マーラーフェスティバルのスポンサーになる。 [海外音楽鑑賞旅行]
マーラーフェスト2020の大ホールの全公演は、各家庭にライブストリーミングされる。
詳細なニュースはいましばらく待て!(笑)
詳細なニュースはいましばらく待て!(笑)
いまのご時世、世界のオーケストラはどこも自分の公演パフォーマンスを、自分の公式HPなどでライブストリーミングしているなんて当たり前のことだ。どこのオーケストラもやっている。
自宅にいながら世界中のコンサートホールの公演を見ることができる。
ネット時代を迎えての、クラシック業界の大きな基幹の流れなのだろう。
そのようなことは自分の周りで起きているごく当たり前のことなのでなんとも思わないのだけれど、それがマーラーフェスト2020にも当てはまるとなると一気に事情が違ってくる。(笑)
前回の1995年大会では、コンセルトヘボウの前の公園の広場で、パブリックビューイングを行った。そして、ごく一部に流通配布された非売品CDとしてその記録は残った。
映像は残さなかったのか?
オランダのTV局のマスターテープ保管庫の中に眠っているのではないか?
ぜひ掘り起こしてお宝映像として世に出してほしい、と思う次第である。
ぜひ掘り起こしてお宝映像として世に出してほしい、と思う次第である。
マーラーフェストは、第1回は1920年。メンゲルベルクが1人でRCOを振り、全曲を演奏した。第2回は、1995年。第1回から75年振り。RCO/BPO/VPOなど贅沢な布陣でフェストを飾った。そして、今回の第3回目の2020年大会では、第2回大会から、25年振り。そして第1回開催から100年目という記念すべき節目の大会となる。
しっかりと後世に記録を残してもらいたいのである。
第1回の1920年は、記録に残っていないのは仕方がない。第2回の1995年だったら、残っていてもいいのだが、RCO/BPO/VPOなどが一緒だと権利処理の件で難しかったのかな?
2020年はネット&ITも進化し、その記録を残す技術バックグランドは十分にある。
自分が妄想で望んでいること。
まずライブストリーミング。
PrimeSeatにマーラーフェスト2020の全公演をDSDライブストリーミングしてほしい。
自分は生演奏で体験するので、後日、聴き逃し配信で楽しみます。
PrimeSeatは、IIJのブロードバンドなネットワークでクラシック音楽のコンサートなどの生演奏を非圧縮のDSDやPCMのハイレゾ・ライブストリーミングをしているサービス。
PrimeSeatと言えばベルリンフィルの配信が有名だが、サービス開始時は、RCOのライブストリーミングもやっていたのだ。自分はベルリンフィル配信よりもRCO配信の方が好きだったし(笑)、RCOのほうを頻繁に利用していた。
それがなぜかなくなってしまった。なぜ?
だからアムステルダム・コンセルトヘボウやポリヒムニアともパートナーシップ関係がある。
PrimeSeatサービス・スタート時のポリヒムニアのDSDライブストリーミング用スタジオ。
KORGが新発売した1bit USB-DAC/ADCのKORG Nu I
すごく欲しいけれど価格帯が・・・(笑)
KORGとしては、やはりプロユースでも使えるフラグシップを持っておく必要がある、という考え方があったのではないだろうか?普及価格帯の一般庶民向けが大事なのはわかるけれど、DSD11.2MHz対応でバシッとフラグシップを持っておきたいと・・・。
自分はいまはとても買えないけれど、将来オーディオに投資できる余裕が出来たら、このNu Iを3台大人買いしてデジチェーン接続して使いたい。
そういう夢がある。
自分がNu Iを買うなら、DSD11.2MHzのハイレゾ・サラウンドをやってみたいのだ。
DSDの雄、EMM Labもそうだけれど、いまのサラウンド用のDACプリは、みんなステレオ2chを3台接続して実現する。昔みたいに一筐体にマルチチャンネルのユニットが入っていないのだ。ステレオ2chでも商売できるし、マルチチャンネルでも商売できるというスタンス。
サラウンド対応するには、DACだけ対応してもダメで、AudioGateのコンテンツプレーヤやUSB IFの伝送プロトコルもマルチチャンネル分の音声信号を乗せれるようにしないといけないとか、素人考えでもいろいろありそうだ。ただ3台大人買いしても動きませんでした、チャンチャンにならないように時期とタイミングを計る。
自分が進む道は、このハイレゾ・サラウンドの道しかないのかな、と思うのです。
KORG DS-DAC-10R
普及価格帯の一般大衆向け(DSD5.6MHz)。自分もこれ。これは本当に素晴らしいですよ。Nu Iの次なる商品は、ぜひこういう普及型タイプのDSD11.2MHzを出してほしい気がします。
