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サントリーホール、アークヒルズのカフェ・レストラン [クラシック雑感]

コンサートホールの周辺には、必ずカフェやレストランなどの食事処、休憩処がある。それがひとつのホール・ビジネスの必須条件のように思える。


開演前や終演後のお客さんたちの楽しみ、憩いの場所となるからだ。


自分は、開演前ギリギリに駆け込むのは好きではない。かならず3時間から1時間前には到着して、そのホール周辺で待っていて、開演前の気持ちの高ぶりを楽しむのが好きである。


そういう時間が堪らなく好きである。1番楽しいときである。ただ単にそこで時間をつぶしているだけなのだけれど、そういうスタートアップする時間がある程度確保されていないと、本番に入っていけない性分なのである。


そういう意味で、コンサートホール周辺のカフェやレストランは、とても重要なのである。東京都内のコンサートホールの周辺には、かならず自分の贔屓にしているカフェ・レストランがある。


サントリーホールは、行きは銀座線の溜池山王駅から向かう。駅の長い地下通路を歩いていくと、その壁にコンサートのポスター(大概は外来オケ)が貼ってあり、それを眺めるのが好きである。


そして地上に出てホールに着くまで、ご存じのように心臓破りの坂を延々と昇っていかないといけない。


帰りは、逆に南北線の六本木一丁目駅から帰宅する。


アークヒルズは、東京都港区赤坂一丁目と同六本木一丁目にまたがって位置する複合施設である。赤坂アークヒルズとも呼ばれている。


サントリーホールは、この中の1施設として存在する。


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サントリーホールの向かいにアーク森ビルというのがあり、その中に飲食店がひしめいているのである。


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このテラスのテーブル、椅子はよく使わせてもらっている。でも夏のときはいいのだけれど、秋や冬は寒くて、ここで時間をつぶすのはかなり風邪をひく可能性が高い。


陳四川麻婆豆腐のお店がある。1回だけ入ったことがあったけれど、まっ陳さんのあの四川麻婆豆腐の味ですね。お値段がかなりお高かった記憶があります。


その隣には、カフェがあり残念ながらいまは閉業してしまったようだ。さらにその昔には、そこにはなんか長い間そこで営業していたお店がありましたね。お店をたたむとき、随分ファンから悲しまれましたね。


なんというお店でしたっけ?


その左隣にいくと、すごいお洒落な雰囲気のお店がある。


THE CITY BAKERY BRASSERIE RUBIN(シティベーカリー・ベーカリー& カフェ).東京・赤坂


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終演後の帰路は、南北線の六本木一丁目を使うので、ホールから駅に向かうまでに必ず目の前を通るすごいお洒落なお店である。


ずっと昔から、このお店はなんなのだろう?とずっと思っていた。一度入ってみたいとずっと思っていたのだが、結構敷居が高そうで気後れしていた。(笑)


なんかフレンチのレストランなのかな、とずっと思っていたけれど、じつはベーカリー、パン屋さん&カフェだった。


「ベーカリー」という言葉は、パンに関連する言葉であるとわかっても意味は正確には知らないという方が多いのではないだろうか?自分もその1人である。この際だから調べてみた。


ベーカリーとは、「パンや洋菓子類を製造し、販売する場所」を意味する。では、パン屋であるから、ベーカリーとパン屋は同じなのか?という疑問を持つが、その通りである。パン屋とベーカリーという言葉の理解において違いは日本ではないのが事実である。ベーカリーとは英語の言葉で、「Bakery」と読む。・・・だそうである。


このお店はNEW YORKのTHE CITY BAKERYというベーカリーの日本の支店なんだそうだ。


THE CITY BAKERYは、ニューヨーク・ユニオンスクエアで1990年に開業して以来、ニューヨーカーはもちろん、海外から訪れる人々に愛され続けている老舗ベーカリー。毎朝焼き立てのパンやペイストリーを準備し、お客様をお迎えしている。


ニューヨークの本場のシティベーカリー。


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創業者モーリー・ルービンは、TV局のプロデューサーとしてエミー賞を2度受賞するなど異色の経歴の持ち主。食が大好きなモーリーは、1986年、フランスにてペイストリー教室に参加したことがきっかけで、すっかりパンの虜となってしまった。ニューヨークに戻ったモーリーのパンへの思いは冷める事なく、ベーカーへの道を歩んで行く。数々のNYのベーカリーで修行をしたが、どれも彼を満足させるベーカリーではなく、自分の信じるベーカリーの開業を心に決めた。シティ ベーカリーが誕生し23年、今日も「現場で働く社長(Hands-on CEO)」として確かな味を守り続けている。


