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PENTATONEの新契約 [オーディオ]

2人のビッグ・アーティストと契約。ビッグ・ニュース!数年前までは、オーディオマニア向けの小さなマイナーレーベルという認識だったけれど、近年の躍進ぶりは驚くばかり。

1人目は、マグダレーナ・コジェナー。ご存知サイモン・ラトルの奥さん。

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バロックから現代音楽まで幅広く歌えるメッゾ・ソプラノ。ラトルと結婚してからは、ベルリンフィルの独唱ソリストとして呼ばれることが多い。

録音も、旦那様関係が多く、DG,EMIから数多くリリースされている。

PENTATONEとは長期間の契約を結んだそうだ。複数枚のアルバムがリリースされる予定。

自分はコジェナーは、ベルリンフィルのDVDやBlu-rayでよく拝見していた。
旦那さまのラトル&ベルリンフィルのマタイ受難曲のBDでの彼女の熱唱、熱演はすごく良かったと記憶している。

でもCDとしてオーディオの対象として聴いたことはないのだ。

いままでは、DG,EMIやARCHIVEの多数のレーベルからアルバムをかなりリリースしているようだ。なぜ、彼女のような大物がPENTATONEなの?という素朴な疑問も湧くのだが(笑)、このニュースリリースを聞いて、ドキッとしたことは事実。やるな~という感じ。

これをいい機会に、彼女の歌をオーディオの対象として聴いてみよう。
5.0サラウンドで聴けるのだから、とても魅力的だ。

なんといっても美人で映える存在、スターのオーラありますよね。
語学力がマルチリンガルで堪能で、オペラ界ではうるさいディクション(発音)も素晴らしいそうだ。


2人目が、いま売り出し中のアメリカの若手チェリスト、アリサ・ワイラースタイン。これまたビックリポンのニュース!


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乗りに乗っている将来有望株の若手1番手で、DECCAの看板スターでもあるのに、なんでPENTATONEなの?(笑)という驚き。

multi-album dealとあるから、これも数枚リリースの契約のようだ。

今回の新譜は、今年8月にリリース予定で、ウィーン楽派(ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン)と、新ウィーン楽派(ベルク、シェーンベルク)などの曲を取り上げ、ハイドンの2つのコンチェルトとシェーンベルクの曲の3曲構成の予定。

なんでもノルウエーの弦楽室内合奏団のTrondheim Soloistsのメンバーとしての契約を結んで、今回の録音は、その最初のコラボの一環のようだ。

じつは、彼女も自分はCDとしてオーディオの対象としてじっくり聴いたことがないのだ。

でも、2011年のイギリスで開かれたベルリンフィルのヨーロッパコンサートでの録画が超印象的で、それを何回も何回も擦り切れるくらい観ていた記憶がある。

このヨーロッパコンサートのとき、彼女は、まだ無名の新人で、そのときの指揮だったバレンボイムが、自分のかつての奥さんであったジャクリーヌ・デユ・プレに相通じるものを感じての大抜擢という舞台裏だったと記憶している。

眩しい赤いドレスを着て、強者のベルリンフィルに対して一歩も後を引かない堂々とした熱演に、自分はくぎ付けになった。

何回も何回も繰り返し観た。素晴らしい新人が出てきたなーとたいそう感心したのだ。

それから7年経過した訳だが、彼女のCDは買ってないけれど、その大活躍ぶりは、メディアを通じてよく知っていた。だから今回の契約成立のニュースは心底驚いたし、久し振りに彼女の存在を認識した。

これもいい機会だから、5.0サラウンドで堪能してみるか?(笑)

弦楽合奏団で、優秀録音でさらにサラウンドであれば、その弦の音色の立ち具合など、楽しめるに違いない。

高音質が売りのオーディオマニア向けのマイナーレーベルだったPENTATONEも、いまやその抱えるアーティスト陣はとてもスター性を兼ね備えた有望株ばかり。アーティスト陣が豊富だとレーベルのイメージも明るくなりますよね。

やぱりレーベルは、単に技術志向だけじゃダメだと思います。

「音が良ければ、売れなくてもいい」では、あまりに寂しいものがある。

優秀な技術スタッフだけではなく、それを支えバックアップしてビジネス基盤を作る優秀なプロデューサーがレコード会社にはやっぱり重要なんだということを認識しました。


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コメント 2

ま~さん

うわっ、コジェナーですか!この前、鈴木雅明さん指揮バッハのカンタータ170番を聴いていて(私もこの全集を持っています)、確かコジェナーも録音していたことを思い出し、「ラメント」というアルバムを引っ張り出してきました。改めて聴いたところ、非常に強烈な彼女の個性を感じました。コジェナーをSACDで聴けるとは、何たる幸せ!
by ま~さん (2018-01-20 09:33) 

ノンノン

ま~さん、ご無沙汰しております。コメントありがとうございました。コジェナーをSACDで聴ける幸せ、というのはまさに言い得て妙ですね。自分はマタイや他の映像作品で彼女を堪能しました。彼女のことを語れるほど知っているとはお世辞には言えませんが、今回のニュースリリースはおぉぉ~という感じで驚きました。かなり意外な取り合わせと言いますか。。。これを機会に改めて彼女を聴いてみたいですね。

by ノンノン (2018-01-20 17:00) 

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