ヤクルトホール [コンサートホール&オペラハウス]
アムステルダム・コンセルトヘボウでRCOの公演を聴くのはもちろんあるが、アムス滞在日にもう1日、自由日があるので、この日の夜にもぜひコンセルトヘボウで公演を聴いてみたいと思い、コンセルトヘボウのホール側のHPで確認したところ、オランダフィルの公演があったので、それを聴くことにした。
オランダフィルと言えば、PENTATONEで録音することの多かったオーケストラで、若くして亡くなったクライツベルクが指揮することの多かったオケである。彼はこのコンビで実に多くの録音をPENTATONEに残してきた。そんな絶頂期だったので、彼が突然亡くなったのは、つい最近のように覚えていて大変ショックであった。
特に拙宅オーディオオフ会で お聴かせすることの多かったPENTATONEの優秀録音 クライツベルク指揮オランダ・フィルのドヴォルザーク 交響曲第8番。
このディスクが録音されたのは アムステルダムのヤクルト・ホールということなのだがそれがどんなホールなのか、これまで良くわからなくて、謎のホールだったのである。
現在いろいろ調査しているのだが、アムステルダム市内にある「バース・ファン・ベルラーヘ(Beurs van Berlage)」という施設内に「ヤクルトホール」という小ホールがあるようで、そこではないか、という確信が得られてきた。旧証券取引所で、アムステルダム中央駅から徒歩10分弱くらい。
このホールはアムステルダムの中心部ダム広場に近く 地元ではBEURS(バース)と呼ばれる歴史的建造物・旧証券取引場の中にある。BEURS自体は 非常に大きな建物で その中のおそらくかつての宴会場だったと思われる大きな広間がコンサート・ホールに改装され、ヤクルト・ホールと名付けられているのだ。
天井が非常に高い直方体、まさにシューボックスという空間で席は1F平土間だけで バルコニー席は無く 全部で1000席ぐらい。コンセルトヘボウの伝統を受け継いでステージは高い。オランダ・フィルは、ここを本拠地としており、リハーサルと演奏会両方で使っているとのこと。
今回、いろいろとPENTATONEにこだわる旅となる関係上、ぜひ取り入れてみたいホールだったりするのだ。
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