2010年20周年を迎えたシティ ベーカリーが世界初出店の地を日本と決め、2013年4月大阪(グランフロント大阪)に出店、そして2013年11月東京品川、12月広尾にオープンした。(情報引用元:シティベーカリー公式HP)


ようやく長い間謎にベールに包まれていたお店の正体がわかったので、今度サントリーホールにコンサートに行くときに体験してみます。


さて、話を元に戻して、アーク森ビルの一番右側に行くと、その横に、このビルに入るエントランスがある。


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その中に入っていく。


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そうするとエスカレーターがある。
それを昇っていくと・・・


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アーク森ビルの3Fへ。


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自分は、秋や冬の寒いときは外のテラス席で寒い思いをして待っているより、こちらの建物の中のここのベンチで座って待っているときのほうが多い。このベンチの向かいはすぐトイレになっている。もともとはトイレを探すことが目的で、この場所を発見して、この場所に辿り着いたのである。


そしてさらに奥に行くと、そこにはレストランがひしめいているレストラン街があるのである。


ここがアーク森ビルのレストラン街。


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自分のサントリーホールでコンサートがあるときの恒例のお馴染みの食事処である。自分は昔、ここにあったお茶漬け専門店が大好きで、コンサートがあるたびにそこでお茶漬けを食べることが日課になっていた。(お茶漬け大好きなので。)


本当にお茶漬けだけを専門にしているお店なのだ。


それじゃ和風の店内内装なのか、というと全然そうじゃなくて、中は真っ黒の塗装で、洋風のフレンチ風のお洒落な内装空間だった。なんかフレンチの装いながらお茶漬け専門店ってイケているお店だなぁ~とずっと感心していたのだ。


残念ながら、ここも閉業してしまった。


最後にそのお店でお茶漬けを食べたのは、数年前の大野和士&東京都交響楽団、小山実稚恵さんのラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番を聴いたときが最後でした。


ちょっとここのレストラン街のそれぞれのお店を紹介していってみよう。



金沢かつぞう 赤坂アークヒルズ店 (能登豚とんかつ)
石川県金沢のとんかつの名店「かつぞう」さん。
「金沢まいもん寿司」系列のお店のとんかつ専門店。
「能登豚」を使っているのが「売り」である。


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つじ半 アークヒルズ店(海鮮丼)
「金子半之助」さんと「つじ田」さんがコラボした海鮮丼の専門店。


つけ麺「つじ田」と名店「日本橋 天丼 金子半之助」の創業者が力を合わせ作り上げた絶品海鮮丼である。メニューはシンプルに「ぜいたく丼」の梅・竹・松・特上の4種類のみ。


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成都正宗担々麺 つじ田 アークヒルズ店 (担々麺)
ラーメンの名店「つじ田」さんの担々麺専門店。

こちらの成都正宗とは・・・
名前通りで成都式担々麺と正宗式担々麺と2種類あり
・成都式は麻婆のストレートな辛味とキレ
・正宗式は胡麻の芳香の香りと旨味とコク
の2種類があり痺れも辛さも1~6まで選べるのだそうです。


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中華そば専門 田中そば店 赤坂アークヒルズ店
「田中そば店」は博多豚骨ラーメンの有名人気店「田中商店」系列になりますが東北をテーマに置いた感じの人気ブランドで、赤坂アークヒルズ店は2018年3月にオープンした。


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チャンロイ kaaw 赤坂アークヒルズ店


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なんと!タイ料理もありましたよ。(笑)
運営するのは大手町や丸の内にもあるタイ料理惣菜店「チャンロイ」。
夜はタイ料理とお惣菜、昼はランチビュッフェとお弁当を提供している。
売りは店内のグリルで焼く「ガイヤーン(タイ風焼き鶏)」。  


タイ料理大好き!


むかし超嵌って、渋谷にあるお気に入りのタイ料理店に入り浸ったことあります。1週間に3回は通っていたような・・・残念ながら閉店してしまいました。そこはトムヤンクンとかタイカレーとか絶品ですが、じつはデザートのタピオカ・ココナツミルクが隠れた絶品だったのでした。



このアーム森ビルのレストラン街で、自分がぜひ入ってみたいお店が登場した。いつもの恒例のこどくお茶漬け屋さんに行こうと思って行ってみたら、お茶漬け屋さんがなくなっていて、このお店ができていた。


