SSブログ

最終楽章 アムステルダム散策 [海外音楽鑑賞旅行]

いよいよ旅行日記も最終楽章、アムステルダムへ滞在です。

早朝にベルリンからアムステルダムに移動します。ここからは久しぶりのKLM。今回の旅程は行きはAFで帰りはKLMと合弁会社で利用して割引を狙いました。懐かしいKLM。このブルーで統一されたカラーリング。なんとも言えない懐かしいなぁ~という感じです。

スキポール空港に到着してArrivalを出てMeeting Pointへ出る。わぁぁぁ~懐かしい風景!15年前と全く面影が変わっていない!もちろん細かい店舗の入れ替わりとかはあるんでしょうけど、視界に入ってくる風景は、まさに15年前にトリップした感じ。懐かしいなぁ~!としみじみ。

15年の歳月は、スキポール、いやアムステルダムが英語表記であることも忘れていました。あっそういえば英語表記だったんだ~という感じです。あまりに懐かしいのでそのMeeting Pointでしばし歩きまわる。写真を撮るのを忘れてしまったのが無念。

人間の記憶力って不思議で、すっかり忘れて忘却の彼方なのに、その場面に再会すると、みるみるうちに記憶が鮮明に蘇るものなのです。 本当にこのスキポール空港、アムステルダムにはいろいろな思い出が詰まっている。郷愁の念もそこそこに車(この車に遭遇する、というか捜すのがじつはすごい大変だったのですが(笑))に乗り込んでホテルへ。

そこでその車の運転手にホテルの住所と地図を見せて出発。その向かっている途中に車の運転手と簡単な世間話をしているときに気づいたのがアムスの人は英語がうまい!発音が滑らかでネイティブらしい感じなのです。これはホテルのフロントの黒人のおねえさんもそうでしたが、とにかく抜群に英語がうまい!アムスの人達全般に言えることなのかもしれませんが英語能力が凄い高いと感じました。これは本当に楽でした。

道路標識なども英語表記だし。いままでの旅程からの感想を述べるとアムス>ベルリン>パリという感じです。ベルリンとパリの間のレベル差はかなり大きいと思いますが。(笑)

そしてホテルに到着。

アムステルダムのホテル:Hotel Atlas
060.JPG 
このホテルは素晴らしいですね!外観といい、内装といい、ヨーロッパのクラシックな趣を取り入れていて凄い雰囲気があります。外観は見ての通りとてもお洒落で雰囲気があって、内装は残念ながら写真を撮るのを忘れてしまいましたが、全体的にこげ茶の木造の造りでとてもシックな感じです。全部で23室しかない小さなホテルなんですが、なんか隠れた名家みたいな感じで素晴らしかったです。

私の情報発信基地の部屋
035.JPG

新しいホテルの部屋に到着する度に最初に緊張するのが、きちんとWiFiでインターネットがつながるかどうか。ポイントなのはWiFiのネットワークキー(セキュリティパスワード)。これはホテルから与えられるものなんですが、それが部屋のどこに書いてあるのか?を探すのが、いつも苦労します。なんか宝物さがしみたいな感じです。今回も悩みました。わからないので、フロントに聴いたら、電話の上に貼ってあると。確かにあった!(笑)

これで無事インターネットにつながって情報発信できて一件落着です。

あとこのホテル、とてもクラシックな造りなのですが、面白いと思ったのはエレベーター
043.JPG

なんと扉が手動なのです。フロントの黒人のおねえさんにエレベーターを使って部屋まで行ってください、と言われ、エレベーターのボタンを押して待っていたのですが、いつまで経っても扉があかない。しばらくたって試しに扉を引っ張ってみると開いた。(笑)なんと扉が、通常のドアの扉みたいに前後に開き閉めする手動なのです。なんか造りが心もとなくてエレベーターの中に閉じ込められるような感じがしました。

今回の旅行で1番失敗だったのは、散策の時間を稼ぐために早朝便にしたこと。それによって早起きするのはいいんですが、着いてから結局仮眠してしまうので、あまり意味がなかったんですよね。

