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杜の都 仙台 [国内音楽鑑賞旅行]

よく仙台のことを「杜の都」と呼ぶのだけれど、なんとなくイメージは湧くけれども、その意味、由来をよくわかっていなかった。

いま調べてみると、「杜」は江戸時代から仙台の人々が植え育ててきた屋敷林や街路樹などの人工林を指し、それらが仙台の風土や歴史に立脚しているという説明のようだ。

伊達政宗による仙台開府より前は、仙台にはほとんど木がなかったらしい。
城下町が造られると、その中の武家屋敷において植林が行われて屋敷林が形成された。

そこからまさに、ある意味計画的において植林の歴史をずっと歩んできて、森、緑の街として、その風土が形成されてきたんだな。

途中第二次世界大戦のときのアメリカ軍による仙台空襲によって焼け野原と化したこともあったのだが、でも、けっしてめげることなく植林を続けていまの自然の美しい都を培ってきた。

杜の都は、最初は森の都とも読んだらしい。

今回自分が仙台を散策して、その想いを強くしたのは、やはり定禅寺通りのケヤキかな。
今回のメインイベントだったけれど、本当に素晴らしい光景だった。

植林って簡単に言うけれど、樹木が育つって、もう大変な月日が必要で、それも計画的に街の景観を美しく見せるように綺麗に揃えて植樹していくってもう大変な努力が必要だ。

そんな「杜の都・仙台」を自分のものにしたくて、たった1泊2日だったけれど仙台を散策してきた。仙台の特徴づけるものを全部自分は体験したかった。

そこには、前職で就職する前に、工場見学としてソニー仙台テクノロジーセンターを訪問したときのこと。自分の心の中では、就職して東京に出たいのに、もし仙台勤務だったらいやだなぁ~というようなヨコシマな考えでブルーな気持ちだった記憶がある。だから当時は仙台観光なんて気分じゃなかった。

そのお詫びといったらなんだけれど、思いっきり仙台を満喫したい気持ちだった。

東北新幹線で仙台到着。

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仙台駅では新幹線ホームでは発車のベルの代わりに、仙台フィルが演奏するさとう宗幸さんの「青葉城恋唄」が流れるのだ。(笑)

懐かしいよなぁ~。さとう宗幸さんのこの曲1978年のレコード大賞新人賞。仙台を代表する曲。工場見学した時もバスの中で流れていた。

このことは事前に知っていたので、今回気をつけて聴いてみた。結局ホームで新幹線待ちの時間も含め、5回くらい聴きました。ほんの短いフレーズだけれど、あ~確かに懐かしいあの曲だ~とわかりました。


仙台の駅はとても新しくて、大きい。

西口方面

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東口から西口への連絡路

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結構駅ナカが発達していて、仙台を代表する名産物に因んで、牛タン通りとかずんだ小径とかある。(笑)牛タン屋さんだけが並んでいたり、ずんだカフェが並んでいたり、とてもユニークだ。

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仙台に着いたときから、街中を歩いていて、とても気になるのが美人率が高いこと。
すれ違う女性、結構おっおってな感じで、つい振り向いたり、男心的にドキッとしてしまう美人が多い。普段自分が住んでいる東京よりも美人率高いと思う。絶対に。人口的に東京よりも全然少ないのにこの確率!!!

昔の格言で、反対の意味の迷言があるらしいが、それは昔はそうだったかもしれないけれど、いまはあきらかに間違いです。(笑)こればかりはガイドブックには絶対載っていない実際来てみないとわからないことです。


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仙台は、真冬で大雪だろうと思っていたが、雪はまったく振っていなかった。(笑)
東京とまったく同じだった。長靴を履いて防寒していたのに・・・。


仙台は、第二次世界大戦で焼け野原になってからの都市化計画で、結構近代的に計画的に作られてきたような気がする。街が碁盤の目の格子状で、地下鉄も南北線と東西線という感じで、まさに札幌に似ているなと思った。

仙台駅の西口に開ける街と東口に開ける街とに大別出来て、従来からの繁華街(いわゆる旧市街)は、西口。新市街は東口という感じ。今回はやはり西口をメインにした。

地下鉄の車両は、とても新しい。東京の地下鉄と変わりませんね。

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初めての歩行者に対してもとても優しくできている。

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かと思ったら、地下鉄のホームから地上に上がるのに87段も階段を登らせるし・・・しかも消費カロリー付き。(笑)

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仙台の一番繁華街として華やかなところは、やっぱり国分町だと思うんですよね。
ここにはすでにレポした牛タンの太助もあるし、いわゆる牛タンをはじめ飲食街やデパートが多くていわゆる繁華街。

ここが牛タン太助のある通り。とても古い感じで、いかにも飲食街っぽい。

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でもそんな古い飲食街通りの中に、こんなお洒落なお店が!
店の名前も「杜の都1923」。思わず入っちゃおうかな、と思いましたが、バーでしたので、お酒飲めないのでやめときました。

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1本違うと完全な商店街アーケードになる。

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仙台の中でも都会的で洗練されている通りが、定禅寺通り。
あとで紹介しますがここのケヤキは本当にスゴイ。まさに植林の街、仙台を象徴するような通りです。こんな感じでその通りに面するお店もちょっと洗練されています。

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定禅寺通り沿いはお洒落。
こんな公衆電話ボックスも発見。思わず反応してしまいました。(笑)
なんかロンドンのコヴェントガーデン(ロイヤル・オペラのある街)の街の景観を思い出してしまいました。

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仙台に来たら牛タンとかいろいろ美味しいものがありますが、じつは仙台ラーメン、いわゆる「みちのくラーメン」も楽しみのひとつであった。たくさんあるけれど、駅の東口にある「らーめんくろく」をチョイス。ちょっと地理的に隠れ家的でわかりにくいかも。

らーめんくろく

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ここは若い人が経営していて、いわゆるラーメン屋さんらしくないお洒落な雰囲気のラーメン屋さんだった。客層もみんな若い人ばかり!

