2015年の海外音楽鑑賞旅行は、パリ→ジュネーブ→アムステルダム。 [海外音楽鑑賞旅行]
今年2015年は、パリ→ジュネーブ→アムステルダムの3ヶ国を周遊してきました。
帰国してから2週間くらい経過して、だいぶ高揚した気持ちも落ち着いてきたし、ようやく日記を書こうかな、という気持ちにもなってきた。またパリではものの見事に洗礼を浴びて、人生初の体験のスリを経験して、精神的なダメージも大変であった。
現在、保険含め、事後処理中である。いろいろやっていくうえで、わかってきたことは、やはりいくら保険に入っているとはいえ、病気、ケガなどは無制限でも、スリなど物損は意外と保証上限額が決まっていて、自己負担が大きいことがわかった。現金などは対象外。スリは、やはり”自己責任”といえると思う。
今回ホントによかったと思うのは、このトラブルが後半に起きたこと。目的の大半は成就していて、さほど影響がなかったこと。もし最初の頃に起こっていたら、旅行計画もメチャメチャだったろうなぁ、と思うところだ。
パリ滞在中は毎日相当気をつけていたが(特にメトロ!)、でもやられるときは、やられるものなのだ。やっぱり1990年代の欧州赴任時から一度もその経験がなかったので、海外旅行に慣れた友人が、次々とパリで餌食になっていった日記を読むたびに、どこか他人事で、油断があったのだと思う。やっぱり自分に責任がありますね。
海外の有名なコンサートホールやオペラハウスをじかに経験したい、本拠地のサウンドは、日本にはお持ち帰りできない、そんな想いからここ5年間突っ走ってきた。毎年このために大変な投資をするのだけれど(貯金なんてできません。)、自分は物欲、つまり買ったら後で自分の元に残るものにお金をかけるならいいけれど、旅行など形のないものにお金をかけるのは勿体ない、という考え方の人が多いのをよく知っている。
でも自分は、この異国の地で、自分の趣味であるコンサートホールやオペラハウスを経験できて、さらにコンサート&オペラも堪能する、というこの経験は、なににも替え難い人生の宝、財産、まさに垂涎の体験だと信じている。
帰国した時には、出発前とはもうまったくといっていいほど人生観や視野が拡がって、脳内ソフトが大きく書き換えられて、人間として一回りも二回りも大きく成長した気分になる。これは物に投資するだけでは絶対得られない経験なのだ。
いつまでやれるかわからないけれど、行けるときに行っておこう、という覚悟。
毎年貯金をして、人生設計をしっかりやるというもわかるが、そんな設計通りに人生うまく運ぶことはないんですよ。みんな結構予想もつかないハプニング、波乱万丈で計画通りにいかないのが人生なんです。それを晩年に深々と回想する、というのが常なんじゃないのかなぁ。
そんな気持ち、覚悟で毎年海外に行っている。
その経験を、写真や日記でブログに自分の作品として残しておく、というのが、自分の宝物になるのだと信じている。
今年の旅行も、これからその作品を残していきたいと思う。
SNSのほうではリアルタイムで速報という形で簡単ではあるが報告した。
今回の旅行は、大きく次の3つに集約される。
①パリ管の新しいフランチャイズ・ホールのフィルハーモニー・ド・パリを経験すること。
(ここでパリ管を聴く!)
②ヴィクトリアホールでスイス・ロマンド管を聴くこと。
③アムステルダム・コンセルトヘボウでRCOを聴くこと。
①、②はもう大変エキサイティングで、こんなに興奮したことはなかった。
訪問したコンサートホール&オペラハウスは以下の通り。
パリ・オペラ座バスティーユ
パリ・オペラ座ガルニエ
フィルハーモニー・ド・パリ
ヴィクトリアホール
アムステルダム・コンセルトヘボウ
その他、パリでは公演は聴けなかったけれど、外観だけでも写真を撮ってこようと思い、サル・プレイエル、シャンゼリゼ劇場、パリ・シャトレ座を訪問しようと思っていたが、疲労困憊であえなく断念。またの機会ですね。
また散策もちょっとではあるけれど、写真に収めてきました。(食中心ではありますが.....)それも紹介できれば、と思っています。
記事も、自分の最終作品として残すのであるから、SNSでの速報に比べて、もう少し加筆や訂正を加えて、最終形にふさわしい完成度に上げたいもの。
毎日連続してアップしていくのは、大変かもしれないので、のんびりペースかもしれないが、完成まで頑張ってみたいと思う。
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