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バイロイトって、こんな街。 [海外音楽鑑賞旅行]

パリCDGからニュルンベルグへのフライト。小さい飛行機なので、カートをすぐにピックアップして、そこからタクシーで、ニュルンベルグ中央駅までタクシー。そしてDB(Deutsche Bahn)在来線に乗る。その間、わずか1時間の早業。(笑)

それで、ようやくバイロイトに着いたのが、夜中の2時頃。


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バイロイト中央駅(Bayreuth Hbf)

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雨が降っていた。タクシーが1台だけ止まっていた。助かった!こんな夜中で、もしタクシーが1台もなかったら、雨に濡れて、途方にくれて最悪だったろう。

タクシーに乗って、自分のホテルまで行く。

この間がすごく嫌なのだ。見知らぬ土地に行くとき、自分のホテルまでタクシーで行く間が、なにか見知らぬ土地にふっと投げ出されたような感覚になり、方向感覚がマヒして、とても恐怖感に襲われる。

バイロイトって、すごい小さい街なのに、タクシーはグルグルといろいろ道を曲がりながら行くので、すごい恐怖感だ。


バイロイトでのホテル。

ARVENA KONGRESS HOTEL

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バイロイト市内でも超有名で高級ホテル。
お値段も素晴らしく高かった。

渡航の3週間前に捜したのに、奇跡的に空いていたバイロイト市内のホテル。祝祭劇場まで徒歩圏内ということであったが、いやはや、中央駅からかなり歩くので、そこからさらに祝祭劇場まで徒歩は厳しいものがある。でも送迎バスがある。

フロント

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そして部屋。

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なかなか雰囲気があって、とても素敵。居心地は素晴らしくよかったが、唯一の不満だったのは、WiFiが細かったことであろうか?結局パソコンで写真をアップロードできず、今回の旅行は、つぶやき中心で進めることに決定。でも結果的それがよかった。旅行中は、つぶやきぐらいがちょうどいい。


朝食、昼食を食べるレストランが、すごい豪華!
驚いてしまった。(右に映っているのがワーグナー像です。(笑))

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ピアノも置いてある。

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欧州テイストのお洒落感満載で、超高級ホテルだなぁ、という実感。
過去の音楽鑑賞旅行で、こんなに豪勢なホテルはなかったと思う。

ホテルの前には、なんとワーグナーさんが!(笑)

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さっそくバイロイトの街の散策。

バイロイトって、どんな街ということを一言で言うと、音楽祭が開催される街としては、たとえばルツェルンのような自然の風光明媚な美しさ、とか、ザルツブルクのような女性に好まれる華やかさ、という煌びやかさという輝きは、ないけれど、独特の味というか、非常に雰囲気のある、とても素敵な街だという実感。

とにかくワーグナー一色なのである。

マイスタージンガー通りだとか、タンホイザー薬局だとか、通りの名前や建物など、いろいろなところにワーグナーに関連する名前がついているし、このように、至る所にワーグナーさんの銅像が立っていたりするのだ。

実際自分はそういう類のショップに寄ることはできなかったけれど、ワーグナーの楽譜、書籍、記念グッズなど、ワグネリアンにとっては、とてもお宝となるようなものが、いっぱいある素敵な街なのだ。

女性が、自分の部屋にぬいぐるみなど、自分の好きなものでいっぱい囲まれる幸せ感、といおうか、自分の好きなワーグナー関連のもので、周りがいっぱい囲まれている幸福感というか、そんな街なのだ、バイロイトって。。。

さっそくホテルから中心街へ歩く。
観光処が集まっている中心街へはかなり歩くことになる。

ずばり中心街、つまり最初にきっかけで、中央駅まで行く基準とした通りは、この通り。

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最初、こんな風景が続くので、ずいぶん地味な街だなぁ、と。(笑)

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いきなりタンホイザー薬局。(笑)

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そして本屋を見つける。ウィンドウを覗くと、1930年代のバイロイト音楽祭のプログラムなのだろうか、ずいぶん古くて貴重な書物が陳列されている。指揮にフルトヴェングラーと書いてある。

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かなり歩いて中央駅付近の十字路に出たら右折で、中心街に向かう。

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ちょっと自分の視覚にビビッと来る建物があったら、すかさずパシャリ。いい感じのホテル。

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この通りが、たぶんバイロイトの街の中で一番大きな通りで自動車がバンバン通っている。

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さらに歩いていくと、教会のようなものが見える。
ガイド本には、お城としか書いていない。

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この教会の鐘が街に鳴り響く音って、やっぱり堪りませんね。素敵すぎる。