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ここは「くろくの塩」と呼ばれるぐらい塩ラーメンが売りみたいですが、自分は「くろくの醤油」を注文。

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これがなかなか美味しかった。麺はちょっといままで体験したことのない太麺のストレート麺。うどんか、と思うくらい。(笑)醤油の味が濃くて美味しかったですね。

このらーめんくろく、とてもおススメです。

さて、ここからいわゆる仙台の観光地の本命を廻る。

観光地巡りには、観光専用バス「るーぷる仙台」を使う。
いわゆる京都の観光専用市バスと同じです。

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これがなかなか洒落ているバスなのです。

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このタイプ以外にももう一種類あってこれまたお洒落なんですが、写真に撮れなかった。
バスの中もこんなにオシャレ。いいないいな。

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バス停もこんなにお洒落です。(笑)

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この観光バスを使って自分が行く目的は2つ。瑞鳳殿と仙台城跡。
やっぱり仙台といえば伊達政宗なんだよね。当たり前ですが。仙台の都を開府した武将。
NHK大河ドラマの渡辺謙さん演じる「独眼竜政宗」観ていませんでした。(スミマセン)
大変な高視聴率でしたね。

この2つはその伊達政宗に纏わる観光地なのです。

まず瑞鳳殿。

まさに伊達政宗が眠る霊屋。政宗自身が遺言でこの地を墓所に定めた。
墓所なのでバス停から遠いのは仕方がない。
こんな永遠の心臓破りの坂には本当に参りました。

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まさに絢爛豪華な墓屋ですね。

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そして仙台城跡。

いまは仙台城の天守閣はありません。その城跡のみ。
礎石がありますね。

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そして仙台に来たら、この伊達政宗の銅像にはぜったい寄らないといけませんね。

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さらにアップすると、伊達政宗の肖像画が描かれているのです。

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この仙台城跡から仙台市内が見下ろせるのです。
お天気が残念でしたが、仙台って大きな都市なんだな、ということがわかります。

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ここに政宗に仮装した方が説明していました。(笑)
みんなここで記念の写真を撮るんですが、ハイ、チーズというところを、みんなハイ、ずんだ餅!と言って撮ってました。(笑)

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今回、真冬の仙台に来て、最高のメインイベントだったのが、SENDAI光のページェントを経験できたこと。

これは真冬じゃないと経験できないことだから。
しかも期間は12/14~12/31と決まっている。
本当に自分はジャストタイムでした。

まさに仙台の植林の象徴的な場所である、自分が思うには仙台で1番お洒落な場所、通りである定禅寺通りでおこなわれます。この定禅寺通りのケヤキが160本。そこに60万個のLED電球を取り付けて、夜になったら一気に点灯。

そのじつに幻想的な世界!
定禅寺通りは、もう人混みで大変な混雑。
ちょうどクリスマスだったからね。


これはちょっと写真ではその幻想的な世界を表現するのは難しい。
特に奥行きの表現を出すのが難しいですね。

ずっと自分の前方向に広がる幻想的世界。

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女性の裸像を前に。

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サンタクロースに扮して。みんなクリスマスで逝かれている?(笑)

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このLED電球で光ったケヤキをバックにこのような記念撮影をする人も多かった。

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このケヤキとは別に、このような電球で飾られた大きなクリスマスツリーもあった。

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真冬の仙台観光のボルテージ最高潮は、このSENDAI光のページェントだったね。

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その余韻も冷めやらず、仙台駅に戻って、ずんだ茶寮でずんだスィーツを体験する。

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ずんだというのは伊達政宗が発明したという説があるほど仙台ではおなじみの伝統食。
ずんだは、ゆでた枝豆をすりつぶし、塩や砂糖でシンプルに味付けしたもの。

まず”ずんだ餅”。
餅をずんだ餡と一緒に食べる、仙台では定番のおやつ。

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ずんだってどんな味なの?というと、やっぱりあの枝豆の匂い、味がするんですよね。
あっこれは枝豆だ!という感じ。枝豆の風味がして、それに控えめな甘さ、爽やか後味。



そして自分のクリスマスケーキとして、ずんだロールケーキでメリークリスマス。

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ずんだロールケーキというのは、ずんだと合せたクリームを生地でクルリと。


以上が「仙台を自分のモノにする、体験する!」の今回の全容の巻。

念のため言っておきますが、これを1日でやったわけではありません。(笑)
2日かけました。

でも考えてみてください。

これにすでにレポートした、仙台フィルの第九、仙台の牛タン老舗巡り、松島の瑞巌寺、が加わっているのです。

やっぱり只者ではない。(笑)

なんでも全部経験したいという貧乏性なんですね。

さすがに、これだけ歩行して動き回ると、腰に来てしまい、ぎっくり腰になる寸前で帰京してしばらくベッドから起き上がれませんでしたです。

今年の日記はこれで書き納めです。
1年付き合っていただきありがとうございました。

また来年もよろしくお願いします。







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