代の上昇により富裕層、特権階級以外は交響楽やオペラを観ることが出来なくなる。公平性に欠けるし恵まれぬ一般人にとっては悲劇である。しかし中期的にみて主催者が収入を確保し破産を防ぐためにはこの方法を取るよりない。


●ワクチンが浸透し、ソーシャルディスタンスの不安がなくならなければ、大きなホールでの演奏会で利益を出すことはほぼ不可能だ。それがすぐ来ることを祈っている。



なんかかなり悲観的な推測だが、でもまぁ的をついていることも確かであろう。


上の検証報告の中で頻繁に登場する、”政府による救済措置、もしくは超巨額の寄付があれば・・・”の文言である。そのような条件下であれば、こういうSocial Distancing対応のコンサートを開催することも可能であるとしている。このようなSocial Distancing対応を普通にやっても興行ビジネス的に大赤字になるだけだけど、政府が支援してくれるなら、可能である、というのである。


日本では、政府が、「2月1日以降に予定しながら延期や中止をしたコンサートなどを対象に、あらためて開催する場合の費用や海外に発信するための動画制作の費用などについて、5,000万円を上限に費用の2分の1を支援する。」という見解を国会で答弁している。


あくまでコロナ禍で中止・延期になった公演が対象で、新しくこれから企画する公演ではないのだが。


そういう意味でも、その再開するコンサートが、そういう対応のコンサートになる可能性があるならば、その政府の支援金を大いに活用するというのも手かもしれませんね。


でもいつも思うけれど、こうやってニュースで美味しい処すっぱ抜いて庶民を喜ばすのはいいけれど、実際始めてみればいろいろ敷居が高く、いつまで経っても実施されない、といういつものパターンかもしれません。日本の政府の場合は(笑)中止・延期公演はクラシックだけじゃないからね。いろんなジャンルで膨大数あるから。きっとそうなる気がします。



東京五輪では、このような案も出ているようです。


満員に見える!新国立観客席は隈研吾氏が斬新配色.jpg


新国立競技場を設計した隈研吾氏のアイデアで、聴衆は間引きで入れるけれど、観客席をこのように2色の色を塗ることで、空席でも満席に見えるようにするというトリック。


なんか東京文化会館を思い出しますねぇ。


東京文化会館も座席にはそのような色のトリックを使っています。東京文化会館も、もうすでにこのようなアフターコロナ対応の座席になっているんですね。(笑)


いずれにせよ、アフターコロナでは、奏者間も社会的距離。観客席も社会的距離。観客席がそうなるために収益が大赤字の可能性。そのためチケット価格高騰。という可能性があるようです。


でもいままで述べてきたような対応もあくまで暫定の遷移期間の話。ワクチン開発や集団免疫ができてこれば、きっと昔のようなスタイルに戻れると期待しましょう。


ボクは結果論的には、なんだかんだ言って結局ここに落ち着いてくれて、めでたし、めでたし、というお話に終わることを切に望んでいます。


アフターコロナは元に戻らない、とよく言いますが、それは、いままで以上に感染防止対策に注意するようになる、新しい生活様式のことであって、クラシック・コンサートに関しては、そのスタイルは元に戻り、その代わり、ホール側や観客が感染防止対策に注意することになる。そして今回のこのコロナ禍をきっかけに、実演とともに有償のライブストリーミング配信が、演奏家のみなさんの収益の中に組み込まれるようになる・・・こういうポイントが元に戻らないところだと思っているのです。


というかボクの希望的観測です。











nice!(0)  コメント(0) 

Mahler Festival 2021 [海外音楽鑑賞旅行]

衝撃だよなぁ。Mahler Festival 2020は来年1年延期して、Mahler Festival 2021として再スタートするという。それも規模をかなり小さくして、ということである。


LOGO-2.jpg



昨晩の23時頃、コンセルトヘボウからメールを受けたとき、ちょっと衝撃で頭がパニックになってしまい、自分はどうするべきなのか、考えがまとまらず、かなり焦ってしまった。


それでも3時間くらい経って、自分の進むべき道がどうあるべきなのか、方針らしきものが見えてきて、ようやく就寝できた。そして1日経過したら、ようやく落ち着いて客観視できるようになった。



Mahler Festival 2021とは?


日程表.jpg



こういう日程、キャストでおこなうそうである。
出演者陣とスケジュール調整、negociationができたということなのだろう。


まずは、日程は6日間。マーラー交響曲全曲ではなく、第1番~第6番、大地の歌のみの縮小版である。第7番、第8番、第9番はやらない。


そして出演オーケストラ、指揮者は上記の表のとおりである。


これを見てすぐにピンときたことは、同時期におこなわれるライプツィヒ・マーラーフェスティバル2021である。マーラーフェスティバルというのは、マーラーの命日である5/18を最後にその前の1週間でやる、という習わしみたいなものがある。でもその日程は、ライプツィヒ・マーラーフェスティバル2021のほうで、埋まっているので、それが終わった直後の5/18から6日間、引き続きアムステルダムでマーラーフェストをやる、ということなのだろう、と推測する。


そしてキャストも、ライプツィヒ・マーラーフェスティバル2021でのキャストをそのまま持ってくる。そのほうが連続演奏できて、出演者側も助かる。


ベルリンフィルやウィーンフィルは参加しない。
香港フィルが初参加。


俯瞰するとこういうことだろうか?


最初のマーラーフェスト2020と比較すると、かなりダウンサイジングした縮小規模のフェストということになりそうだ。


アクションはすぐにとらないといけないようだ。ticket buyer(つまり自分の場合、旅行会社)には、来週月曜日の25日に、Mahler Festival 2020ですでに購入したチケットをどのようにこのMahler Festival 2021のチケットに移行させるかどうか、に関する手続書のメールを送るという。


それに基づいて移行してほしいし、もしカスタマーが新たな予定のMahler Festival 2021に行けないとしたら、もちろんre-fundやdonationにも対応する。


Mahler Festival 2021のチケット発売は、2020/6/1からスタートする。


ということだそうである。

もうすぐなのである。
時間がない。


行くかどうかの自分の判断をすぐにしないといけない。

それで、ちょっと自分的にパニックになったのだ。


旅行会社が緊急事態宣言でいま5月末まで臨時休業。
なかなか困った状況である。でも在宅ワークでメールは確認できるのかもしれない。


さて、どうするべきなのか?


障壁はこのようなものがあると思われる。


・1年後にはたしてコロナは収束しているのか?


・Social Distancingを考慮した舞台上の演奏者の配置、観客席での聴衆の入れ方などの対応を取られるヴァージョンであるなら自分は行かない。


・そのためには、1年後のそのときまでにワクチンが実用化されていないといけない。
 おそらく実用化には1年半~2年はかかると思われる。


・そのときには海外渡航はできるようになっているのか?


・渡航後に14日間、帰国後に14日間の待機が必要であれば、無理である。社会人はそんなに休めない。


・わずか1年後に渡航して罹患したら、会社に迷惑をかけてしまう。


1年後の先はまったく見通せないけれど、立ちはだかる障壁は高そうだ。おそらくマーラーフェスト当局側も地元アムステルダム市民の参加を中心に考えていて、海外からの聴衆は、仕方がないと見ているのではないだろうか?


ただ、自分が行くか否かの判断としては、もっと骨子の部分で判断したい。


やはりこれだけの縮小化となると、フェスティバルとしてのグレードダウン感はどうしても免れなく、そのために上の危険を押してまで、行く魅力があるのか、ということである。


もっと大事なところとしては自分の予算体力に起因するところがあって、自分が金持ちじゃぶじゃぶの余裕ある予算体力であるならば1年後に行けそうだったら行こう、ということになるかもしれない。


海外音楽鑑賞旅行は、やはり金かかります。
1回行くと、次の計画を実行するまでには、また貯蓄していかないといけない。


これだけグレードダウンして魅力の乏しいフェスティバルに、それだけの投資をするべきなのか?