そうこうする内に、バイロイトの辺境伯歌劇場を見つける。

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1747年に完成したドイツに現存する唯一のバロック式劇場。絢爛豪華な装飾で埋め尽くされ、美しい内装空間を誇り、ヨーロッパで最も美しいバロック劇場のひとつとして世界遺産に登録されているのだ。

ここはぜひ観覧してみたかった。残念ながら現在修復閉館中で、外観から撮影するのみ。ワーグナーも、その昔、ここでベートーヴェンの第九を振っているのだ。

その向かいにギリシャ神話風の彫刻。

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ここから最初に目指すは、ハウス・ヴァーンフリート。

この辺境伯歌劇場のある通りであるOperanStr.をずっと登っていくと、こんな景観。

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ここのホテル&カフェはお天気のいい昼間は、テラスでお客さん、いい雰囲気。

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坂を上りきった反対から見下ろすと、こんな感じ。

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そして再び十字路。ここにも大きなテラスがある。

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ここを左折すると、ハウス・ヴァーンフリートのあるRichard Wargner Streetに出る。

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ここからRichard Wargner Streetの景観の様子。

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途中でワーグナーさんと愛犬、発見!

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あの奥に音楽祭の旗が立っている所が、ハウス・ヴァーンフリート。

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ここは、すでに前回の日記で紹介しているので、また元に十字路のところに戻って、Richard Wargner Streetと反対方向のMaximilianStr.ほうを散策する。

いきなりこの美しい景観。

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たぶん、この十字路からこのMaximilianStr.のほうを俯瞰した、このショットがバイロイト散策した中で一番気に入っている。


さきほど述べたガイド本にお城としか書いていない建物だと思うのだが、この通りまで伸びてきていて一面に大きな敷地を占めている。なんか外装が美しい。

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そこで、こんな風景も。。。

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そしてさらに歩いていく。

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歩いていると、喉が渇いたなぁ、と思っていたら、こんなところにこんなものがぁぁああ。自動販売機は助かるのだけれど、その横の屋台店が全体が赤くてお洒落。

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このBRATWURSTEってなんなのだろうなぁ?とそのときは思っていた。(ドイツ語で焼ソーセージのことなんですね。)

そうしたら、反対方向のRichard Wargner Streetでも同じような屋台店を発見!ここにもBRATWURSTE(ブラートブルスト)とある。

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はて?買って食べているお客さんの手元にあるものを見てみると、ハンバーガーの2枚のパンの中に焼ソーセージが2本くらい挟んであって、それを調味料をつけて食べるファーストフードみたいだ。ドイツでは、有名な焼ソーセージのファーストフードみたいで、あとでガイドブックで確かめてみたらきちんと載っていました。


さらに歩いていくと・・・こちらは、いまだにvodafoneなのでしょうか?(笑)

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そしてランチ用レストランということで、狙いをつけていた、オスカーというビアレストランを発見。築600年以上という館の中にあって、気軽なビアレストラン。

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さっそく中に入る。

とても素敵なお店の内装。

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ここで、まずビールを一杯、グイッと。ウマい!!

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フランケン風焼ソーセージとザウアークラウトを頼もうと思ったのであるが、ちょっと朝早すぎて、また朝食時間タイムらしく、ふつうのメニューには、あと1時間半かかると言われて、あっそう、じゃあいいや(笑)という感じ。

店を出て、さらにMaximilianStr.の奥のほうに歩いてく。

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そうすると、Marketといって、ちょっとした広場に出る。

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なんと、ここで野外バスケットをやっていた。クラシックな街だと思っていたが、なかなか。同性から見ても、たくましい体をしたお兄さんたちが、汗水流してバスケットやっていました。


ただで、やっている訳ではありません。DJの方がヒップホップの音楽をかけながら、ノリノリでやっているのです。バイロイトのイメージがぁぁあああ!(笑)

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通りに行きついたところで、教会(Spitalkirche)に遭遇。

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ここを左折する。

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雰囲気のいいカフェを発見。

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ふらっと歩いているうちに音楽祭に時間が近づいてきて、タイムアウト。Uターンしていま来た道を戻っていく。


そうするとワーグナーさん、化粧品売っていました。(笑)

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路上で、古楽器を使って喉かな演奏会。
いい雰囲気です。

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バイロイトって、こんな感じの街です。滞在期間2日間ですので、回れるところが限られましたが、十分街の雰囲気が味わえたと思います。やはり、華やかさというより、いい味出している街という表現が合っていることがわかるでしょう?(笑)

ワーグナー一色の街で小さな街ですが、とても雰囲気があって、私は大変気に入りました。音楽祭に限らず、オフシーズンでも寄ってみたい街だと思いました。


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