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京都のきめ細やかな和のセンスを楽しみました。 [国内音楽鑑賞旅行]

京都を3日間歩いて感じた印象は、とにかく繊細、きめ細やかな感じというか、”和”てきなもの、日本が古からずっと持ってきたいいものを全て凝縮したような街である、という感じだった。

自分は京都に住んでいたことがある訳ではないし、本来の京都のことを知らないのかもしれないが、でも表面的なことしか知らなくてもいいではないか、と思えるほど、素敵な印象であった。

(数か月前にTV番組かなにかで、表面向きは柔らかいけれど、結構内面は皮肉、陰湿で裏があるとか、京都を揶揄しているのを見て、あまりいい思いをしなかったのであるが。。。)

話しかけると、その応対がとても親切ということ。いつも過ごしている日常空間より強く感じる。みんなすごい笑顔で親切。”おおきに~”という言葉がとても新鮮なアクセントだった。普段、自分の周りでは、まったく聞いたことのない言葉、アクセントだったので、かなり衝撃だった。


今回宿泊したホテルの部屋(シングル)も、素晴らしく和のセンスで素敵だった。

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ホテルに帰ったら、鶴を折って、部屋の清掃担当者名。なんか細やかな心遣いだなぁ、という感じですごい和を感じる。

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こういう素敵な空間にいると、もちろんパソコンを持ち込んでWiFiでネットしていた訳だが、筆がすすむ、すすむ。(笑)普段の自分の汚い部屋で書いているのと違って、こういう京都のホテルで書くと、とても素晴らしい日記が書けるに違いない。(笑)


個室のお風呂とは別に共用の浴場もある。
こんなに和の雰囲気。京都してるー。心地よい疲労感をさっぱり流す。極楽とはこのこと。

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このような京都の寺院巡りを含め、3日間でできるだけ和のセンスを楽しんでこようと思った。しかし、太平洋戦争終結のときに、アメリカが原爆投下の候補都市として京都が入っていたという事実は信じられない驚きと怒り心頭。


京都は、日本古来よりの首都、まさに世界文化遺産の集まりのような街。それを一気に死の灰の景色と化す、破壊するなどとは、考えたくもない暴挙。

京都の寺院巡りをするときの方法は、ずばり”市バス”を使うこと。東京やロンドンは地下鉄が発達していて、地下鉄の最寄り駅に観光地もあってスイスイ乗り継いでいく。京都で、それに相当するのが市バスなのだ。

JR京都駅

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中はすごい近代的なオブジェみたい。

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この京都駅前に京都タワーがある。

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このJR京都駅と京都タワーの間に、市バスの停留所が集中しているのだ。

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ご覧のように、もう観光名所の寺院が行先になって、その寺院をぐるぐる回って巡回するように、市バスのコースって決まっているのだ。だから自分が、どの方面の寺院を巡りたいか、この市バスの掲示板を見て、そのバスに乗ればいいだけなのである。


まずは、金閣寺に行くことにした。

その昔小学生の頃に、実家の九州佐賀県へ家族旅行した時、京都に寄った。そのとき京都寺院巡りをしたとき、銀閣寺は行ったのだが、金閣寺は遠く離れているので、やめようということになって、それ以来変なコンプレックスがある。(笑)

そのコンプレックスを跳ね返すべく、20年前くらいに1人で京都旅行をして、金閣寺に行ったのだがそれ以来。金閣寺&銀閣寺と両方いっぺんに行くのは今回がはじめて。

「金閣寺道」が最寄の停留所。

入り口の正門。

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このお札が入場チケットに相当するもの。

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そして、この景色が一面に現れたとき!もうなんともいえない大感動!美し過ぎる。まさに日本が誇る世界遺産。まさに京都観光の大本命といえるところだろう。

見よ!湖面に金閣寺がそのまま映り込んでいるのがわかるだろう!(水面に映る逆さ金閣)これは、11月の紅葉のときは、もっと感動するだろうな。

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金閣寺は正式名は、臨済宗相国寺派鹿苑寺。室町3代将軍足利義満によって建てられた。まさに公家+武家+禅のコラボ、北山文化の金字塔ともいえる。