今回の旅程で1番悔いが残るのが、このアムスでの1日。結局昼まで仮眠したので、時間がなくてトラムを使って市街に出ることはしなかった。アムスの市街に出て中央駅付近だとか、ダム広場だとかぜひ久しぶりに観たかった。アムスの街の景観は運河と煉瓦造りの建物との兼ね合いがなんとも美しい景観なのです。それを写真に撮影できなかったのは本当にいま悔いが残ります。やっぱりアムスだけでも3日は欲しいですね。

仮眠から起きてまずやろうと思ったのは今夜の会場であるアムステルダム・コンセルトヘボウの下見と、事前にもらっていたゴロー情報によるホテル付近の食事処や、コンセルトヘボウ終演後でもやっているレストランの場所の確認でした。

まずコンセルトヘボウですが、地図では縮尺が小さいので近くにあるように感じたのですが、実際歩いてみると結構な距離がありました。それでついに到着!コンセルトヘボウ。いや~懐かしい御姿。威厳がありますね。

アムステルダム・コンセルトヘボウ
041.JPG

つぎに食事処です。
まずはコンセルトヘボウの正面向かいの公園の地下にスーパーマーケットがあります。
055.JPG

中はふつうのスーパーマーケットです。そこでジュースやチーズ、フルーツ、パンを買い込みました。

そしてコンセルトヘボウのすぐ近くにあって終演後の夜中までやっている
レストランBARK。
053.JPG

まさに困った時にBARKということらしく、とても重宝されるレストランだそうです。

ホテルからまっすぐ歩いて行って、ゴッホ美術館のある交差点を右に曲がるとコンセルトヘボウがあるのですが、その曲がり角のところにも1F、2Fにカフェがありました。
056.JPG

結局16時頃でしたが、BARKが開いていなかったので、ここで早めの夕食を取りました。フィレステーキを頼みました。柔らかくて、ソースが甘い感じでとても美味しかったですね。
059.JPG

あとホテルからこの交差点に行く途中にあるパスタ屋さんも発見。食べませんでしたが次回チャレンジしてみたいですね。このように一通り食事処を確認できたので安堵。やっぱりパリでの失敗を繰り返す訳にはいきませんでしたので。(^_^;;)

つぎに市街に出る時間がなかったので、アムステルダムの市街の様子を写真に収めたかったので、ホテルの付近の風景の写真を撮影しました。やっぱりオランダの街の景観の特徴って煉瓦造りだと思います。あぁぁぁなんかすごくいい~!という感じでこれぞオランダだなぁ~と思います。

042.JPG

045.JPG

この写真撮ると、やっぱり市街に出て運河との絡みの美しい風景を撮りたかったとホントにホントに思います。でもそれを言うとオランダなら風車だろう、いまの季節ならキューケンホフのチューリップ畑だろう、という感じですが、それを言っちゃうとキリがありませんね。やっぱりオランダもじっくり日数をかけて観光したいですね。

さて、ホテルからまっすぐ歩いて交差点のところに美術館があります。市立近代美術館とゴッホ美術館です。

市立近代美術館  
046.JPG

ゴッホ美術館

047.JPG

このうちゴッホ美術館のほうで絵画鑑賞をしました。ゴッホの作品はもちろんですが、ゴッホ自身の手によって収集された相当数の浮世絵の展示も素晴らしいものがありました。

あとアムステルダムでもうひとつトピックスはそう!自転車の多さなんです。事前にゴローさんから自転車には気をつけろ!と言われていたのですが、それを身につまされて経験しました。すごい自転車に乗っている人が多いのです。道を歩いていたら、後ろから凄い至近距離で凄いスピードで自転車が駆け抜けていくのです!あやうく接触しそうになること2回です!