さらにコロナ禍で、弊社も業績悪化は不可避なので、いままでもらえた収入額も減額は覚悟しないといけない。これから、いままで通りのペースで貯蓄できる保証はない。


自分がぜひ行きたい、これは魅力的だ、と感じない旅行に無理をして投資して消費するくらいなら、撤退する勇気の判断も必要ではないか。


たとえ、それがいままでの経緯で自分が打ち込んできたテーマであってもだ。


いま無理してお金を使ってしまわないで、貯蓄に回しておいて、もっと数年先、安定してきた状態になって、たとえば3年以降とかに改めて、自分が魅力を感じる新しい旅行先を見つけて、そちらに投資をしたほうが賢明なのではないか。


それが昨日一晩考えた自分の方針である。


ぶっちゃけた話、これだけスケールダウンしたこのメンツに、お金を使っちゃうのは勿体ないというのが、要は早い話なのである。


コロナ禍で自分がこれから生活していくのに精一杯になることもあるし。


さらには、どうせ海外音楽鑑賞旅行をやるなら、仕切り直しして、もっと自分が納得がいく、自分がもっと魅力を感じるコンサートにお金を投資したい、というのが1番の理由である。


昨晩は本当にパニックだった。
沈着冷静にこういう考えにたどり着くには、すごい葛藤があって本当に大変でした。


まぁアムステルダムのマーラーフェストに関しては、自分が推進してきた立場からして、やはり責任を感じるから、最後まで見届ける義務があるのでは?というのが自分の1番ツライ気持ちというか悩みでした。


いずれにせよ、旅行会社の自分を担当してくれるコンシェルジェの方とよく相談して決めます。


風雲急を告げる、である。


ホール写真.jpg







nice!(0)  コメント(2) 

まだやるんですか!(笑) [海外音楽鑑賞旅行]

Mahler Festival Onlineでこの3年間の想いのたけをすべて吹っ切ったつもりだったんだが、なんかまだオチがあるようだ。


logohorizontal.JPG[1].jpg



正式に開催中止になったメールをコンセルトヘボウからもらい、donate & move to alternative & re-fundの3択を選ぶような要請をもらい、あぁ、これですべて終わったな、と思い、もちろん全公演ともdonateしたいのは山々なのだが、悩んだ挙句、自分でチケットを獲った2番&3番とrecital hallでの全公演をdonateすることにした。


そして旅行会社経由で獲った他の交響曲&歌曲をre-fundしてもらうことに。


コロナ禍で自分もこれから生きていくのが精一杯。これがまぁいいところの妥協線かな、とも思った。


donationは、コンセルトヘボウのHPの自分のアカウントからおこなうのだが、その3択をするページに行っても、全公演が表示されず、唯一これはコンサートではないのだが、ホール内を観光案内するサービスを2日間チケットを購入していたのだが、その2チケットだけが表示されるのだ。


もちろんその2日間のチケットはdonateしたのだが、あれ?肝心のコンサート全公演はなぜ表示されないのだろう?と思ったのだ。


あ~これはまだ準備できていないのだろう。次期に表示されるだろう。


そう思い、数日間待った。


そして今日そろそろ表示されているだろう?と思い、そのページに行ったのだが、やはりなにも表示されない。


あれ~???


まぁこのまま放っといて期限を過ぎれば、自動的にdonateされることになるだろう。期限は6/1となっている。そう思い何気にそこに書いてあるメッセージを読んでみる。


蛇の生殺し.jpg


そうすると赤線の部分!


「下記のリストに表示されていないコンサートは、まだ我々のほうで、alternative dateに実行できるかどうか、調査中であるので留意してほしい。」


なぬ~?!!(笑)


先日来たメールには、alternative dateに移せないので、中止するからチケットの扱いについて3択せよ!と言っていたではないか?


自分が読み間違えたのかな?と思い、もう一度確認。


かなり微妙な言い回しなんだけれど、alternative dateに移せないコンサート”については”3択せよ!というように読めなくもない。


そういうこと?(笑)


ということで、本日現時点においては、Mahler Festival 2020については、開催中止ではなく、現在も延期できるかどうかの検討中ということのようだ。


まだやるんですか?(笑)

はっきり言ってこんな気持ちである。


もう上げたり下げたりで、ボクは疲れ果ててしまいました。(笑)


もうお金を貯めるために節制する生活をする必要もないので、ネットでのポチやエンゲル係数の高い食生活などやりたい放題の毎日。


しまった!である。


仮にだ、もし開催延期の可能性があったとしたら、それはいまクラシック音楽業界で模索されているコロナ後の新しい生活様式、Social Distancingを配慮したステージ上の楽団員の配置、観客席の聴衆の配置になるのだろうか?


あれは、いまの段階では仕方がない模索だとは思うが、あれが最終形になるなんて、勘弁してほしい。


それは自分的には絶対にあり得ない。


みんな先が見通せない中でやっている、現時点での最終形までのトランジェント遷移期間の対策というならわかる。あのスタイルでMahler Festival 2020をやるというなら自分は勘弁だ。行かない。


やはり元の姿でやらないとダメだ。


それには何度も言っているがワクチンの開発が1番重要なkey issueである。
ワクチン開発で臨床試験とか、実使用まで、おそらく1~2年はかかるだろう。


そうするとMahler Festival 2020の延期は、1年後じゃダメだろう。少なくとも2年以降じゃないと。あと、ホール内の感染防止対策なども重要事項だろう。


いずれにせよ、そういうところも含め、move to alternative dateが可能かどうか、検討中ということなのだろう。


あと、海外渡航が現実的に可能になるかどうかですね。
かなり敷居高いと思いますよ。


以前も日記に書いた通り、渡航して14日間、帰国して14日間待機じゃ無理。社会人そんなに休めない。(笑)もし渡航して罹患してしまったら、会社にも迷惑かけてしまう。


いずれにせよ、延期になって一瞬オッと思ったけれど、やっぱり立ちはだかる壁は高いな。でも1年後なんてどうなっているか、クラシック音楽業界がどうなっているか?なんて誰も見通せない。


そのときに考えるしかない。


正直なところ、Mahler Festival Onlineで自分なりのけじめをつけたつもりだったので、やっぱり、まだやるんですか?なのである。(笑)


この8公演が自分でチケットを獲った公演。


残公演-1.jpg


残公演-2.jpg


残公演-3.jpg


3番は後半にリターンチケットで無事確保できてやったー!という感じ。最後の砦であった2番「復活」は、コンセルトヘボウの前の公園でテントを創設してマーラーパビリオンをやり、そこでライブストリーミングで鑑賞する予定であった。マーラーパビリオンはぜひ経験したかったので、本公演を獲るより、こういう選択肢のほうがよかった。


recital hallでの公演は、マーラー歌曲の室内楽稿ヴァージョンである。独唱ソリストとピアノで演奏される。

本当にいま振り返っても貴重な経験で、素晴らしい公演ばかりだ。






nice!(0)  コメント(0) 

Victor DD-V7とTrio KT-1010 [オーディオ]

オーディオ機器もそうだし、映像機器もそうだけれど、デザインというのは近年になるにつれ、そのフォルムというか様式美というのが変わってきますね。


この分野はどうしても”男の城”の領域だったから、昔の時代の機器のフォルムは、いかにもメカニック、航空機のコックピット状態のようなデザインに人気があったし、それが主流であった。


でも最近は女性や現代の若者が抵抗感を感じないようなsophisticateされたデザインが主流である。お洒落なリビングに置くオーディオ装置は、その空間に溶け込むようなデザインでないといけない。昔のようなゴツゴツした装置を置くと、お洒落なリビング空間があっという間に男の城と変化してしまい、奥さんに怒られてしまう。(笑)


もう時代ですね。


自分は、そんな男の城の時代の生き物だから、やっぱり装置はがっちりメカニックでないと、なんか高級感とか所有感を感じられず物足りない。いまのオーディオ機器にまったく魅力を感じないのは、そのデザイン、空間に放つ存在感、オーラに物足りなさを感じるからかもしれない。


オーディオ機器は音がよければ、それが最高という、そんな簡単なものではない。自分は音よりもまず見た目、デザインを第一優先にする。


どんなに音が良くても、見た目が気に入らないと、それを自分の空間に迎え入れることは到底できない。自分のリビングにあるということは、生活の一部でつねにそれを眺めていないといけないから、それが自分の好みでないと甚だ苦痛なのである。


ハイエンドオーディオを購入するときは、やはり額が額だけにショップでの試聴はどうしてもやっておかないといけないだろう。


自分の好みの音かどうか。


それ以前に自分はまずデザインで先に選んでしまう。デザインが良ければ、ぶっちゃけた話、試聴もせずに、もうこれに決めた、というような覚悟ができてしまうところがある。


自分にとってオーディオというのは、音以上にデザインなのである。音は、購入後に自分の好みに調教することも可能であるが、デザインはそうはいかない。





大学生のときに、猛烈にそのデザインに憧れた機器があった。


下宿をしている友人の家に遊びに行ったときに、その機器を見たのだが、もう一瞬にてひとめぼれ。猛烈に欲しい病が沸き上がってきた。


当時はアナログレコードの時代だから、ターンテーブルで回して、カセットテープにダビングして聴いている時代。またFM/AMチューナから、カセットデッキにエアチェックする時代。


それにアンプとスピーカーがある、というのがスタンダードな、いわゆる”ステレオ装置”と呼ばれるものであった。当時立派なステレオ装置を持っている大学生なんてほとんどいなかったが、その友人は金持ちの奴で、部屋に行くとラックにビシッと当時のステレオ一式が収められていた。


その中で、自分が猛烈に反応したのが、


Victorのカセッテデッキ DD-V7
Trioのチューナ KT-1010


である。


Victor DD-V7


dd-v7[1].jpg


Trio KT-1010


kt-1010[1].jpg


見よ!まさにコックピット状態のカッコよさ!
超カッコいい!


