オーボエのリード [クラシック学問]
木管奏者はオーケストラの華形スターだ。オーケストラの中央に陣取り、オーケストラのサウンドに嫋やかで色彩豊かなカラフルな音色を添える。撮影カメラが彼らを抜くときもとても格好いい。
開演前の調音のときもオーボエのラの音で始まる。
その中でも、特にオーボエは華があると思う。
木管楽器の中でも、とても人肌の感覚に近いというか、とても温もりのある音色だと思う。
自分は、また首席オーボエ奏者が出すソロ・作品集が昔からとてもお気に入りで、バッハやモーツァルトなど、とても心癒されて、世界中のいろいろなオーボエ奏者のソロ作品をコレクターしている。
そんなお気に入りのオーボエなのだが、昔から、ちょっと疑問なことがあった。
オーボエ奏者の方々のSNSの投稿を見ると、いわゆる”オーボエのリード”と呼ばれるものを、一生懸命、ご自分の自宅の作業台でナイフを使ってシコシコ作成している写真を投稿されているのだ。
「つぎのコンサートまでに、しっかり何ピースのリードを作成しなきゃ」ってな感じで。
このリードと呼ばれるものが、オーボエの楽器のどこに装着されるもので、吹くときにどのような働きがあって、なんでこのようなものを作る必要があるのか?謎だったのだ。
幾度か、ネットでググってみたのだが、きちんと説明している文献は皆無で、ずっと自分の中で謎だった。
そんな中で、新日本フィルの首席オーボエ奏者の古部賢一さんが、このたび日本銭湯文化協会「銭湯大使」を任命されて(笑)、そのインタビューでリードのことに触れてくれていて、自分のいままでの謎が一気に雲がなくなるようにクリアになった。
本当にありがたいです。
ぜひ紹介してみたくて日記にしてみた。
そのインタビューの中から、そのリードの部分を抜粋させてもらいます。
オーボエは世界一演奏が難しい楽器とも言われているんですが、さらにリード(オーボエの先端につけて音を発生させる吹き口)も、自分で削って作るので、手先が器用でないといけない。そんな神経質な楽器なので、やる人が少ないけど、オーケストラの花形。
これは天邪鬼(あまのじゃく)の自分に向いている楽器だな、と(笑)。
リードの調整は1/100ミリ単位
オーボエの先端に付けて息を吹き込むリードは、隙間が1ミリもないくらいで、すごく狭い。息の量はそれほどいらないけど、相当な吹く力が必要です。だから吹いていると代謝がよくなって、汗がどんどん出てくる。二日酔いの時なんて、最初のうちは嫌な感じの汗がダラダラと(笑)。
リードの材質は葦(あし)です。オーボエがヨーロッパの楽器なので、南フランスや北イタリアで栽培された葦を使います。荒削り用から仕上げ用まで何種類ものナイフを使い、削って作る。吹き口部分はすごく薄くて1/100ミリ単位で削って仕上げます。さらに演奏する場所の湿度によって、膨らみ具合をリードに巻いた細い針金で調整する。
リードは湿気に敏感です。エアコンが効いたホールで吹いていても、リードの膨らみ具合で「今会場の外はどしゃぶりだな」とわかる。面白いことに、東京と大阪で湿度はだいぶ違います。大阪のほうが湿度が高くて、いつも吹き心地が重い。リードは音を出す要ですが、すごく繊細なので、扱いに気を遣いますね。
その中でも、特にオーボエは華があると思う。
木管楽器の中でも、とても人肌の感覚に近いというか、とても温もりのある音色だと思う。
自分は、また首席オーボエ奏者が出すソロ・作品集が昔からとてもお気に入りで、バッハやモーツァルトなど、とても心癒されて、世界中のいろいろなオーボエ奏者のソロ作品をコレクターしている。
そんなお気に入りのオーボエなのだが、昔から、ちょっと疑問なことがあった。
オーボエ奏者の方々のSNSの投稿を見ると、いわゆる”オーボエのリード”と呼ばれるものを、一生懸命、ご自分の自宅の作業台でナイフを使ってシコシコ作成している写真を投稿されているのだ。
「つぎのコンサートまでに、しっかり何ピースのリードを作成しなきゃ」ってな感じで。
このリードと呼ばれるものが、オーボエの楽器のどこに装着されるもので、吹くときにどのような働きがあって、なんでこのようなものを作る必要があるのか?謎だったのだ。
幾度か、ネットでググってみたのだが、きちんと説明している文献は皆無で、ずっと自分の中で謎だった。
そんな中で、新日本フィルの首席オーボエ奏者の古部賢一さんが、このたび日本銭湯文化協会「銭湯大使」を任命されて(笑)、そのインタビューでリードのことに触れてくれていて、自分のいままでの謎が一気に雲がなくなるようにクリアになった。
本当にありがたいです。
ぜひ紹介してみたくて日記にしてみた。
そのインタビューの中から、そのリードの部分を抜粋させてもらいます。