これは自分がPrimeSeatに抱いている印象なんだけれど、ここはあまり商売っ気がないというか、ビジネスライクでない、儲けることにあまり執着がないような淡泊な感じがします。
儲けること度外視みたいな感じで、最先端の技術を世の中に啓蒙していく先導を切る役割で、希少価値が高く、品質の高いコンテンツを供給していく、そんな風に非常に割り切っているような感じがします。
あくまでボクが勝手に抱いている印象ですよ。あまりギラギラしていないというか、マイペースで淡々と進めている感じがするんですよね。
自分はPrimeSeatは、昔はRCOコンテンツのヘビーユーザーだったけれど、いまはベルリンフィルのDSD11.2MHz配信サービスを必ず聴いています。聴き逃し配信の方ですが。年5,6回かな。
マーラーフェスト2020の音声担当は、間違いなくポリヒムニア(Polyhymnia International BV)。
だからパイプはある。
このコンセルトヘボウホールでの演奏会の音声収録はポリヒムニアの独壇場。
このホールでのRCOの録音は、自主制作レーベルRCO Liveに提供している。
このホールでのRCOの録音は、自主制作レーベルRCO Liveに提供している。
アムステルダム・コンセルトヘボウの屋根には数十か所の大きな穴が開いており、そこからマイクを吊るしてオケの音声を収録するような仕組みになっている。こういう仕組みができるようにこのホール自体の大改修工事があって、それから20年以上が経過して、マイクの位置や高さなどのデータが蓄積していき、録音の精度、ノウハウが高まっている。
エベレット・ポーター氏は1時間以内に24本のマイクをセッティングしたり、1時間以内に撤収することが可能だと豪語している。
下の写真が、そのアムステルダム・コンセルトヘボウの屋根裏には、このように24個の穴が開いており、そこから24本のマイクを吊るしてオケを収録する箇所。マイクの信号は微弱で長く引き回せないので、すぐ傍にラックを設けて、ポリヒムニア特製のマイクプリアンプへ。その他、A/Dなどが格納されている。そして例の屋根裏のスタジオへ送られるのだ。
そして、ここがコンセルトヘボウの屋根裏部屋にあるミキシング・チェックルーム。
天井にたくさんの拡散パネルが!(笑)
天井にたくさんの拡散パネルが!(笑)
ここで24本のマイクで録った音源データをまず最初にミックスして大方の形を作ってしまう。もちろん最後にはスタジオでのポスプロで最終仕上げをするが、録音の良し悪しの骨子は、1番最初のここでほとんど決まってしまう。演奏家にリクエストを出したり、録り直しできたりする。だからこの時点での作業がとても大切だ。
昔、ここのモニターSPは、B&W N805だったのだけれど、いまはGrimm AudioのSPを使っていますね。Grimm Audioは旧フィリップスの技術メンバーによるオーディオメーカーです。やっぱり技術の世界では、舶来品より自分の出身の技術を尊重します。この世界にいれば当然ですね。
そして最終の仕上げは、アムステルダム郊外のBAANにある彼らの専用スタジオで最終調整。
映像素材だからモニター付きで、Auro-3D対応のスタジオでやるに違いない。
マーラーフェスト2020の収録は、絶対Auro-3Dでやるに違いない。
じゃあコンセルトヘボウホールでの映像収録チームは?というと、ポリキャスト(Polycast International BV)というチームがいて、ここがコンセルトヘボウホール内の各ポイントに設置されたカメラの映像をスィッチングしたり動画コントロール業務をしているのだ。彼らのチームが映像関連をすべて管理している。
そして映像素材として期待したいこと。
やっぱり映像収録にはNHKに参加してほしい。
彼らの自慢の8Kシステムでバシッと8Kで撮って欲しい。
彼らの自慢の8Kシステムでバシッと8Kで撮って欲しい。
そしてBSプレミアムシアターでマーラーフェスト2020全公演を放映してほしいのだ。
もちろんパッケージソフトとしても販売してほしい。
何十年に1回のレアなフェストだよ。この絶好の機会を逃してどうする!
もちろんパッケージソフトとしても販売してほしい。
何十年に1回のレアなフェストだよ。この絶好の機会を逃してどうする!
NHK 8K撮影クルーは、数年前にベルリンフィルハーモニー、ウィーン楽友協会、そしてここアムステルダム・コンセルトヘボウにて8K撮影デモンストレーションに訪問している。
NHK 8K専用撮影トラック
8K撮像素子業務用カメラ
そして22.2ch音声収録。
少し疑問なのは、22.2ch音声収録にこんなに大規模な仕掛けが必要なのだったら、セッション録音だからいいのであって観客が入っているライブ録音では難しいだろう?