今ではあり得ない、その当時でないとわかってもらえないフォルムであろう。


自分は、いまこのデザインを見ても、やはりカッコいいな~という感じで惚れ惚れしてしまう。全然古臭いとは思わない。


この格好良さは永遠である。


この2台がラックのてっぺんに2段重ねで置いてあったのだが、超最高に格好良かった。猛烈に欲しくなった。


Victor DD-V7のほうは、1982年発売で79800円。
Trio KT-1010のほうは、1983年発売で59800円。


学生にとっては高嶺の花だったね~。
やっぱり無理だったな~。


そのとき自分が決意を固めたのは、いまは買えないけれど、就職したら絶対買うぞ!と思ったこと。


あと、もうひとつ気にくわないことがあって、それはオーディオ機器のデザインが、シルバーからブラックへという業界の流れが顕著になったことだった。自分は断然シルバーのほうが好きだ。シルバーのほうが高級感を感じる。


あの当時、お店の商品棚に並んでいる機器はほとんどブラックという当時の流行であった。


自分が目指していたVictor DD-V7も、ご多分にもれず、そのブラックが後継機種になった。


Victor DD-VR7


dd-vr7[1].jpg


これも1983年発売の79800円。


たしかにデザインはそのまま継承はされているのだけれど、う~ん、やっぱりシルバーのほうがカッコいい。


大学の生協で、このブラックのVictor DD-VR7が陳列されているのを見て、もしシルバータイプがもう売っていなくて手に入らなかったら、このブラックでもいいかな?確かにシルバーが欲しいけれど、ブラックのデザインも悪くない。・・・と、当時の大学生だった自分が考えていたこと。


チューナのTrio KT-1010の方もブラックになってしまった。


kt-1010(1)[1].jpg


そして、就職して東京に上京して、お給料をもらえる身分になったときに、自分がまずやったことは、Victor DD-V7とTrio KT-1010を都内の中古オーディオショップでしらみつぶしに歩いて探し回ったことだった。


当時はインターネットとか、ヤフオクとかなかった時代であるから、自分の足で中古店を探し回るしかなかった。いろいろな街を歩いたけれど、そうしたらこの2機種を見つけることができたのだ!


中古ショップの商品棚に、これらが陳列展示されているのを発見した時は、心臓が止まるほど感激したのは言うまでもない。


もう即決で購入した。


そして当時の寮の部屋に、これらの2機種が届いたときの自分の感激!!!

もちろん友達がやっていたのと同じように、ラックの1番上段に重ねるように設置する。


そのフォルムの美しさをしげしげと眺めて、あぁぁ~あの大学生の時、友達の部屋で欲っすい~!と思ったあの憧憬の念がいま成就した。と感慨深げに満足したのであった。


でも、この2商品は、もうディスコン(生産していないこと)の機種だから、壊れてしまったらそれでお終いになってしまうので、それの対策として同じモデルを何台もコレクションしておく、という方法しかなかった。


そこからまた中古探しの旅が始まる訳だが、ここから自分の記憶が定かではないのだけれど、北海道の札幌のオーディオショップで見つけたような記憶がある。


そして札幌から東京の寮に配送してもらうのだ。日時指定配達で。最後はインターネットが普及して、ヤフオクでこの2機種をゲットした記憶がある。


だから合計して、このVictor DD-V7とTrio KT-1010は、3台保有しているのだ。


そのうち、チューナのTrio KT-1010は、今なお、現役のFM/AMチューナとして活躍しています。いわゆる今ラジオを聴くときは、このTrio KT-1010で聴いています。


このTrioという会社、その後KENWOODに社名変更し、KT-1010のさらに上の高級デラックスバージョンのKT-3030も猛烈に憧れましたね~。


KENWOOD KT-3030


kt-3030[1].jpg


デラックス高級仕様のチューナーが欲しいと思っていたので、このKT-3030は憧れました。Trioという会社は、この当時、チューナーと言えばTrioというくらい、チューナーがTrioの看板商品だったんですよね。


Victorは、その後ブランド名をJVCへ(現状、Victorブランドも復活して両刀使い。)Trioは、その後ブランド名をKENWOODへ。


そして2007年には、JVCとKENWOODが合併して統合会社のJVCKENWOODへ。


自分が大学生時代に超憧れた機種だった2つのブランドが、そのような合併の運命をたどるなんて、当時の自分は思う由もなし。(笑)


思えば、子供時代に親に初めて買ってもらった家電製品は、ソニーのラジカセ。
これでNHK FMの英会話の番組を聴いて勉強していました。

そして初めて買ってもらったミニコンポがTrioのミニコンポ。

そして大学生時代に憧れたVictor DD-V7とTrio KT-1010の2機種。
そうしたらその後起こったVictor(JVC)とTrio(KENWOOD)の合併。


なんか、自分が社会人になって歩んできた運命が、子供の頃に縁のあった家電製品と強烈にリンクしていることに気づき驚くばかりです。(笑)


人生って結局神様が作り上げたレールの上をただ歩んでいるだけなんだな、ということを学びました。輪廻というか、かならず赤い糸の繋がりってあるもんなんですよね。


自分の人生に出てこなかった場所に、自分を無理して置こうとすると、神様が異常を察知し、天変地異の異変(地震とか)が起こるようになっているんだと思います。


それは別にこのことだけにとどまらず、自分との現在の人との繋がり、これも単なる偶然ではなく、運命というか、なるべくして繋がっているという運命なんだと思うことしかりです。


ここ数年はとくにそう思うことが強いです。

人間って神様の敷いたレールの上を歩いているんだと思います。


自分が現在所持しているVictor DD-V7とTrio KT-1010。(これを両方とも3台所有しています。)まぁ、当時これを揃えた瞬間、時代はアナログレコードからCDへ、カセットテープからMDへ、と時代はすぐに変わっていってしまったんですけどね。(笑)


DSC02610.JPG









nice!(0)  コメント(0) 

ワールドフラワーカーペット2020 [雑感]

今年2020年は、自分にとってまずはマーラーフェスト2020があって、東京五輪があって、という超メモリアルな年になる予定だったのだけれど、じつはもうひとつ楽しみにしていたイヴェントがあったんですよね。


それは、ベルギー、ブリュッセルで2年に1度開催されるベルギー・フラワーカーペット。


それが2020年に開催される予定だったのだ。


いつもの日程感だと、大体3月に花の絨毯のデザインが発表される。
そのときブリュッセルで記者会見が開かれるのだ。
もちろんデザイナーも記者会見に立ち会う。


今年2020年度大会は、世界中でコロナのパンデミックの様相を成してきたとき、ありゃ~こりゃダメだな、と思いました。もちろん自分にとってはマーラーフェストが第一だったので、フラワーカーペットどころではなかったのも確かですが。(笑)


でも今年は正式に中止という話は、まだ聞いていない。


ベルギー・フラワーカーペットの場合、使う花はベルギーのゲントで生産されるベゴニアの花を使うことが前提になるので、その花が咲き始める、そして大会が開催される夏の8月本番までは、まだ時間はある。


そんなに慌てて中止を宣言する必要もないだろう。


でもご存じのようにフラワーカーペットもその花絨毯の周りに囲む群衆は密だからねぇ~。(笑)もしやるとしても入場規制が必要ですね。


そんなことを思った今日なのだが、なにげにワールドフラワーカーペット2020 (World Flower Carpet 2020)という花の絨毯を敷き詰める大会が、東京で5/30~6/3の期間に開催される予定だったことを知って驚いた。


なんだそれ?


ワールドフラワーカーペット?

そんなイヴェントは聞いたことないぞ!という感じで初耳でびっくり。


公式HPも3月に正式にオープン。


ワールドフラワーカーペット2020




世界で最も美しい花の絨毯の祭典が東京へ!


2006年より2年に1度、世界各国地域が一堂に集まるフラワーカーペットの世界大会が開催されています。世界中の花絵アーティスト達が、街を世界で最も美しい花の絨毯で埋め尽くします。


そして2020年に開催される第8回目となる世界大会開催地は「東京」に決定しました!


なのだそうだ。(笑)


超驚き!

まったく知らなった・・・。


東京、教えてくれよ~。という感じですね。


まぁ、でも3月はちょうどコロナ騒動勃発で、世界はそれどころでなかったから埋没してしまう感じで仕方がなかったですね。


残念ながら、ワールドフラワーカーペット2020東京大会は、開催延期になってしまった。


でも必ず無事開催されることを祈って楽しみにしておこう!