つぶやきでGRFさんからアドバイスを受けたのですが、車道と歩道の間に自転車用の道路というのが設けられているんですね。そこを凄いスピードで自転車がたくさん通るのです。その専用道路の存在を最初知らなかったので、その近傍をフラフラと歩いていた訳ですから危ない訳です。

こんな感じでたくさんの自転車が通ります。(コンセルトヘボウ前です)
001.JPG

そんな感じでとりあえずホテル付近ではありますがアムスの散策を楽しんだ後は、ホテルに戻ってスーパーマーケットで購入したジュース、パン、チーズ、フルーツを食べながら公演までの時間を過ごしたのでした。

そしてコンセルトヘボウにてシャイー&ケヴァントハウスの素晴らしい超一流の演奏。本当にこの音楽鑑賞旅行の大トリにふさわしい素晴らしい公演で一生の思い出に残るものでした。

この後、お腹は空いていなかったのですが、やっぱりレストランBARKは経験しないといかんだろうということで、BARKへ。

店内 
039.JPG

そこで昼間、このメニューの中にFruits der merがあることを確認。直訳すると「海の果物」ということで要は海産物の盛り合わせです。このメニューはフランス語源の通り、もともとフランスがオリジナルということで、赴任時代よくパリやベルギーで食べていたのです。久しぶりにこれを食べたいと思っていて、でもパリのとき、海産物なので、たとえば生牡蠣など食あたりになると困るな~と思い遠慮していたのです。でも最後の夜ということでチャレンジしてみました。お腹が空いていないのでこれで十分です。

Fruits de mer
040.JPG

うっ!しょぼい......赴任時代に食べていたのは大皿や2段重ねなどに、もっと豪勢な盛り付けで、全然イメージが違います。かなりがっかりです。食べてもあまり美味しいとは思わず、食べ応えがあまりありませんでした。結局この1品だけでやめたんですが、いま思えばオランダ料理の魚介のリゾットとかも頼めばよかったと思います。

旅行前にいろいろなマイミクさんから日記へのコメントで、オランダ料理を堪能できるお店を紹介してもらってたりしていたのですが、ダム広場にあったりで実現できなくて残念です。オランダ料理で代表的なヒュッツポットという煮込み料理。
マッシュポテトとにんじんのすりつぶしたものを混ぜ合わせて加熱してあって、 そこに牛肉の煮込みと、ソーセージ、ピクルス、ベーコンがトッピングしているらしい.....う~ん食べてみたかった。

今度ぜひチャレンジします。

さて、そういうことでこれにて2012年の欧州音楽鑑賞旅行全日程終了です。最後の公演があまりに素晴らしかったので優秀の美だな~と感慨にふけってその夜を過ごしたのでした。今回は公演、散策両方において、かなり凹凸が大きかった旅行だと思いました。あと感じたのは、散策はやっぱりきちんと予習が必要かな、と。現地に行ったらどうにかなるさ、と思いましたが、どうにもなりませんでした。(笑)

まあ仕事が忙しかったので仕方がありませんね。1番の教訓は、突然の下痢の事故のためにズボンの予備は必ず持参すること!(笑)

翌日チェックアウトしてタクシーにてスキポールへ。十数時間のフライトで日本に帰国。成田に着くとそのまま会社に直行で就業。すごい強硬スケジュールです。やっぱり1週間~2週間くらいはひどい時差ボケに悩まされました。なかなか夢心地から覚めなくて仕事にも集中できなくて上の空でした。

ようやく最近ですかね。普段の仕事のサイクルが戻ってきた、と感じるのは.......  

ということで、みなさん、2011年のベルリン旅行、2012年の3ヶ国周遊、と長い間、旅行記の愛読を付き合ってくださってどうもありがとうございました。これで連載が終わってしまうか、と思うとなんかさみしい感じですが。

もちろん2013年に向けて現在いろいろ準備中です。ネタばれになりますが、とても贅沢な音楽旅行を考えております。(かかる費用が、過去2年間の旅費とは比べ物にならないほど高い!)楽しみにしていて下さい。

さて、これからは、国内のコンサートホールや印象深いコンサート、またブログデビューして2ヵ月あまりしか経過していない訳で、もっとみなさんに私のことを知ってもらえるようにいよいよ情報を公開して行くつもりです。楽しみにしていて下さい。それでは今後ともご愛読の程をよろしくお願いします。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。