オーボエは世界一演奏が難しい楽器とも言われているんですが、さらにリード(オーボエの先端につけて音を発生させる吹き口)も、自分で削って作るので、手先が器用でないといけない。そんな神経質な楽器なので、やる人が少ないけど、オーケストラの花形。
これは天邪鬼(あまのじゃく)の自分に向いている楽器だな、と(笑)。
リードの調整は1/100ミリ単位
オーボエの先端に付けて息を吹き込むリードは、隙間が1ミリもないくらいで、すごく狭い。息の量はそれほどいらないけど、相当な吹く力が必要です。だから吹いていると代謝がよくなって、汗がどんどん出てくる。二日酔いの時なんて、最初のうちは嫌な感じの汗がダラダラと(笑)。
リードの材質は葦(あし)です。オーボエがヨーロッパの楽器なので、南フランスや北イタリアで栽培された葦を使います。荒削り用から仕上げ用まで何種類ものナイフを使い、削って作る。吹き口部分はすごく薄くて1/100ミリ単位で削って仕上げます。さらに演奏する場所の湿度によって、膨らみ具合をリードに巻いた細い針金で調整する。
リードは湿気に敏感です。エアコンが効いたホールで吹いていても、リードの膨らみ具合で「今会場の外はどしゃぶりだな」とわかる。面白いことに、東京と大阪で湿度はだいぶ違います。大阪のほうが湿度が高くて、いつも吹き心地が重い。リードは音を出す要ですが、すごく繊細なので、扱いに気を遣いますね。
なるほどそういうことだったんですね。
リードって、オーボエの先端につけて音を発生させる吹き口のことだったんですね。
オーボエ奏者は、みんなこのリードをコンサートに向けて、自宅の作業台で何種類もののナイフを使って、シコシコ削って作っているのです。オーボエ奏者だから、これをやらないと仕事にならない、日課なのです。
古部賢一さんは、ご実家が、風呂屋さんで4代目にあたり(残念ながらいまは廃業されている)、それがご縁で、今回、銭湯大使に選ばれた、ということ。
自分も銭湯は大好き!今住んでいる街は、1996年から住んでいて、もう21年住んでいるのだが、毎月1回は、必ず馴染みの銭湯に通っている。
もう欠かせない日課なのだ。(笑)銭湯のあの雰囲気が大好き。湯上りにサウナ休憩室で、ジュースを飲みながらくつろぐのがこの世の最高の極楽。
古部さんの風呂屋の実家から、新日本フィルハーモニーの首席オーボエ奏者になるまでの生い立ち、もちろん、このリードのことも含め、ぜひ、ぜひ、興味深いので読んでみてください。
風呂屋の4代目から日本を代表するオーボエ奏者へ 古部 賢一さん インタビュー
http:// www.101 0.or.jp /mag-su ki-furu be/
古部さんは、ゴローさんとの関係も深く、1997年サイトウ・キネンでマタイ受難曲をやったとき、(ゴローさんが初めて、サイトウキネンを受け持った年)それがご縁で、それ以来、よく話掛けてくれて可愛がってくれたそうです。
後のゴローBDのサイトウキネンの幻想、巨人でも首席オーボエ奏者としても乗っているのを発見した。カメラで抜かれるときに、「おーっ、若いなぁ。で、すごいイケメンのハンサム」で驚くのだ。
あっいまでももちろんハンサムです。(笑)
リードって、オーボエの先端につけて音を発生させる吹き口のことだったんですね。
オーボエ奏者は、みんなこのリードをコンサートに向けて、自宅の作業台で何種類もののナイフを使って、シコシコ削って作っているのです。オーボエ奏者だから、これをやらないと仕事にならない、日課なのです。
古部賢一さんは、ご実家が、風呂屋さんで4代目にあたり(残念ながらいまは廃業されている)、それがご縁で、今回、銭湯大使に選ばれた、ということ。
自分も銭湯は大好き!今住んでいる街は、1996年から住んでいて、もう21年住んでいるのだが、毎月1回は、必ず馴染みの銭湯に通っている。
もう欠かせない日課なのだ。(笑)銭湯のあの雰囲気が大好き。湯上りにサウナ休憩室で、ジュースを飲みながらくつろぐのがこの世の最高の極楽。
古部さんの風呂屋の実家から、新日本フィルハーモニーの首席オーボエ奏者になるまでの生い立ち、もちろん、このリードのことも含め、ぜひ、ぜひ、興味深いので読んでみてください。
風呂屋の4代目から日本を代表するオーボエ奏者へ 古部 賢一さん インタビュー
http://
古部さんは、ゴローさんとの関係も深く、1997年サイトウ・キネンでマタイ受難曲をやったとき、(ゴローさんが初めて、サイトウキネンを受け持った年)それがご縁で、それ以来、よく話掛けてくれて可愛がってくれたそうです。
後のゴローBDのサイトウキネンの幻想、巨人でも首席オーボエ奏者としても乗っているのを発見した。カメラで抜かれるときに、「おーっ、若いなぁ。で、すごいイケメンのハンサム」で驚くのだ。
あっいまでももちろんハンサムです。(笑)
2017-10-09 16:11
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