ワールドフラワーカーペット2020は、またあとで、説明します。



まずは、もう自分の日記では超お馴染みのベルギー・フラワーカーペットのおさらいをしておこう。おそらく世界でも最高峰の花絨毯のお祭り。


ベルギーの首都ブリュッセルの世界一美しい広場であるグランプラス広場で8月中旬に1週間開催される。想い出深いところでは、2016年。


25940505_2292452330_109large[1].jpg


このときは日本・ベルギー国交150周年記念ということで日本がテーマ。デザインは「花鳥風月」。デザイナーは乃村工藝社の鈴木不二絵さん。


25940505_2292629034_80large[1].jpg



鈴木不二絵さんも花を敷くの手伝った。こりゃもちろん自分は行ったよね~。もう4年前。コロナで心が荒んだ昨今、なんかすごい遠いことのように思える。この年は、バイロイト音楽祭とロンドンのグラインドボーン音楽祭やBBC Promsに行くついでにひっかけて、このベルギーフラワーカーペットに寄ったのでした。



そして2年前はテーマは「メキシコ」グアナフアト州がテーマ。


25940505_2292471937_61large[1].jpg



75メートル×24メートル(1800平方メートル)に展開されるこの年のカーペットの技術的レベルは過去最高の難易度と言われた。


デザイナーは愛称RooことAna Rosa Aguilar Aguadoさん。 花のカーペットに仕立てるにあたっては、ベルギー人のMark Schautteetさんの協力もあったそう。


Rooも当日は花を敷き詰めるのを手伝った。


25940505_2292452296_163large[1].jpg


ベルギー・フラワーカーペットは、朝5時、もうこんな暗くから、花の敷き詰め作業が始まるんです。


25940505_2292452308_188large[1].jpg



花を敷き詰めるのは、市民ボランティアです。ブリュッセルに在住の人々に、特にメキシコ系の方々。おそらく母国メキシコからもたくさんかけつけていると思いますよ。4年前の日本の時もそうだった。ブリュッセル在住日本人とか、日本からかけつけてくれた方もいらっしゃった。


25940505_2292452286_1large[1].jpg


25940505_2292452252_173large[1].jpg


25940505_2292452311_76large[1].jpg


25940505_2292452259_4large[1].jpg


25940505_2292452263_87large[1].jpg



そしてなぜか絶世の美女も・・・(笑)


25940505_2292452275_87large[1].jpg  



よっしゃ~!完成を祝って気勢をあげるメキシコ・チーム!


25940505_2292452271_28large[1].jpg



メキシコ・チーム、みんなで記念撮影。


25940505_2292452317_135large[1].jpg


ベルギー・フラワーカーペットの鑑賞するコツは、建物の高いところに上って、花絨毯全体を俯瞰するような鑑賞の仕方をすることですね。



特に絶景なのは夜景なのです。花絨毯の周りにライトがついていて、夜にそのライティングされた花絨毯は最高なのです。


25940505_2292599816_39large[1].jpg



2016年の日本の花絨毯のときは、じぶんは昼間に十分に鑑賞して、そして広場のすぐ傍のアーケイド街のレストランで、ベルギービールにバケツに入ったムール貝のワイン蒸しとか食べまくって、夜まで時間をそこで潰して、そして夜暗くなってふたたびグランプラス広場に出向いたのです。



今年2020年はどこの国がテーマなのだろう。
そしてデザイナーは誰なのだろう。間違いなく女性ですね。


そ・こ・で・だ。


ワールドフラワーカーペット2020(World Flower Carpet 2020)。


2006年から始まっている花絨毯フェスティバルで、ベルギーのように決まった場所でやるのと違い、開催場所は世界中を転々とするそうだ。オリンピックみたいですね。


たぶん今年2020年は、東京五輪の年なので、それにフェーズを合わせるためにフラワーカーペットも東京で、ということになったのでしょう。


ベルギーの場合、使う花は、ゲントで生産されるベゴニアという花を使うのだけれど、こうやって世界中を転々とするということは、使う花はどうやって調達するのかな、と思いますね。


会場に国際輸送するのか、その開催地で生産される花を使うのか。。。


このワールドフラワーカーペット2020東京大会。


会場は、あの山手線の新駅である高輪ゲートウエイ駅にある広場で花絨毯が敷かれる予定だったのだそうだ。1200平方キロメートルの花絨毯。


ベルギーで1800平方メートルだから、これはかなり大きい規模だと思いますね。


これが、ワールドフラワーカーペット2020東京大会のロゴです。


89364274_115829086687779_3553373276027748352_o[1].jpg



この方が花絵師国際連盟会長のVicentaさん


89617204_116260546644633_7995535316079345664_n[1].jpg



World Flower Carpet 2020開催に向けて、こんなメッセージを寄せられた。(引用元:FB:World Flower Carpet 2020)



世界の花絵芸術のリーダー的存在である花絵師国際連盟(Coordinadora Internacional de Entidades de Alfombrista)は、今年5月29日から31日に東京の街で開催されるエフィメラル・アートの大会の準備をしています。指揮をとるのは我々の代表、才能ある花絵師かつインフィオラータ・アソシエイツ・ジャパンの社長でもある藤川靖彦氏です。3大陸10か国の27団体が参加して行われる文化的、社会的に非常に重要なイベントであります。


参加する全花絵師が一団となって行う1200㎡のカーペットの制作は、その素晴らしいデザインと複雑により非常に芸術的価値の高いものとなることでしょう。異なる国々の花絵師たちが制作を共有するのはこれまでなかった出来事であり、共存および我々を繋ぐ平和のシンボルとして私たちに希望的観測を与えてくれるのです。花とエフィメラル・アートによる言語というのは普遍的であるゆえ、このメッセージは訪れるすべての人々に届くことでしょう。


各国の技法を実演するワークショップや使用される様々な素材の展示も行う予定です。関係機関の皆様、花絵文化協会、協賛の皆様、そしてこのすばらしいプロジェクトを実現させてくれた我々の仲間 藤川靖彦氏に深い感謝の意を表します。5月30日・31日には是非私たちのイベントを訪れ、この巨大な芸術作品やワークショップを楽しんでください。私たちはこの素晴らしい東京の街を訪れ、私たちの芸術的才能を人々と分かち合えることを非常に嬉しく思っています。


間もなくお会いする日まで、友愛をもって。




このメッセージを読んで、このワールドフラワーカーペットというイヴェントがどのようなものなのか、理解できたような気がする。


デザイナー、兼、花を敷き詰める人は、”花絵師”というプロなのだ。(花絵師国際連盟に加盟する花絵師)そして世界中(3大陸10か国の27団体が参加する)からそのプロの花絵師が集まり、その会場にて花絨毯を作り上げる、そういうイヴェントなのだ、ということなのだろう。


今回の東京大会の総指揮を執るのが、自らが花絵師かつインフィオラータ・アソシエイツ・ジャパンの社長でもある藤川靖彦氏。


ベルギーは、デザイナーはどういう選考基準かわからないけれど、デザインのプロなのだろうけれど”花”には拘ってはいないと思う。ツールとして花を使うということであって。もっと選考基準は広いような気がする。


でも花を敷き詰める人は、市民ボランティアだ。

ベルギーはどちらかというと市民色の強いイヴェントのような感じである。




これが、そんな世界中の花絵師というプロが作り出す2020東京大会の花絨毯のデザインである。


東京大会デザイン.jpg


これ、本当に花を敷き詰めることで実現できるのかな?(笑)
相当な難易度のような気がします。

さすがプロです。

これは最高に楽しみだ!


山手線の高輪ゲートウエイ駅も一度は行ってみたかったので、本当に楽しみです。


残念ながらコロナで開催延期。


このように正式に開催延期の通知が出ています。


92670821_129886978615323_7116935588871143424_o[1].jpg


でも世界中の花絵師のプロたちは、世界中がステイホームのなか、GW中にこのような作品を作ったのだそうです。


96366761_3618752611474422_6705351243717410816_o[1].jpg




United in the heart=想いに国境はない。のメッセージを添えて。


う~ん、このような花絨毯フェスティバルが世の中に存在していたとは、まったくつゆ知らず。願わくば、べつに来年でもいいから、東京で開催されることを切に願いたいです。






nice!(0)  コメント(0) 

Social Distancing [雑感]

紀伊国屋書店が、本日5/7から営業開始する、という。5月下旬までの緊急事態宣言の1か月延長があったにも関わらず。やはりそこには、きちんとした補償もなく、たださらに1か月自粛延長するのは、補償ゼロで無収入が続くだけでそのまま倒産してしまう危険性もあると判断したのだろう。(東京都からは、休業のための協力金が出るようですが。)


お気持ち察します。


でもこの本屋さん解禁と似たような感想を抱いたのは、美術館や博物館も解禁するという政府の意向の記事を読んだとき。


その一番の理由は、Social Distancing(社会的距離)や密の定義なのだろう。


Social Distancing-1.jpg


Social Distancing-3.jpg




政府のコメントで、通勤の満員電車はけっして密ではない、というコメントを読んで、腰を抜かすほど驚いたことがある。(笑)


彼らのそういうコメントの主旨は、人から人へのコロナ感染のもっともキーポイントなのは、飛沫だからということである。満員電車は、確かに人が密集しているけれど、電車内で喋っている人を除けば、みんな静かに沈黙しているから、そしてマスクをしているから、飛沫対策については、そんなに問題ないという。(いまや電車内で喋る行為も禁止ですね。)


