世界ふれあい街歩き [雑感]
原則TVを見ない主義の人なのだが、でもオーディオを聴きながら、TV番組の画面だけは観ている、という変則的な楽しみ方をしている。
最近のTV番組は、必ず字幕がつくし、TV音声なしでも、十分にその番組のことがわかる。
画面の映像だけを観ていると、大体世の中の動きがわかるし、丸っ切り世の中から隔離されている訳でもない。
ザッピングしていると、最近のTV番組は、やはり低俗だな、と感じることが多い。
その中で、自分がお気に入りなのが、旅番組。
特にヨーロッパの街並みを、綺麗な女優さんなどが旅している番組なんか大好きである。(笑)
あの美しいヨーロッパの街並みの情緒ある風情を感じるたびに、自分が行ったような気になるし、心の健康にとても良い。
最近のTV番組は、必ず字幕がつくし、TV音声なしでも、十分にその番組のことがわかる。
画面の映像だけを観ていると、大体世の中の動きがわかるし、丸っ切り世の中から隔離されている訳でもない。
ザッピングしていると、最近のTV番組は、やはり低俗だな、と感じることが多い。
その中で、自分がお気に入りなのが、旅番組。
特にヨーロッパの街並みを、綺麗な女優さんなどが旅している番組なんか大好きである。(笑)
あの美しいヨーロッパの街並みの情緒ある風情を感じるたびに、自分が行ったような気になるし、心の健康にとても良い。
サラウンド音声には いくつかの効果(エフェクト)があるのだが、その一つが「主観移動」のバーチャル・リアリティ。
カメラが視聴者の目線になって移動し、それに対して 方向性・移動感がシンクロしたサラウンド音声が付随すること。 映画の人工的に付加された移動感溢れるサウンドや、音楽のコンサート中継には登場しないダイナミックな効果だ。
NHKに「世界ふれあい街歩き」という番組がある。
ステディ・カムといった安定装置をつけた1台のカメラ目線で旅する番組。
まるで、自分が街中を歩いている目線で、番組が語っているような感覚に陥る。
6年前に観たときは、この「主観移動」というサラウンドを駆使して、なんちゃってサラウンド、というより結構なかなか本気のような感じがした。
番組が街の散策なので、もともと音数が少ない。
この音数の少ない中をサラウンド感を出すのは、やっぱり映画や音楽のようなダイナミックのような訳にはいかないが、それなりに雰囲気が出ていた。
驚いたのは、林隆三さん(当時)のナレーションがリアから聴こえることだった。
そして現地の人の声はセンターから、など工夫が見られた。
街の散策でやっぱり一番サラウンド感が出るのは、車やバイクの移動感が最高だった。あと現地の通行人のざわめきなどリアから聴こえたり、前から聴こえたり、結構音数が少ない割にその現場感というか立体感があるように工夫して造られていた。
こういう街散策番組で、このような音声の工夫が観られるのは楽しく、当時は毎週観ていたような気がする。
我々が赤ん坊の頃から、左右ふたつの耳で聴いている日常の現実音はサラウンド。2chじゃない。様々な方向、距離から音が聞こえてくる。ところが、その気になって注意して耳をすまさなければサラウンドしてるという感覚がない。ものすごく自然。それが理想なのだと思う。
亡くなられたサラウンドの権威、富田勲さんも言っていたことだけれど、それが納得いくような旅番組だった。
ところが突然普通の2chステレオ番組になってしまい、以来見なくなってしまったのだが、久し振りにもう一回観てみようか、と思った。
いまはサラウンドでやってくれているのだろうか?
別にステレオでもいい。いまの荒んだ心を癒してくれる番組であることは違いないことなのだから。
BSプレミアム 毎週火曜 20:00~
でやっています。
2017-09-09 11:34
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