金閣寺の前の池である鏡湖池。

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グルリと回って、その荘厳なるお姿を四方から撮影する。

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大体入門して、一通りの拝観コースを歩いたら所要時間1時間くらい。


つぎに目指すは、銀閣寺。既述のように、もう京都市内は、観光地寺院巡りがしやすいように市バスが、その循環をしてくれるのでその行先を見て乗ればいいのである。

金閣寺の前の市バスの停留所では、もう銀閣寺行の市バスが走っているので、それで、そのまま銀閣寺へ直行したわけだ。

フットワーク軽い。(^^)

「銀閣寺道」が最寄りの停留所。

なんと、この向かいに京都銀閣寺ますたにがある。(笑)初日あれだけ苦労して歩いて捜したのに、市バスを使ったらあっという間。(笑)もうスルスルと誘われるように、店に入ってしまい、至極の1杯を。。。

さて、銀閣寺に向かう訳だが、ここはバス停留所から、かなり歩く。ひたすらまっすぐ直進なのだが、結構な距離歩くのだ。

そしていよいよ入り口の正門。

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このお札が銀閣寺の入場チケットに相当するもの。

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さっそく本堂に向かうべき歩いていると、前に和服の女性2人。京都やね~。(^^)

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そして銀閣寺現る。

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銀閣寺と、その周辺の庭園のありよう、だとかを見ていると、いわゆる和の洋式感というか、和のテイストというか、心に染み入ってくる深いものがあるのは、金閣寺よりも銀閣寺のほうかなぁという自分の意見。

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銀閣寺は、室町幕府8代将軍足利義政が建てたもので、正式名称は慈照寺。
義政の美的センスが光る名庭と名建築の競演といったところだろうか。

これも11月の紅葉のときは、ホントに楽しみ!



さて翌日、京都観光のために1日フリーで空けておいた。たくさん寺院を廻ろうとも思ったけれど、結構疲れていて、2つほど廻ったらもういいや、という感じになった。(笑)

まずは、平安神宮。FBへのアラベラさんの投稿を見ていると、この平安神宮を観に行った写真があったので、これは自分も観に行かねば、と急遽決めた。(ミーハー(^^;;)

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これは美しい。早朝に行ったので、人はまったくいなかったのであるが、その美しい姿に言葉が出なかった。明治時代に平安京を造営した垣武天皇を祀って創建された。


この平安神宮の近くに、ロームシアター京都があるんですね。そのとき気づきました。

京都府内唯一の2,000人規模のホールとして、コンサートを中心に講演会や映画の上映会などの開催を通じて(多目的なんでしょうかね?)、「文化の殿堂」として親しまれてきた「京都会館」が、2016年1月10日に「ロームシアター京都」として生まれ変わったとのことでした。

この話は、FBで知っていたので、ここがそうかぁということで感慨深くなりました。
いつか機会があれば、体験してみたいですね。



そしてつぎに向かったのは、清水寺。あの「清水の舞台から飛び降りる」で有名な寺院。

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これが、市バス停留所で降りてからが地獄のような思い。(笑)心臓破りの上り坂が延々と続くという感じで、登っていくのが本当にしんどかった。相当つらいです。

やっとの思いで辿り着く。清水寺では、どうしても撮りたいアングルの写真があった。
それは、とても、とても有名なアングルで、清水寺を向かって右側横の上方から撮るアングル。

ところが、なんと、その日から工事中になってその撮影の境内には行けなかったのでした。
残念極まりない!