そうかぁ、そういうことであれば、政府が容認しようとしている美術館や博物館も、閲覧は静かにおこなわれるから飛沫の心配はそんなにないのかもしれない。(あと、美術館や博物館は歴史的貴重な国家財産だからつぶしたくない、というのもあるでしょう。)


そうすると本屋さんもそうなんだと思ってしまう。
静かだよね。


じゃあ、なにが言いたいかというと、クラシックのコンサートもお客さんは静かに聴いているわけだから、飛沫や発汗の危険性は少ないわけで、そういう意味で、そんなに危険性がないのでは、と思うのだ。


いままでの政府の方針を基準に考えてみると・・・


えぇぇ、ボクが早くクラシックの生演奏に接したいのと、現在のオーケストラ楽団の危機的な経営状況をできるだけ早く救済したいという思いだけで話しています。


楽章間の咳き込みは、もちろん咳エチケットで禁止してもらう。
聴衆はマスクも着用。


そうすれば、そんなに危険性がないのでは?と思います。


歌ものは、ちょっと難しい点がありますね。
歌手の場合、どうしても難しいですね。

オペラはさらに難しい。歌手、役者さん通し、接して歌いながら演じますから。


でも普通のオーケストラ・コンサートであれば、そんなに危険視せずに早期再開してもよいような気がします。


たとえば、アイドルのコンサートなどのようなライブハウスで、ステージ奏者が声を張り上げて歌って、観客が全員歓声・絶叫を上げるなどの場合、これはやはり飛沫的にかなり危険がありますね。


そういう意味で、やはりこれは難しいような気がします。
集団免疫とワクチンができるまで待ちましょう、という感じでしょうか。


そういうことで、ボクはクラシック・コンサートは、じつは密条件、コロナ感染条件としては、そんなに厳しくなくても大丈夫なのではないか、と自分の心からの希望だけで、宣言したいだけです。(笑)


3密条件は、人との会話、人の密集しているところ、換気が悪いところ、なので、単に飛沫、発汗の問題だけではないのかもしれませんが、ふと感染症学素人の自分が思ったことです。





nice!(0)  コメント(0) 

Uber Eatsとまいばすけっと [雑感]

自宅お籠りしてもう3~4週間は経過すると思うが、毎日の食事の食材を買いに外に出ることすら億劫になってきた。そんな中でSNSでみんながやっていることでちょっと気になることがあって、それがUber Eats。


uber-eats[1].jpg


00[1].jpg



人気のレストランの料理をそのままご自宅にお届けする、という宅配サービス。飲食店と配送業者がビジネス提携して、カスタマーのみなさんに、そのお店の料理をご自宅に宅配するというサービスである。


Uber Eatsのサイトにアカウントを作成して、住所、クレジットカード登録するだけなので、なにもせず、そのままウチにいるだけで、お好きな外食が宅配されてくる、という仕組みである。


提携している飲食店はサイトに登録されている範囲内ということになるが、クレジットカード決済なので、いちいち現金を降ろすために外出しなくてよい。あと、宅配するには、やはりそのお店とユーザ宅までの距離の問題もあるから、どうしてもエリアが設定されますね。自宅住所の近辺のある範囲内に限定される。


サイトには、そのお店の人気料理メニューの写真が、HPいっぱいに並んでいる。


まるで音楽配信サイトだ。(笑)

そのサイトから料理を購入する訳だ。
これもものの見事なEC(E-Commerce)ですね。(笑)


90433691_2575441696109203_8227028023199662080_o[3].jpg


自分はまだ実際注文したことはないけれど、自分の住所の神奈川県内エリアに設定すると、候補のお店の料理写真アイコンがいっぱい並んでいる。


ちょっとサクッと眺めてみたのだけれど、Uber Eats 高い!(笑)料理単品の代金、サービス料、配送料諸々入れると、結構かなりな金額に・・・。あと登録されているのが、どうしてもチェーン店に偏ってしまうのは仕方がないか。ボクの住所近辺の話ですけど。


まぁ、まだサービスが始まったばかりだから、サイトへの登録店も少ないし、仕方がないでしょう。コロナで外出自粛がこれからずっと続くとなると、外に出たくない、出れない、でも買い物には出ないといけないというようなニーズには最高のサービスになるでしょう。


まさにコロナ特需のビジネスになるかもしれません。


毎日食べるごはんメニューがワンパターンで飽き飽きしていたところなので、外食宅配って結構新鮮かも? ボクのような1人暮らしには最適かも?コロナ収束後であってもそのまま存在し続けてもいいですよね。


楽ちんです。


Uber Eats自体は、もう3周年になるそうで、いままさにその需要が爆発するときかもしれません。登録店がどんどん増えて。。。飲食店も生き残っていくには、テイクアウトに手を伸ばすのはもちろんのこと、こういう宅配サービスでも活路を見出して、なんとか終息まで生きながらえるという感じでしょうか。




自分は食事関係の調達はそんなに苦労しない立地に住んでいる。
自分が住んでいるのは、完全に住宅地のど真ん中。


都市型スーパーマーケットやイトーヨーカドーのような大型店舗は街中まで行かないといけない。でも住宅街の中に、なぜかポツンと1軒だけ、生鮮食品スーパーマーケットが存在するのだ。


お店が儲かるかどうかって、結構立地条件って重要だと思うんですよね。競争力の激しいお店がたくさん並んでいるところに、お店を出しても、お客さん食われちゃう。でもこんな住宅街のど真ん中にポツンと1軒だけある、というのは、その周辺の住民たちが必ず買いに来るという固定客層をがっちりと掴めますよね。近いと絶対便利です。


自分のウチのすぐ目の前、歩いて30秒もかからないところに、そういうスーパーがあるのだ。


だから食材の調達に困ったことがない。

それがこのスーパーマーケット、”まいばすけっと”


1hO9JIzjwMqOyPO1588759375[1].jpg


この住宅街のど真ん中に立地させるって頭いいな~といつも思ってました。この地に引っ越してきた当時、”まいばすけっと”という名前のスーパーは、なんだそれ?という感じで珍しかった。


一見コンビニっぽいんだけれど、でも、セブンイレブンやファミリーマートのようなコンビニとはちょっと違うんですよね。コンビニのようなインスタントなものだけでなく、ちゃんとした生鮮食品も売っているスーパーなのだ。それでいて、もちろんコンビニに置いてあるの生活必需品やインスタントも売っている。


超便利なのだ。


ボクは、今日はウマいもんを食うぞー、と外食するとき以外は、ほとんど毎日、この”まいばすけっと”で食材を調達してる。会社帰りに寄って、そのまま家に帰るという順路である。


夜中に、あ~あれ飲みたい、とか急な食欲が沸いたときでも、ウチの目の前だからすぐに歩いて行ける。コロナ禍のこのご時世には、すごい恵まれている環境なのかもしれない。


ボクは、1週間分の買い物、買いだめというのが苦手である。
毎日買い物にいく。


なぜかというと、食品を1週間分買いだめして、家の冷蔵庫に保管しておく、あるいはインスタント食品でも保管しておくということができないのだ。家の中で食欲の欲望の赴くまま、食べたいと思ったときに、全部食べちゃい、あっという間にストックがなくなってしまうからだ。


なんか猫のような感じですね。(笑)


こういう習性は、血糖コントロールにとってかなりよくない。
この病気は夜食とか、間食とか絶対しちゃいけないのだ。


だから毎日食べる分だけ、買ってくる。食べたら、家の中にはなにも残らないというのがベストなのだ。それには、自分のウチの目の前にスーパーがあるというのは、本当に助かっているというか、生きていくうえで最高の住宅立地条件だと思っている。


そんな、まさに、マイ・スーパーマーケットとも言える”まいばすけっと”について紹介しよう。


”まいばすけっと”は、イオングループが経営しているスーパーマーケットで、イオングループのまいばすけっと株式会社が関東地方で、またイオン北海道株式会社が北海道にて展開している都市型小型食品スーパーマーケットである。


2020年2月時点での関東地方での店舗数は846店、北海道での店舗数は37店である。

関東と北海道にしかないスーパーなんですね。


駐車場を備えた郊外型大型店舗と異なり、高齢化や人口の都心回帰に対応して、市街地の小型店舗で徒歩で買い物に行く層を開拓する狙いがあるのだそうだ。


どうりで。(笑)

自分がふだん思っていた通りだ。
やっぱりイオングループ頭いいよ。

そのものズバリでマーケット戦略大成功という感じです。


店内はこんな感じです。

かなり立派ですよ。


O7wIJOflwjZb9DB1588759489[1].jpg


oaYVPrOSVPvpxTj1588759577[1].jpg


毎日買っているバナナは、ボクのせいで今日は残り僅か。


Tm9cPyCciJNriz71588759513[1].jpg


レジはちゃんと飛沫対応してあります。(笑)ちなみにお店の入り口には、女性の店員の方が立っていて、手に消毒スプレーをかけてくれます。


uup5JlcuJM3SrVt1588759532[1].jpg


レジへ列が並ぶところもちゃんとSocial Distancing対応!