そして22.2ch録音とAuro-3Dとの互換性は?
ポリヒムニア エベレット・ポーター氏とNHK 8K撮影クルーと記念撮影。
だから、パイプ、下地がある。
可能性十分ありだ。
つくづく思うのだけれど、もしゴローさんがご存命だったら、もうこんな話あっという間に乗っちゃって、上を説得して実現してくれたんだろうな、と思うこと。(笑)
「アムステルダムは、マーラー演奏のメッカである。」
過去にこのアムステルダム・コンセルトヘボウでRCOがマーラーの全曲を演奏した映像素材Blu-rayがあるのだ。
2013年頃に発売されたもので、2009年~2011年にRCOがコンセルトヘボウホールで演奏したマーラー公演を全曲収録し続けて、そしてついに映像パッケージソフト化したものだ。
クレジットには、音声収録は、ポリヒムニアでエベレット・ポーター氏が全曲担当している。
指揮者はダニエル・ハーディング、マリス・ヤンソンス、イヴァン・フィッシャー、ダニエレ・ガッティ、ロリン・マーゼル、ピエール・ブーレーズ、ベルナルド・ハイティンク、エリアフ・インバル、ファビオ・ルイージ。
マーラーフェスト2020とけっして引けを取らない豪華な布陣だ。
このDSDライブストリーミング、テレビ放映、そして映像パッケージソフトと自分の願い、言いたい放題でただ言っているだけだが(笑)、どれかひとつでも願いが叶えばいいな。
最後にマーラー・フェスティバル2020ではスポンサーを募集しています。
2020年5月8日~5月17日、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は、彼らの歴史上3回目の大規模なマーラー・フェスティバルを開催する。この10日間で、世界でもっとも素晴らしいオーケストラたちが集い、10日間に渡って、マーラーの10曲の交響曲を演奏する。
1.ミュージック・スクエアでのマーラー・パビリオン(大型テント)
来るべきマーラー・フェスティバル2020に関する関心はついに圧倒的なものになってきた。3日間のパッスパルトゥ(passe-partouts→このフェスティバルの全公演のセット券のこと)はすでにソールドアウト。コンセルトヘボウは、よりたくさんの人に、このユニークなフェスティバルを楽しんでもらいたいために ミュージック・スクエア(アムステルダム中央駅の前の広場)に広大なマーラー・パビリオン(大型テント)を造営する予定である。
これにより、数千人のお客さんが、このパビリオン(大型テント)の中や外で、マーラー・フェスティバルのコンサートをライブストリーミングで楽しめるようにする。これを実現するために、ビジネス企業体からのサポートが必須になる。
マーラー・パビリオンをサポートしてくれる企業は、つぎのようなメリットがある。
2.マーラー・ユニヴァース(マーラーの世界)でのディナー
ミラーホール(コンセルトヘボウの中にあるレストランのことだと思う。)で、あなたの会社の10名を特別なテーブルに招待して、素晴らしいディナーを独占的に提供します。そして伝統的なメインホールでの2020年5月11日の月曜日のベルリンフィルのマーラー交響曲第4番、そして2020年5月12日の火曜日のウィーンフィルのマーラー交響曲第5番のファースト・カテゴリーのチケットを提供します。
3.ミュージック・スクエアでのフライデーナイト
カジュアルな雰囲気でクリエイティブなインスピレーションを受け、マーラーのことをよく学ぶことができ、そして繋がることができる。これらはすべて、2020年5月20日のフライデーナイト(金曜の夜)のミュージック・スクエアでのマーラー・パビリオンで実現することができる。
ぜひあなたのビジネスの仲間や同僚を、このマーラーの音楽の美しくて深いその世界に紹介してあげてください。あなたはこの20枚の入場チケットを受け取ることができます。
あなたの会社の名前は、ミュージック・スクエアに目立つようにディスプレイされ、そしてコンセルトヘボウによって最も重要なマーケティングの情報として使われることになります。唯一の機会です。
4.スポンサーになることの他の形態
スポンサーはマーラー・フェスティバルの実現には絶対かかせないものです。フェスティバルへの協力の他の形態として、あなたのニーズを上手にカスタマイズされたものであれば実現可能である。その可能性についてはマーゴット・パルメン氏(Margot Palmen)と話し合っていただれば幸いである。
Contact
Margot Palmen, Head of Sponsorship
T: +31 (0)20 - 573 05 72
E: m.palmen@concertgebouw.nl
志のある者、来たれ!である。
情報元:原文サイト