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世界の朝食を食べさせてくれるお店 モロッコの朝ごはん [グルメ]

このシリーズをやり始めてから、世界の国の地理に詳しくなったような気がする。

いままでその国の名前はよく聞いたことあるけれど、それが世界のどこに位置するのか?というのは、いまいちピンとこなかった。

朝ごはんを通して旅に出よう!

伝統的な朝ごはんは世界的に消えつつあるが、そこには歴史や、文化、栄養、生きることを楽しくしてくれるヒントがいっぱいつまっている。

そんなスローガンでやってきた。


やっぱり原宿2号店は最高だ。
こんな広いゆったりしたスペース。
大体、休日の土曜の午前中に来るのだが、なんかこのスペースを見るとホッとする。
休日だから、なにも予定などなくて、頭の中まっさらにして、ここで世界の朝ごはんを堪能する。

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2か月に1回更新される世界の朝ごはん。
今回は、モロッコの朝ごはん。

モロッコの世界地図な位置は、ここ。

モロッコにアフリカの地図[1].jpg



モロッコ王国。

首都:ラバト
最大の都市:カサブランカ
人口:約3,300万人
民族:アラブ人やベルベル人
宗教:イスラム教やスンニ派が多数
言語:アラビア語、ベルベル語、フランス語など。
政体:立憲君主制




アフリカ大陸の北西に位置するモロッコ王国。南部にはサハラ砂漠が広がるが、大西洋と地中海に面する北部は一年を通して穏やかな気候でカサブランカなどの都市が集中する。先住民族のベルベル人とアラブ人などが住んでいて、アフリカとアラブの文化に、フランスやポルトガルなどヨーロッパの文化が入り交じり、現代のモロッコは、多様性のある文化のクロスポイントになっている。

食生活にもそれが反映されている。


国花はバラ。花が咲く5月には香り豊かなダマスクローズの収穫が一斉に行われ、ローズオイルやローズウォーター、ジャムなどに加工される。


イスラム教のモロッコでは、イスラム法で定められた食のルールがある。
食べてもよいものが「ハラル」で、食べてはいけないものが「ハラム」として禁じられている。

豚肉やアルコールはハラムとして禁じられている。
ただ観光客であれば、都市部ではお酒を購入することが出来る。

7世紀にアラブ人がやってくる前から住んでいた先住民族のベルベル民族。
タジンやクスクスといったモロッコを代表する料理は、もともとベルベル民族の料理なのであった。

日本でもポピュラーになってきたアルガンオイル。
アルガンの実の種からとれる貴重なオイルは古くからベルベル人に重用されてきたが、近年美容効果などで海外からも注目されて貴重な輸出品となっている。

モロッコってこんな国です。


これがモロッコの朝ごはん。

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小さな穴がたくさん空いたパンケーキの「バグリール」と、四角いパイのようなクレープの「ムサンメン」がモロッコの人気の朝ごはん。どちらもセモリナ粉で作りたっぷりのバターとハチミツをかけて食べる。

トマトや玉ねぎと卵をタジンで煮込んで作ることが多い「ベルベルオムレツ」。たっぷりのイタリアンパセリとコリアンダーが入ったモロカンサラダと一緒にワンプレートスタイルにした朝ごはん。


写真のお皿の左下にある円形のパンケーキが「バグリール」。
モロッコのパンケーキ。小さい穴がたくさん空いているのが特徴。
朝ごはんに限らず、露天でも何十枚ものパグリールを重ねて売っていて気軽に食べることが出来るのだ。

その右にある四角いパイのようなクレームが「ムサンメン」。
ホブスというパンがモロッコではよく食べられているのだが、ムサンメンという四角いクレープと、「バグリール」というパンケーキが朝ごはんにはよく食べられている。

どちらもパスタと同じセモリナ粉が原料。ムサンメンは、いろいろなものをのせてくるくると巻いて棒状にして食べる。バターとハチミツが人気。


食べたんだが、この日記を書いているときに大失敗したことに気づいた。
バターとハチミツをかけて食べるもんなんだね。気づかないで、そのまま食べていました。(笑)

どうりで無味無臭というか、これ美味しいかな~?と思いながら食べていました。(笑)
食感がモチモチしているので、確かにバターとハチミツをかけて食べたら、最高に食べ応えがあって美味しいかもですね。我々日本人で言えば、白いご飯になにかを乗せて食べるみたいな、そんないわゆる主食的な存在なんでしょうね。

バグリールもムサンメンも、どちらも同じ味がするというか、あまり変わらないと思いました。

どちらもセモリナ粉で作られているので、同じなんだね。


その上に映っている真ん中に玉子が乗っているもの。
これはベルベルオムレツといって、トマトと玉ねぎを煮込んだソースに玉子を後から落とすモロッコスタイルのオムレツ。タジン(北アフリカ地域で使われる土鍋のことで、いまはそれを使って作る鍋料理のことを全般にそう言っていたりする)を使って作ることが多い料理。

これは美味しいと思いましたね。
まずトマトの風味が強烈なので、すぐにわかったが、単にトマトだけとは思えない絶妙な味の複雑さというか、ちょっとしたクセのあるアクセントがあって、これってなんだろう?とずっと思って食べていたのだが、いま日記書いていて、それが玉ねぎによるものだということがわかった。

さっきのパンケーキもそうだけれど、この企画、いつも予習しないで、いきなり本番で体験して、その後にゆっくり日記を書くときに、ようやく朝ごはんの中身、構成を知るという後付けなので、どうしてもこんな失敗とか、後になってわかる、という感じなんだよね。


さらにその横にあるさっぱりサラダ風。
たっぷりのイタリアンパセリとコリアンダーが入ったモロカンサラダ。
これはホント見た目通りのさっぱり風味のサラダでした。


今回のワンプレートの朝ごはんにはなかったが、モロッコ料理と言えばやっぱり「クスクス」。
セモリナ粉を小さな粒にまとめた世界最小のパスタ。モロッコでは野菜や肉と一緒にタジンで煮込んで食べるのが一般的。モスクに行って礼拝する安息日である金曜日に食べることが多く、モスクでクスクスがふるまわれたりするそうだ。

クスクスと言えば、なんかゴローさんが三軒茶屋に美味しいお店がある、とみんなに宣伝していたことを思い出しました。(笑)


モロッコの国の人の食事の仕方なのだが、絨毯を敷いた床に座って、取り皿なしで大皿から直接食べるのが一般的な食べ方だそうだ。イスラム教では右優先の思想があるあるため、右手を使って食べる。イスラム暦の第9月はラムダン月とよばれ、約1か月間太陽が昇ってからは沈むまで何も口にしないのだ。

バグリールは、ラムダンの時期に特によく食べられている。また断食明けには体に優しいトマトスープのハリラが好んで食べられるそうだ。

自分はイスラム圏に生まれなくてよかったと思うのは、やっぱりこの断食があるのは耐えられないからかな?(笑)


今回の朝ごはんと、その他、モロッコに関する諸々の情報は、駐日モロッコ王国大使館による協力によるもの。

今回お店のスタッフは、モロッコ大使館にお伺いして、参事官の方々にモロッコの朝ごはんを試食してもらったそうです。(笑)

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(c)WORLD BREAKFAST ALLDAY FB Page


この日の原宿。この日もこれ以外に特に予定を入れていなく、なんかのんびりした1日を。。。こういう休日の過ごし方はいい!

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