Mahler Festival 2020 Online の真相 [海外音楽鑑賞旅行]
突如としてその計画が発表されたMahler Festival 2020 Online。
その詳細な情報が、公式HPと自分のところにメールで送られてきた。
その詳細な情報が、公式HPと自分のところにメールで送られてきた。
事の真相はこのようであった。
Mahler Festival 2020 Online
https://www.concertgebouworkest.nl/en/mahler-festival-2020-online?fbclid=IwAR1iB42lq4C8kGhdZHu-5uflT5bi9Y0rpmMu8YJ0uXU0B7AX1PVg7GuFWFk
https://www.concertgebouworkest.nl/en/mahler-festival-2020-online?fbclid=IwAR1iB42lq4C8kGhdZHu-5uflT5bi9Y0rpmMu8YJ0uXU0B7AX1PVg7GuFWFk
コンセルトヘボウとConcertgebouworkest(コンセルトヘボウ・オーケストラ)は、マーラーフェスト2020の代替え的な実現手段としてMahler Festival Onlineを、従来の音楽祭の日程通りの5/8~5/17にお贈りする。
SNSメディア(Facebook)や我々の公式HP、そしてAVROTROSやNPO2他のオランダの放送の一部を通して、25本以上のストリーミングが配信される予定である。
マーラーの交響曲は、マリス・ヤンソンスやベルナルド・ハイテンクが指揮した最近収録された演奏コンテンツからセレクトされることになるだろう。
バリトンのトーマス・オリマンスやアルマ弦楽四重奏団が、コンセルトヘボウの無観客セッションの特別エディションで新しいプログラムを作り上げてくれている。
そしてマーラー・ユニヴァース~マーラーの世界を描き上げたドキュメンタリーや、ジェシー・ノーマンやヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(オランダの指揮者、ヴァイオリニスト)そしてマーラーの孫娘、マリナ・マーラーのインタビューなどもそのストリーミングの中で見られるようになるであろう。
いままさに、コンセルトヘボウは、その来るべきマーラーフェスティバルの計画作りについて、超多忙なのである。
オリジナルのマーラーフェスト2020では6楽団のオーケストラの競演を予定していたが、今回のオンライン配信では、Concertgebouworkest(コンセルトヘボウ・オーケストラ)によって制作されるRCOの演奏のみの提供となる。マーラーの交響曲全曲と大地の歌。
●ドキュメンタリー:マーラー・ユニヴァースについて。
RCOは、ドキュメンタリー・フィルム制作会社のMediaLaneに委託して、マーラーの交響曲全曲と大地の歌の合計10本のドキュメンタリーをお贈りすることになるであろう。
またAnna Stoll Knecht, Roderick Williams, Lahav ShaniやThomas Hampsonなどの音楽家の方たちも自分の考えをそのドキュメンタリーの中で表現している。作曲家グスタフ・マーラーの好奇心溢れる生涯についても、マーラーの孫娘のマリナ・マーラーによって語られている。ジェシー・ノーマンのインタビューについては、このインタビューを行ったのは、去年の夏で、その数週間後に彼女はこの世を去った。インスパイヤーされるように、ノーマンはマーラー音楽に影響を受けてきたし、彼女のコンセルトヘボウでのパフォーマンスにもマーラー音楽は影響を及ぼしてきた、と言える。
●YouTubeやFacebookでのマーラーユニヴァース・ドキュメンタリー配信予定。
2020年5月8日~5月17日、8:00p.m. 毎日放映。
●コンセルトヘボウでの無観客セッション(Empty Concertgebouw Sessions)
Mahler Festival Onlineの一部として、無観客のコンセルトヘボウで演奏されたパフォーマンスの2本のストリーミングが流される予定である。バリトン、トーマス・オリマンスがグリム童話のヘンゼルとグレーテルとマーラー歌曲のさすらう若者の歌から選んできたマーラー歌曲を数曲披露する。アルマ弦楽四重奏団(Concertgebouworkestのメンバーで構成される)は、ピアニスト Nino Gvetadze と、マーラー交響曲第5番のアダージェットを演奏する。
13 May 12:30 p.m. Thomas Oliemans
15 May 12:30 p.m. Alma Quartet & Nino Gvetadze
15 May 12:30 p.m. Alma Quartet & Nino Gvetadze
ということだそうです。(笑)
キーワードは、”An Online Alternative to the Real Festival”です。いまクラシック界で世界中のトレンド用語ですね、OnlineとAlternativeの2語は。(笑)
ということで、前回の日記で、RCOを使ってSocial Distancingに対応したオーケストラ配置で無観客ライブストリーミング配信するという私の推測はガセネタということになります。(笑)
大変失礼いたしました。
この文章の中には、じゃあコロナが収束するときを見計らって、延期することでコンサートホールで集客をしてオーケストラを使っての本物の実演をする、というニュアンスの情報は一切書かれておりません。
もう本物のフェストは諦めて、オンライン配信でお終い、という意味にも取れますね。
コロナ収束が長期間に渡る覚悟で、実現が難しいと判断して、OnlineのAlternative Solutionを提示したということなのかもしれません。
あるいは、本物のフェストの日程を、まずは代替のオンライン配信で世界中にプレゼントしたい、という意思表示なのかもしれません。
オンライン配信のよさは、チケットを購入した人だけではなく、世界中のみなさんが楽しめる、と彼らは主張しています。
この線が濃厚だと思いますが、本物のフェストを完全に諦めたとも言えない微妙な立ち位置です。それは、購入したチケットのdonationなのかre-fundなのか、を求めるメールはいっさい来ていないからです。
彼らは、”Save Your Ticket,Enjoy Later!”と前回我々にそう言っています。
だから本物のフェストを将来計画する可能性も捨てきれないのです。
だから本物のフェストを将来計画する可能性も捨てきれないのです。
う~ん、さっさと決めろよ!と言いたい。(笑)いつまでも心の緊張を続ける、そのときのためにお金を貯め続ける努力を毎日し続けないといけないのか、ここはさっさと決めてほしいところなのです。
Mahler Festival Online 2020 の公式タイムスケジュール