SDdtHqMUcOZeN9U1588759644[1].jpg


ドリンクもこんなにたくさん!


39iSU4LJB5rOHrQ1588759557[1].jpg


cEc8sQ22qP2theX1588759598[1].jpg


お肉類も。。ちょっとした自炊のための食材には全然困らないです。


FoxvRbeCFrAoOBV1588759664[1].jpg


ここがコンビニと違うところなんですよね。あくまで生鮮食品スーパーマーケットなんです。でもコンビニの生活必需品、インスタントも揃っているという。


唯一の欠点は、お魚が置いていないことでしょうか?
これはやっぱりちょっと無理だよね。



そんな訳で、Uber Eatsに頼ってしまうと、食べたい分だけ食べてしまう可能性があるので、せっかく自宅の目の前が、スーパーマーケットなんだから、毎日億劫がらずに買い物に行こう!


”まいばすけっと”万歳!!!


日記で自分の普段通っているスーパーマーケットをレポートする人なんておかしいよね。(笑)






nice!(0)  コメント(0) 

マーラー歌曲集 [ディスク・レビュー]

Mahler Festival 2020が、Mahler Festival Onlineに代替えになってしまうことで、モチベーションがぐっと下がってしまったことは仕方がないが、マーラーの歌曲については、どうしてもマーラー日記として書き残してしまったことなので、完遂したい。


あくまで自分の経験であるが、他の作曲家の歌曲と比べると、マーラー歌曲は、ややしっくり来ないというか自分のモノとして馴染むまで時間がかかった過去がある。


マーラーの歌曲としては


マーラー歌曲集.jpg



がある。


その原因は、このドイツ語原題のほうが、まず頭に入る訳だが、それと邦題とのマッチングがどうも苦手で、聴いていてどの歌曲が、どの原題、邦題なのかいまひとつピンと来ないというのがあった。


実際音楽を聴いてみて、その旋律を聴けば、すぐにわかるのだけれど、それが原題、邦題とすぐに一致しないという感じであろうか。


ずいぶん長い間、そういう状態でほったらかしにしていた感じである。


音楽の旋律として聴いている分には、本当に佳曲というか、素晴らしい曲ばかりなのである。あと、マーラー歌曲というのは、その旋律の引用など、マーラー交響曲と非常に関係が深く、実際の実演でも歌曲単体として演奏される、というより、必ず交響曲とペアで演奏されることのほうが多い。


マーラー歌曲は、いわゆるオーケストラ稿と室内楽稿と両方のバージョンがあり、今回のマーラーフェスト2020ではメインホールではオーケストラバックにソリスト独唱者が歌うオーケストラ稿(そしてそれは関連性の深い交響曲とペアで演奏される)と、リサイタルホールでピアノとソリスト独唱者が歌う室内楽稿と両方のコンサートが開かれる予定であった。


本当に貴重な体験だったのだけれど残念の一言。


今回、このマーラー歌曲ではずっと昔から愛聴しているPENTATONEの録音でそれぞれの曲を紹介していきたいと思う。




258[1].jpg

さすらう若者の歌、亡き子をしのぶ歌、リュッケルト歌曲集 
アリス・クート、マルク・アルブレヒト&オランダ・フィル




2017年に発売されたアルバムだが、そのときに購入してよく愛聴していたのだが、ラックのどこかに埋没してしまい見つからないので、もう一度購入したら、ジャケット違いが届いた。(笑)中身は同じようである。


DSC02559.JPG


レーベルの方で、ジャケット変更したのかな?もう断然メゾ・ソプラノのアリス・クートのジャケットのほうが断然いいと思うのだが。


このアルバムは、マーラー歌曲のアルバムとしては最高の部類に入る大のお気に入りのアルバムなのである。録音が素晴らしいのと、メゾ・ソプラノ アリス・クートの澄み切った高音域の声、そしてさすらう若者の歌、亡き子をしのぶ歌、リュッケルト歌曲集というマーラー歌曲でもっとも取り上げられ歌われる頻度が高い有名曲が入っているのがお気に入りの理由である。


オーケストラ版で、指揮にマルク・アルブレヒト、管弦楽にオランダ・フィルハーモニー管弦楽団である。マーラー歌曲としてなら、ぜひこのアルバムを推薦したい。


非常にクオリティの高い完成度のアルバムである。


指揮のマーク・アルブレヒトはPENTATONEと契約しているレーベルお抱えの指揮者で、オランダフィルと数々の名録音を残してきている。ワーグナーとR. シュトラウスの解釈および現代音楽への傾倒で高く評価されている指揮者であるが、キャリア初期の頃は、ウィーンのグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団でクラウディオ・アバドのアシスタントに指名されたこともあり、マーラーを得意としている。PENTATONEへの録音でも、このオランダフィルとマーラー録音を数枚残している。


自分は、このアルバムを聴いて、とにかく感動したのが、イギリスのメゾ・ソプラノであるアリス・クートの歌唱力である。本当に澄み切った高音域という感じで、しかもメッゾらしい定位感、安定感があって、太く柔らかな低音がその声質の根底にあるので、その高音域の輝きがさらに映えるというすばらしい抜群の声質の持ち主なのである。


とにかく彼女の歌唱力には驚きます。

見事にマーラー歌曲を歌いきっている。
このアルバムで彼女の果たしている役割は大きいと思う。


アリス・クートは、1968年にリヴァプール郊外のフロッドシャムに生まれたイギリスのメゾ・ソプラノ。ロンドンのギルドホール音楽演劇学校とマンチェスターで学んだのち、ナショナル・オペラ・スタジオで研鑽を積んで注目されるようになり、イギリスのほか、メトロポリタン歌劇場やサンフランシスコ歌劇場、バイエルン国立歌劇場などでも活躍中。これまでにブリギッテ・ファスベンダー賞、キャスリーン・フェリアー賞などを受賞、リートとオペラの両分野に才能を発揮している。(HMV掲載情報)




「さすらう若者の歌」は、マーラーの歌曲集のうち、統一テーマによって作曲された最初の連作歌曲集である。低声とピアノ(もしくはオーケストラ)伴奏のために作曲されている。マーラー自身の悲恋に触発されて作曲されたものと信じられている。


マーラー歌曲の最も有名な作品の一つである。


聴いてみるとすぐに分かる。あっこれは交響曲第1番「巨人」第1楽章で使われている旋律だ、とういうことが。(笑)マーラー自身の作詞によるが、マーラーお気に入りのドイツ民謡集「子供の魔法の角笛」に影響されていると言われている。この歌詞を書いた若きマーラーは報われない片思いの女性歌手に夢中になったのだ。




「リュッケルト歌曲集」は、マーラーが1901年から翌1902年にかけて完成させた連作歌曲集の呼称。これはマーラーの作品の中でも最も素直な幸福感にあふれている歌曲集と言われている。ちょうどアルマと婚約・結婚した頃なので、全てにその幸福感が満ち溢れているのだ。




「亡き子をしのぶ歌」は、グスタフ・マーラーが作曲した声楽とオーケストラのための連作歌曲である。妻のアルマから縁起でもない曲を書かないで、と怒られたのだが、この歌曲集の痛ましさは彼がこの曲集を書いた4年後に、マーラーがまさに娘マリアを猩紅熱によって4歳で失ったという事実によって増大させられるのだ。


この3つの歌曲集をアリス・クートがものの見事に歌い上げる、このアルバムは本当に感動します。ぜひ聴いてみてほしい。




そしてマーラー歌曲の中でも自分が最も大好きなのが、「大地の歌」。


大地の歌は、もう歌曲というジャンルでは括れない交響曲と言ってもいいくらいの大規模な曲である。初演は、マーラーの死後であり、愛弟子であるブルーノ・ワルターによっておこなわれている。


「大地の歌」というメインタイトルに続き、副題として「テノールとアルト(またはバリトン)とオーケストラのための交響曲」とあり、通常マーラーが9番目に作曲した交響曲として位置づけられるが、連作歌曲としての性格も併せ持っており、ピアノとソリストのための室内楽版も存在するため、「交響曲」と「連作歌曲」とを融合させた作品と考えられる。


大地の歌は第6楽章から成り、メゾ・ソプラノとテノール(あるいはバリトン)が交互に楽章を分担して歌っていくため、自分は、この大地の歌を聴くと、本当にもう単なる歌曲としてだけは括れない交響曲に匹敵するスケール感の大きさがあって、「交響曲と歌曲の融合作品」と言える、のは合点がいくところなのである。


本当聴いていると荘厳な感じで、最終楽章のメゾ・ソプラノの消え去っていくような終止を聴いていると、いままでの壮大な6楽章の物語がここに終わる、という感じで鳥肌が立ってくるのである。それだけ聴いたという充実感、満足感が素晴らしすぎる。


