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交響録 N響で出会った名指揮者たち [クラシック指揮者]

いやぁ面白かったです。本当は休日の明日に読むつもりでしたが、待ちきれずに今日一気に読了。


元N響オーボエ首席奏者の茂木大輔さんの現役時代に接してきた指揮者たちとの思い出、エピソードを書き下ろした本。


34名+約110名との思い出。「一番苦労したのは人選」


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いま話題沸騰ですね。


オケマンでないと、リハーサルのその場にいないとわからない、リアル感満載で、読んでいて楽しかったです。


やはりご自身で体験されている話は、読んでいて説得力ありますね。
文章が借りものじゃないですね。


インタビューで語るときの姿とはまた違う一面で、リハーサルで音楽をオーケストラとどのように作り上げていくのかとか、いわゆる指揮者の素の姿など、かなり楽しかったです。


生々しい描写でした。


我々が観客席で指揮者&オーケストラを観ている感覚と、微妙に違いますね。
オケマン特有の感じ方が新鮮でした。


特に、「レコードを出している指揮者は違う。」と思っていらっしゃったところ(もちろん当時ですが)が、いまの自分にはない感覚でとても新鮮でした。


こうやって読んでみると、N響って、やはり世界中の高名な指揮者が客演する機会に恵まれている、本当に恵まれたオーケストラなんだな、と改めて思いました。


たくさんの魅力的な指揮者のお話を読ませてもらいましたが、自分の個人的な思い入れを言わせてもらうなら、やはりマレク・ヤノフスキ。


ヤノフスキ先生、最高だなぁ。(笑)


本気なのか冗談なのかわからない「ヤノフスキ・ワールド」。


あの面持ちと、皮肉とユーモアがよく合っていて、わかるなぁという感じで思わず吹き出してしまいました。


いいなぁ。(笑)

ますます大ファンになりました。


ヤノスフキが指揮した東京・春・音楽祭のニュルンベルクの指環、4年間、つい先日のことのようです。悔やまれるのは、今年の東京春祭2020で「トリスタンとイゾルテ」をヤノフスキ指揮で最終の美を飾るはずだったんですよね。本当に残念。。。


とにかく面白いです。
ぜひ読んでみてください。



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交響録 N響で出会った名指揮者たち
茂木大輔(著)



この本を読んだら、久しぶりにN響を無性に聴きたくなりました。


コンサートに行って感動をして、感想を日記にしたり、あるいは不満を書き綴ったりしていたあの時代が無性に恋しくなりました。コロナ憎し。


というか、自分が、いまだに生音復活していませんから。(笑)

11月に復活予定です。


茂木さん、最近の近影を見ていると、現役時代とくらべて、随分痩せられている。
ご病気をされて以来、奥さんの減塩食生活など節制されているようです。


でも歳をいって痩せるのは、見ていてちょっと心配しますね。(笑)


指揮者としての新しい生活が始まった矢先にまさかのコロナ禍になってしまいましたが、ぜひくじけず頑張ってください。


近いうちにまた、「のだめコンサート」に参上します。









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