海外音楽鑑賞旅行の準備の近況報告 [海外音楽鑑賞旅行]
写真は、手配が済んで自宅に郵送されてきたパリでのコンサートチケット。スイス・ロマンド管弦楽団の公演を除いて、あと残り全公演の手配に成功。座席も希望通り。言うことなしである。
Xデーは、10/3~10/12。
エアー、そしてホテルも速攻に決めて、入金済み。急いだ理由は、やはり円安。どんどん進んで伸ばせば伸ばすほど損をするような気がした。
この時期で、もうほとんど準備完了なのである。
mixiのほうではちょくちょくつぶやいていたが、正式な公表は、FBをはじめ、出発の1~2週間前位だろうか。
会社のほうにも正式に休暇を申請。正式に承認された。
これで正式に行けることが確定した。
本当に順調である。
当初、10/1,2あたりにはすでに渡航する予定で、山田和樹&スイス・ロマンド管弦楽団の公演を鑑賞する予定であった。そうすると規定の5日間の休みをさらに3日オーバーする申請をしないといけない。
さらにお金の仕事をしているので、月初は休めない。
休みをもらうには代わりに人を立てないといけない。
上司に相談したが、やはりここを否定された。
休みを取ることは尊重するが、社会人としてのモラル、常識を考えるなら、仕事、会社に迷惑をかけないようにすること。これが第1ではないか?
もう何も言えなかった。その通りである。
山田和樹の晴れ舞台を観たい、という気持ちで、なんとかなるんではないか、という自分の甘さをそのときに認識させられたような気がして、私は、その場で、調整し直します、と答えた。
残念ながら山田氏の晴れ舞台を見ることができない。
悔しいの一言である。
常日頃、ゴローさんがあと二十年は小澤さんクラスは出ない、と言っていたが、あと二十年すると山田和樹氏、このまま行けばバリバリの世界クラスになるハズ。
非常に頭脳明晰だし、理知的。本当に期待のホープ。そんな山田氏が憧れのヴィクトリアホールでスイス・ロマンド管を指揮するのを観れるなんて同じ日本人として誉に想うし、最高の想い出になるはずだった。
去年スイス・ロマンド管が来日した時に、山田氏が指揮したサントリー公演を観て、素晴らしいと思いつつも、指揮ふりそのものが軽い、軽薄でもっと重みが欲しいと苦言を呈した自分は、おそらく一生後悔することになるだろう、きっと。
でも削除はしません、そのときに想ったことですから。そんな自分が一生後悔するように山田氏には頑張ってほしいと思う次第である。
そこで仕切り直しして、規定の5日間の休みプラス土日祝日を入れた日程間できっちり収めたスケジュールは以下の通りになった。
10/3 日本発→パリ 夜: オペラ鑑賞 パリ・オペラ座バスティーユ
10/4 パリ室内管弦楽団(BACH IN INDIA) フィルハーモニー・ド・パリ Philharmonie 2
10/5 バレエ鑑賞 パリ・オペラ座ガルニエ
10/6 レ・デソナンス(室内楽) フィルハーモニー・ド・パリ Philharmonie 1
10/7 パリ→スイス スイス・ロマンド管弦楽団演奏会 ヴィクトリアホール
10/8 スイス→パリ パリ管弦楽団 フィルハーモニー・ド・パリ Philharmonie 1
10/9 パリ→アムステルダム 夜:ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団 アムステルダム・コンセルトヘボウ
10/10 オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団演奏会 アムステルダム・コンセルトヘボウ
10/11 アムステルダム発→日本
10/12 日本着
苦肉の策であった。これだと、10/1,10/2は会社に迷惑をかけないし、規定の日数の常識路線で収まる。
しかも、スイス・ジュネーヴのヴィクトリアホールでスイス・ロマンド管を聴くこと、パリフィルハーモニーでパリ管を聴くこと、アムステルダム・コンセルトヘボウでRCOを聴くこと、の3要素が全部満たされる。
こうしてみるとパリでの滞在が非常に大きなウェートを占める。
1番の目的は、新しいホールであるフィルハーモニー・ド・パリ(和称だとパリフィルハーモニーになるのでしょうか。)を体験すること。Philharmonie1(大ホール)とPhilharmonie2(小ホール)と両方経験する。
ラトル・ベルリンフィルが11月にこのホールで彼らの最後の大仕事であるベートーヴェン交響曲全曲演奏会をするらしい。
まだ工事中などというすでに行かれた友人の感想も観ましたが、やはり素晴らしい内装空間、音響でホントにパリらしいホールのようである。楽しみ!
このパリフィルハーモニーで、どうしてもパリ管を聴きたいので、ヴィクトリアホールでのスイス・ロマンド管の公演を無理やり入れ込むために、10/7,8,9をパリとスイスの間を何回も行き来しないといけなくなった。
自分は正直CDGがちょっと苦手で(^^;;、CDGの中自体が、もう広過ぎで焦ったぜいぜい、と言う感じになってしまうところがどうもイマイチ。またパリ市内とCDGの間は優に1時間以上かかって、時間的ロスと飛行機移動は体力がいるので,パリ→ジュネーヴ、パリ→アムステルダムは列車を利用することにした。列車であれば、コストも飛行機の2/3で収まるし、なによりも街と街の中心に直結している。
ずっと長年憧れていたTGVとタリス特急に乗ることにした。
列車の旅ってとても素敵だと思う。車窓からの美しい風景を眺めながらの旅は、飛行機よりずっとロマンティックになるに違いない。
こういう行ったり来たりしないといけない旅程が思わぬ幸運を招いた、という感じ。
パリでは他には、パリ・オペラ座(バスティーユ/ガルニエ)を再訪する。バスティーユでは蝶々夫人、ガルニエでは現代バレエ。
逆に、かねてより経験してみたいと思っていたシャンゼリゼ劇場が、この期間中は休演だった。(号泣)2年前の前回も折り合いがつかず、経験できなかったのであるが、つくづく自分はこのホールとは縁がないんだなぁと思うばかりである。
ともあれ、ほとんどのチケットを手配できて、エアー、ホテルも確保済み。休暇も予定通り取れ、正式に会社に承認された。
本当に順調そのものです!!
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