最初はすごくショックだったが、逆にこのお店もすごく興味が湧いたからだ。


それが「金子半之助」


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本店は、「日本橋天丼 金子半之助」である。

江戸前天丼の名店中の名店である。


自分は3~4年前にテレビで特集されていたこのお店のことを知り、ぜひ行ってみたいとずっと思っていたのだ。


江戸前の天丼と天ぷらを気軽に。


金子半之助は浅草生まれの実在の人物で、「日本の文化は食にあり」と、誰よりも和食を愛し続けけた和食界の重鎮である。金子半之助は戦前に庶民が愛した江戸前の天丼を後世に残すため、多くの若い世代の職人へ、その技術を教え続けてきたという。その想いを孫にあたる金子真也が引き継ぎ、創業したのが「日本橋 天丼 金子半之助」である。



秘伝 江戸前の丼たれ。


金子半之助の孫にあたる金子真也が受け継いだ閻魔帳(レシピ帳)には、門外不出の「秘伝の江戸前の丼たれ」の作り方が書かれていた。控え目な甘さでさっぱりとした丼たれは、高温の胡麻油で揚げた天ぷらと、白飯に絶妙なバランスで絡み合い、最後の一口まで飽きの来ない天丼に仕上げている。


 

一杯の天丼に込められたもの。
こだわりの食材に加えて。


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創業にあたり、秘伝の丼たれに合う天丼のタネ(食材)は何なのか試行錯誤の末にたどり着いたのが、市場(現在は豊洲)で毎朝仕入れる新鮮な穴子、海老、烏賊、半熟玉子に野菜などを合わせた、見た目も豪快で粋な江戸前天丼。この天丼を最後まで美味しく食べていただけるよう、使用する丼鉢は保温効果を持つ底に空洞を施した有田焼の特注品を使用している。



こんな感じである。


見た目、かなりワイルドなボリュームだけれど、まさに由緒ある江戸前天丼を食すなら、この「金子半之助」だろう、とずっと思っていたのだ。


それがまさかサントリーホールの前のアーク森ビルの中に開店しているとは夢にも思わなかったのだ。(笑)これからサントリーホールのコンサートがあるときは、お茶漬け屋さんに代わって、この「金子半之助」がレギュラーな食事処になるかもしれない。


さっそく体験してきた。


店内。


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カウンターのみのお店だが、とても清潔感溢れていて、照明も明るくて綺麗なお店だと思った。


自分は、ここで衝撃の事実を知ることになる。(笑)


ここのお店は、天丼ではないのだ。
あくまで「天ぷらめし」なのである!


いわゆる丼に入っているものではなく、天ぷらという一品の数々を、ご飯とお味噌汁、お漬物でいただく純和風のお店なのである。


さすが赤坂、六本木!(笑)


最初、あのワイルドな江戸前天丼をイメージした自分だったので、ちょっと赤坂のイメージに合わないかな、とも思ったのだが、「天ぷらめし」だったら納得いくのである。


これが金子半之助 アークヒルズ店の天ぷらめし。
ランチです。


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ワイルドに丼を口の中にかきこみたい自分にとって、なんともお上品すぎて、食べ応えないのである。(笑)なんか食べた気がしませんでした。(笑)


でも美味しかったです。
天ぷらもからっと揚げられていて、本当に上品な天ぷらでした。


今後のサントリーホール公演のときのレギュラーな食事処となるかどうかは、何回か通って決めたいと思うところです。



最後に上野の東京文化会館のコンサートのときのレギュラーな食事処も紹介しよう。


上野駅の駅ナカにはたくさんの候補のお店があるけれど、なぜか自分は昔からこのお店に愛用している。


洋食や 三代目 たいめいけん


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日本橋に本店があって、そこはいつも大行列でとても並ぶ気がしないのだけれど、この上野駅の駅ナカは偶然見つけました。目立たないところにあるせいか、ここは比較的空いているのである。日本橋本店は劇混みで入れないので、たいめいけんは体験できそうにないと思っていたのだけれど、偶然この駅ナカに見つけた、というのが経緯である。「洋食や 三代目 たいめいけん」は都内各所に店舗があるようだ。茂出木 浩司氏がその三代目で、一時期テレビで人気者だった。


たいめいけんで有名なのは、故・伊丹十三監督が愛した「タンポポオムライス」ですね。


店内


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ここもとても清潔感あふれる綺麗なお店である。



ビーフシチューオムライス。
激ウマシ!


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毎年春におこなわれる上野の風物詩、東京・春・音楽祭のシーズンになると、必ずこのお店でオムライスを食べてから、東京文化会館に向かうという自分のひとつの定番の決まった行動なのである。











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