また、この大地の歌にはこんな逸話が残っている。
いわゆる「第九」のジンクス、「第九」の呪い、である。


「大地の歌」は、交響曲第8番に次いで完成され、本来ならば「第9番」という番号が付けられるべきものだった。しかし、ベートーヴェンが交響曲第10番 (ベートーヴェン)を未完成に終わらせ、またブルックナーが10曲の交響曲を完成させたものの、11番目にあたる第9交響曲が未完成のうちに死去したことを意識したマーラーは、この曲に番号を与えず、単に「大地の歌」とした。その後に作曲したのが純然たる器楽作品であったため、
これを交響曲第9番とした。マーラーは続いて交響曲第10番に着手したのだが、未完に終わり、結局「第九」のジンクスは成立してしまった、という通説。


マーラーが歌詞に採用したのは、ハンス・ベートゲ編訳による詩集「中国の笛-中国の叙情詩による模倣作」である。



この大地の歌でお勧めな録音が、さきほど紹介したアリス・クート独唱で、マーク・アルブレヒト指揮オランダフィルという全く同じコンビでPENTATONEに録音している「大地の歌」である。



193[1].jpg
大地の歌 
M.アルブレヒト&オランダ・フィル
クート、B.フリッツ




さきほど絶賛したメゾ・ソプラノのアリス・クートは、「大地の歌」を得意としていたジャネット・ベイカー、ブリギッテ・ファスベンダーの教えも受けていて、この録音をする前に、すでに実演では「大地の歌」を何度も歌っていたんだそうですね。


この録音自体は、PENTATONEの初期の頃の録音で、2012年の録音。
なんとヤクルトホールでの録音なんですね。

ヤクルトホールは、いまや幻のホール。
初期のPENTATONEの録音ではオランダフィルのフランチャイズとしていたホールでした。


m_1854788466_245B15D[1].jpg



以前調査したときは、アムステルダム市内にある「バース・ファン・ベルラーヘ(Beurs van Berlage)」という施設内に「ヤクルトホール」という小ホールがあるようで、そこではないか、という確信が得られていた。旧証券取引所で、アムステルダム中央駅から徒歩10分弱くらい。


このホールはアムステルダムの中心部ダム広場に近く 地元ではBEURS(バース)と呼ばれる歴史的建造物・旧証券取引場の中にある。BEURS自体は 非常に大きな建物で その中のおそらくかつての宴会場だったと思われる大きな広間がコンサート・ホールに改装され、ヤクルト・ホールと名付けられているのだ。


天井が非常に高い直方体、まさにシューボックスという空間で席は1F平土間だけで バルコニー席は無く 全部で1000席ぐらい。コンセルトヘボウの伝統を受け継いでステージは高い。オランダ・フィルは、ここを本拠地としており、リハーサルと演奏会両方で使っているとのことだった。


今回のマーラーフェスト2020でアムステルダムに行ったときに、ぜひこのヤクルトホールを演奏会かなにかで訪問したかったのだが、調査してもらったところ、普通のプレゼンテーション会場としての機能しかなく、もうコンサートホールとしての機能はないとのことであった。


うぅぅ~残念!


このヤクルトホールでの録音の大地の歌。素晴らしい録音です。初期のPENTATONEの録音らしい、ちょっといじっている感の多いテイストだけど、聴いていてオーディオマニア的には最高の録音。なんか懐かしい感じがしました。


メゾ・ソプラノのアリス・クートと、テノールのブルクハルト・フリッツの掛け合いの熱唱が素晴らしい。ブルクハルト・フリッツは、なんかあのワーグナー歌手のロバート・ディーン・スミスになんか声質が似ています。


典型的な二枚目スターの声ですね。



「大地の歌」の映像作品として、忘れらないのが、マーラー没後100周年記念コンサートとしてベルリンフィルハーモニーで演奏された「大地の歌」


アバド&ベルリンフィル、そしてメゾ・ソプラノにアンネ・ゾフィー・フォン・オッター、テノールにヨナス・カウフマン。もう最高の布陣ですね。自分がマーラーに熱く嵌まり込んでいた2011年の旬の時に体験した演奏です。


いまでもベルリンフィルのDCHで鑑賞可能です。



オッター1JPG(歌曲).jpg


オッター2JPG(歌曲).jpg


オッター3JPG.jpg


カウフマン1 JPG(歌曲).jpg


カウフマン2 JPG.jpg


オッター、カウフマン、アバド、カーテンコールJPG.jpg







nice!(0)  コメント(0) 

Mahler Festival 2020 Online の真相 [海外音楽鑑賞旅行]

突如としてその計画が発表されたMahler Festival 2020 Online。
その詳細な情報が、公式HPと自分のところにメールで送られてきた。


ONLINE LOGO.jpg


事の真相はこのようであった。




レター1.jpg


レター2.jpg


コンセルトヘボウとConcertgebouworkest(コンセルトヘボウ・オーケストラ)は、マーラーフェスト2020の代替え的な実現手段としてMahler Festival Onlineを、従来の音楽祭の日程通りの5/8~5/17にお贈りする。


SNSメディア(Facebook)や我々の公式HP、そしてAVROTROSやNPO2他のオランダの放送の一部を通して、25本以上のストリーミングが配信される予定である。


マーラーの交響曲は、マリス・ヤンソンスやベルナルド・ハイテンクが指揮した最近収録された演奏コンテンツからセレクトされることになるだろう。


バリトンのトーマス・オリマンスやアルマ弦楽四重奏団が、コンセルトヘボウの無観客セッションの特別エディションで新しいプログラムを作り上げてくれている。


そしてマーラー・ユニヴァース~マーラーの世界を描き上げたドキュメンタリーや、ジェシー・ノーマンやヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(オランダの指揮者、ヴァイオリニスト)そしてマーラーの孫娘、マリナ・マーラーのインタビューなどもそのストリーミングの中で見られるようになるであろう。


いままさに、コンセルトヘボウは、その来るべきマーラーフェスティバルの計画作りについて、超多忙なのである。


オリジナルのマーラーフェスト2020では6楽団のオーケストラの競演を予定していたが、今回のオンライン配信では、Concertgebouworkest(コンセルトヘボウ・オーケストラ)によって制作されるRCOの演奏のみの提供となる。マーラーの交響曲全曲と大地の歌。


●ドキュメンタリー:マーラー・ユニヴァースについて。


RCOは、ドキュメンタリー・フィルム制作会社のMediaLaneに委託して、マーラーの交響曲全曲と大地の歌の合計10本のドキュメンタリーをお贈りすることになるであろう。


またAnna Stoll Knecht, Roderick Williams, Lahav ShaniやThomas Hampsonなどの音楽家の方たちも自分の考えをそのドキュメンタリーの中で表現している。作曲家グスタフ・マーラーの好奇心溢れる生涯についても、マーラーの孫娘のマリナ・マーラーによって語られている。ジェシー・ノーマンのインタビューについては、このインタビューを行ったのは、去年の夏で、その数週間後に彼女はこの世を去った。インスパイヤーされるように、ノーマンはマーラー音楽に影響を受けてきたし、彼女のコンセルトヘボウでのパフォーマンスにもマーラー音楽は影響を及ぼしてきた、と言える。


●YouTubeやFacebookでのマーラーユニヴァース・ドキュメンタリー配信予定。


2020年5月8日~5月17日、8:00p.m. 毎日放映。


●コンセルトヘボウでの無観客セッション(Empty Concertgebouw Sessions)


Mahler Festival Onlineの一部として、無観客のコンセルトヘボウで演奏されたパフォーマンスの2本のストリーミングが流される予定である。バリトン、トーマス・オリマンスがグリム童話のヘンゼルとグレーテルとマーラー歌曲のさすらう若者の歌から選んできたマーラー歌曲を数曲披露する。アルマ弦楽四重奏団(Concertgebouworkestのメンバーで構成される)は、ピアニスト Nino Gvetadze と、マーラー交響曲第5番のアダージェットを演奏する。


13 May 12:30 p.m. Thomas Oliemans
15 May 12:30 p.m. Alma Quartet & Nino Gvetadze


ということだそうです。(笑)


キーワードは、”An Online Alternative to the Real Festival”です。いまクラシック界で世界中のトレンド用語ですね、OnlineとAlternativeの2語は。(笑)


ということで、前回の日記で、RCOを使ってSocial Distancingに対応したオーケストラ配置で無観客ライブストリーミング配信するという私の推測はガセネタということになります。(笑)


大変失礼いたしました。


この文章の中には、じゃあコロナが収束するときを見計らって、延期することでコンサートホールで集客をしてオーケストラを使っての本物の実演をする、というニュアンスの情報は一切書かれておりません。


もう本物のフェストは諦めて、オンライン配信でお終い、という意味にも取れますね。


コロナ収束が長期間に渡る覚悟で、実現が難しいと判断して、OnlineのAlternative Solutionを提示したということなのかもしれません。


あるいは、本物のフェストの日程を、まずは代替のオンライン配信で世界中にプレゼントしたい、という意思表示なのかもしれません。


オンライン配信のよさは、チケットを購入した人だけではなく、世界中のみなさんが楽しめる、と彼らは主張しています。


この線が濃厚だと思いますが、本物のフェストを完全に諦めたとも言えない微妙な立ち位置です。それは、購入したチケットのdonationなのかre-fundなのか、を求めるメールはいっさい来ていないからです。