打ちひしがれた自分は、仕方なく、下のほうから清水寺を撮るアングルにトライ。
これはなんなく成功。

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このお寺は、釘を1本も使わずに造った(いわゆる懸造という建築様式)冴えわたる職人技で、一度はめたら、決して外れない手法は地獄組みと呼ばれるそうだ。凄すぎる。




これで、もう体力的にも、また市バスでどこかの寺院を廻るという体力はなかったので、これで打ち止め。JR京都駅に戻って、待合室で少し休憩。

元気が少し出てきて、最後として、やはり京都と言えば、祇園だよなぁ、と。舞妓さんが歩く姿を撮影したい、そして京料理というのに舌鼓を打ちたい、という要望が出てきて、急遽、市バスで、祇園へ。


祇園の構造というか見所は、大きく2つに分けられると思う。

それは、いわゆる祇園商店街と呼ばれる四条通り沿いを歩くことと、あと、そこから枝道で、花見小路という通りがあって、これが昔からの京の面影を残す通り。舞妓さんが歩いているのは、この花見小路である。

まず四条通り。”おこしやす”というのが京らしい。

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こんな感じで祇園商店街が立ち並ぶ。風情あります。

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この四条通りを歩いていくと、歌舞伎の南座がありました。

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そしてここが四条通りからの枝道である「花見小路」の入り口。

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ここが花見小路。両サイドにぶらさがっている提灯が風情ある。
くぅぅぅ~残念、舞妓さんは、歩いていなかった。

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この花見小路にある京料理の料亭はたくさんあるのだが、ここで1軒見繕って入ってみる。

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こんな間に通された。畳の部屋なのにテーブルと椅子だ。(笑)

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さっそく、ランチメニューの京料理のフルコースを頼む。4000円です。
全品載せたら大変なので、抜粋で。

いやぁ京料理は、見た目、もう芸術というか、繊細な和のテイストいっぱいで、美しいし、もちろん美味しい。小品の集まりなのだけれど、結構フルコース食べたらおなか一杯になります。

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花見小路には、ほんとうに魅力的な京料理の料亭がいっぱい。
祇園に来たら、舞妓さんを見るという目的は達成できなかったけれど、十分満足でした。



そしてふたたびJR京都駅に戻って、あとはひたすら夜20時の帰京の新幹線まで時間潰し。

今回、京都に旅行するということで、いろいろガイドブックを買い込んで、予習したのであるが、ある疑問があった。

それは、やたらと抹茶関連の食が充実していること。抹茶そのものや抹茶パフェ、抹茶スィーツ、抹茶カフェラテ、などたくさん。紙面をかなりのページ割いて宣伝している。

なんで抹茶なの?抹茶って京都の名産なの?という疑問が湧いてきたのだ。

JR京都駅内にある抹茶専門のカフェ発見。
さっそく入ってみる。

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そこで、抹茶と白菊(という餡子入りの饅頭)のセットを注文。

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大変美味でございました。

そのとき、そのいままでの疑問を店員さんに尋ねてみた。そうしたら、京都の下のほうに宇治という街があって、そこがお茶の名産地なのだ、ということ。つまり、あの有名な宇治茶ですね。なので、抹茶もその宇治茶を使ってのもので、それで、有名なのです、というお答えでした。

私の謎は一気に解決してすっきり。(笑)


いい歳なので、体力的にこれらを廻るだけで精いっぱい。(でも限られた時間で、よく廻っているほうでは?)

11月下旬の紅葉シーズン真っ盛りでは、これらの美景にさらに紅葉が加わる。
相当絵になる、と思います。

さらに京都になると紅葉シーズンでは、単に寺院だけではなく、その紅葉独特の名シーンと言われるようなスポットがたくさんあって、寺院巡り以外にもそのような紅葉スポットを巡るという楽しみがあります。

国内旅行業界でも、毎年、この京都の紅葉シーズンは、大変な大稼ぎ・荒稼ぎの時期で、宿泊ホテルはどこも満席。旅行業界では1番盛り上がる時期ですかね。

東は名古屋、西は岡山に至るまで宿は、びっちり埋まっていて取れないと聞きます。
そんなことも予想していて、11月下旬の京都行きでは、もう宿泊ホテルをしっかり確保してあるのです。

11月下旬の京都は相当絵になる、というか写真映えするシーンがいっぱい撮れそう。
もう一大イヴェントというか、かなり盛り上がりそうです。本番のコンサートとともに昇天したいですね。

今回の京都ツアーでだいぶ京都の仕組みがわかってきたので、11月ではだいぶ楽になるのでは、と。

自分は食事も和党ですが、和のテイスト大好きです!




 


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