彼らは、”Save Your Ticket,Enjoy Later!”と前回我々にそう言っています。
だから本物のフェストを将来計画する可能性も捨てきれないのです。


う~ん、さっさと決めろよ!と言いたい。(笑)いつまでも心の緊張を続ける、そのときのためにお金を貯め続ける努力を毎日し続けないといけないのか、ここはさっさと決めてほしいところなのです。



Mahler Festival Online 2020 の公式タイムスケジュール


schedule.jpg





 


nice!(0)  コメント(0) 

ライプツィヒ・マーラーフェスティバル 2021 [海外音楽鑑賞旅行]

マーラーフェスティバルというのは、世界中でマーラーに所縁のある国、土地などで開催されているので、なにもアムステルダムだけではないのだ。マーラーフェストとしては、アムステルダムが1番歴史が深いが、その他の都市として、ライプツィヒやニューヨークなどでも開催されている。


マーラーフェストとしては、やはり毎年開催するものではなく、何年に1回というレアな音楽祭のようだ。


ライプツィヒで開催されるマーラーフェスティバルも、じつは本家アムステルダムに負けず劣らずスゴイキャストでマーラーの交響曲全曲が演奏されるのだ。


ライプツィヒで最初にマーラーフェスティバルが開催されたのは、9年前の2011年。
マーラー没後100周年記念の行事の一環として、マーラー音楽祭が設立された。
そして来年の2021年に2回目のマーラーフェスティバルが開催される。


ライプツィヒ・マーラーフェスティバル2021



比較的新しいマーラー音楽祭なのである。


ライプツィヒはグスタフ・マーラー所縁の街のひとつ。1886年の夏、28歳のマーラーはライプツィヒ市立劇場(歌劇場)の副楽長に就任。首席楽長が病気で休養したことで、1888年夏までの2シーズンの間に200以上の公演を指揮、その名を欧州楽壇に知らしめた。この成功がブダペスト王立歌劇場の音楽監督のポストを呼び、指揮者としての活躍が本格化。


また、交響曲作家としての地歩を固めたのもライプツィヒだった。劇場のオーケストラ・ピットに入っていたのはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。彼らもまたウィーン・フィルなどと同様、マーラー直伝の伝統を持っている。


2011年、マーラー没後100年に、本拠地ゲヴァントハウスで開催された「ライプツィヒ国際マーラー音楽祭」。この音楽祭は、作曲家の命日を含む5月17~29日に開催され、ゲヴァントハウス管がホストとなって世界の名門オーケストラと指揮者を招き、日替わりでマーラーの全交響曲を分担して演奏するという豪華な企画。


ゲヴァントハウス管は、リッカルド・シャイーの下、開幕コンサートで交響曲第2番「復活」を、そして閉幕コンサートでこの第8番「千人の交響曲」を演奏した。交響曲第8番は、指揮者でもあったマーラーが自身で初演した最後の作品でもあった。


ドイツ東部、ザクセン州のライプツィヒに拠点を置く「ゲヴァントハウス管弦楽団」は、1743年に民間の手によって創設された世界最古の民間管弦楽団である。カペルマイスターには、フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディをはじめ、アルトゥール・ニキッチやクルト・マズア、そしてリッカルド・シャイーなど、錚々たる人物が名を連ねている。


第21代となる現在のカペルマイスターは、ラトビア出身のマエストロ、アンドリス・ネルソンス氏。世界的に有名な客演指揮者とソリストが、年間約70におよぶ主要コンサートに出演をし、「ゲヴァントハウス」「ライプツィヒオペラ」「トーマス教会」の3つの会場で演奏を行う他、毎年7月から8月にかけてバイロイト祝祭劇場で開催されている「バイロイト音楽祭」にも同楽団から多数出演している。


ゲヴァントハウス管弦楽団は、マーラーの没後100周年にあたる2011年に最初の「マーラーフェスティバル・ライプツィヒ」を開催したが、その第2回目が2021年の5月13日から24日まで開催される。


会期中は、同国の「ベルリンフィル」や「バイエルン放送交響楽団」をはじめ、「ロンドン交響楽団」や「ウィーンフィル」、さらには「グスタフ・マーラー ユーゲントオーケストラ」「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」など、世界トップレベルのマーラーオーケストラがライプツィヒに集い、作曲家マーラーの交響曲全曲を演奏する。


この2021年はマーラー没後110年にあたると同時に、世界的なオーケストラの演奏によりマーラーの全交響曲とオーケストラ作品が聴ける類まれな音楽祭である。




なんか、アムステルダムのマーラーフェストに負けず劣らずというか、ひょっとしてこっちのほうがスゴイ?(笑)


ライプツィヒのケブァントハウスの大ホールでおこなわれる。


下の写真は、ボクが2014年にライプツィヒ・バッハフェスティバルを訪問した時に撮影したライプツィヒのケブァントハウスの大ホールの写真。非常に音の濃いじつに素晴らしい音響であった。


m_036-5ad7a[1].jpg


m_044-a2907[1].jpg


m_013-fa812[1].jpg


m_023-5341b[1].jpg



第2回目の2021年のライプツィヒ・マーラーフェスティバルの日程。


ライプツィヒ・マーラーフェスティバル2021日程表.jpg




これ見るとすごくねぇ?(笑)
あきらかにアムステルダムの本家本元よりすごいキャストだ。


なにが違うかと言うと、アムステルダムは、基本はRCO/BPO/VPOにそれぞれ2曲づつ担当させているのに対し、ライプツィヒのほうは、各々の楽団に1曲づつ担当させ、その代わり、たくさんの楽団を呼んでバリエーションを豊かにしていること。


ただし例外として、本拠地のアンドリス・ネルソンズ&ケブァントハウス管弦楽団は、2曲担当、しかもそれを複数回演奏することだ。(2番「復活」は2回、8番「千人の交響曲」は、なんと3回!)


前回の2011年の時も、指揮者はリッカルド・シャイーだったが、ケヴァントハウス管弦楽団は、開幕コンサートで交響曲第2番「復活」を、そして閉幕コンサートでこの第8番「千人の交響曲」を演奏した。


今回もそれに倣ったという感じだろう。


交響曲第8番は、指揮者でもあったマーラーが自身で初演した最後の作品。その演奏規模の巨大さから、初演時の興行主によって「千人の交響曲」と名付けられた。マーラー第8番は、このライプツィヒにとって、もっと所縁のある曲。だから3回も演奏するのだな。


ラトル&ロンドン響がラトル得意のマーラー6番。

ヤクブ・フルシャ&バイエルン放送響のマーラー3番。

ゲルギエフ&ミュンヘンフィルのマーラー4番と大地の歌。
しかもメッゾにエレザーベト・クールマン、バリトンにアンドレアス・シャガー。


本当にすごいキャストだ。


そしてアントニオ・パッパーノ&シュターツカペレ・ドレスデンのマーラー7番。


RCO/BPO/VPO以外に、すごいバリエーション豊かなキャストだ。
恐れ入った。


もしアムステルダムのマーラーフェストが中止になった場合、自分はこのライプツィヒのマーラーフェストをどのような気分で外から俯瞰していただろう。


きっと心中穏やかでいられる訳でもなく、耐え難い屈辱に感じていたかもしれない。(笑)アムステルダムがオンラインで開催してくれることになったのは、せめての救いだろう。


問題は、2021年もCOVID-19が収束している状態にあるかどうか、だ。


1年じゃ無理。2~3年はかかるという専門家の予想なので、そうするとこのライプツィヒのマーラーフェストもきっと開催されるか、中止・延期するかで悩まされるだろう。


あるいはアムステルダムのように、Social Distancingを施した形で、無観客ライブストリーミング配信になるのかどうか。


ニューヨークでもマーラーフェスティバルは開催される。マーラーは人生晩年、ニューヨーク・フィルの音楽監督に就任して、ニューヨークで音楽活動を行っていた。そして、あのマーラー音楽の使途であったレナード・バーンスタインもニューヨーク・フィルの音楽監督であった。


ニューヨークもマーラーにとって、所縁の深い街なのだ。


いまニューヨークでは、「マーラー・デジタル・フェスティバル」というのが開催されている。


36bee0b75bf0c4a3a0294a1094d7a297-860x516[1].jpg



ニューヨーク:マーラー・デジタル・フェスティバル



ニューヨークフィルのマーラー演奏のアーカイブをオンライン・ストリーミングで配信するという試みだ。

ニューヨークは、まさにCOVID-19で苦しんでいる世界一の都市だ。


いずれにせよ、ライプツィヒのマーラーフェストには直接行く予定はないので、高見の見物とさせてもらうことにしよう。ストリーミング配信してくれたら、最高だ。


自分としては、目下のところ、アムステルダムのマーラーフェスティバル・オンラインのほうに集中することはいうまでもない。









nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。