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すみれ横浜店 [グルメ]

すみれは神奈川、横浜に育ててもらった。神奈川、横浜に恩返ししたい。

新横浜ラーメン博物館で純連・すみれを全国区人気に押し上げた村中伸宜社長が、横浜に店を出す決意をしたのは、そういう想いが強かったからだという。

でも野毛っていう街をご存知でしたか?(笑)

自分は、今回までまったく知らなかった。

すみれ横浜店は、横浜と言っても、JR桜木町駅から徒歩数分の野毛という街に店を構える。横浜のどこに店舗を構えるか、村中社長はいろいろ候補を回る予定だったらしいのだが、1番最初に訪問したこの野毛の店舗を見て、「ここだ!」と1発で直感で気に入り、もうそこに決めてしまったらしい。

今日、お店を訪問するため、その野毛の街を歩いてみたのだが、確かになにもないと言ったら失礼だが、完全な飲み屋街で、すみれ横浜店は、その飲み屋街の一角にある。飲み屋街だから昼間はシャッターが下りていて寂しいが、夜になると活気がでる街という感じなのだ。

去年年末と今年の年初に札幌の本家で、純連とすみれの真実を詳らかにしてきたばかり。(笑)
2か月前くらいにラー博ですみれが卒業したことで、首都圏で、もう純連・すみれを食べられないことになってしまったので、ずいぶん寂しい想いをしていたのだが、このすみれ横浜店オープンの話が飛び込んできたときは、もう一気に明るくなった。

開店は3日前の2月13日。

ネットでいろいろ情報を集めてどんな感じなのか調べていた。
開店当日は、もう店の前に開店祝いの大きな花の飾りがたくさん贈られてきて凄い様相だった。
その喧騒も冷めていない本日。いよいよ体験してきた、という訳だ。

JR桜木町駅から徒歩数分のすぐそばだ。

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この建物の1Fと2Fを貸切る。
1Fにすみれ横浜店が入って、2Fに同じ村中社長がプロデュースしたフリースタイル・バー「nob」が入る。

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2Fのバー「nob」は、村中社長の名前の伸宜の「のぶ」から取っているらしい。
オープンは3月末とのことで、まだ閉まっていたが、店内の内装もなかなか雰囲気があってお洒落な感じだ。村中社長が横浜にいるときは、このバーで村中社長とともにいっしょに飲める可能性もあるらしい。(笑)このバーではもちろんすみれのラーメンが食べられる仕組みにもなっている。

このすみれプロデュースのバーは、札幌に先陣があって、横浜にもその第2陣ができた、という感じなのだろう。

そしていよいよ、すみれ横浜店。

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赤い暖簾がいかにもお洒落だ。
札幌の本家は青い暖簾だったが、横浜は赤い暖簾だ。
横浜というお洒落なカラーにぴったり合う感じでじつにいいセンスだと思う。

扉を見てほしい。これはバー「nob」と全く同じ仕様になっていて、じつに重々しくて高級感がある。およそラーメン屋さんとは思えない雰囲気だ。


オープンしてまだ3日。もう完璧に予想はしていたが、恐ろしい長蛇の列。これは覚悟していた。
店からある程度離れた交差点まで列が続いて、そこを曲がっても列ができていた。

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この列を見て、もうはぁぁ~という感じ。まっ仕方がないね。
ラー博の全盛時代はもっと凄かったからね。


お店の壁にすみれの看板。

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やっと入店できて、さっそく自動券売機。
これは札幌の本家と全く同じで電子タッチパネル式。

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じつはこの横浜店には、このお店にしかない裏メニューというのがあるのだ。
それは、”村中社長のラーメン”(笑)。

村中社長が横浜店にいるときのみ、食べられるという裏メニューのラーメンで、この券売機で普段は売り切れで操作できないようになっているが、食べられる時は買える仕組みになっている。

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自分は王道の味噌ラーメンの大盛をオーダーした。
¥1000は、大体ラー博のときと同じ価格帯ですかね。


そしていよいよ店内。

全体的に薄暗い照明で、バー的な雰囲気があって、かなりお洒落な雰囲気あります。
予想通り、すみれ全店舗の中で1番お洒落だと思います。

店舗自体はそんなに広くない。どちらかというと狭い部類に入るのではないだろうか?

カウンター

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テーブル席

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テレビが壁掛けされています。

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天井は開放感を出すために打ちっぱなしにしたのだそうだ。
なんか成田空港のLCCの第3ターミナルみたいですね。(笑)

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厨房は、結構奥行きが広く設計されていて、本家の中の島本店よりはるかに広い感じがした。
残念ながら村中社長はいなかった。事前の情報では、厨房スタッフは、ラー博時代の3~4人が中心だとか。

いやな予感がした。(笑)

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開店から先着1500名様に、このようなすみれ特注の乾麺がプレゼントされた。
さっそく今晩美味しくいただきます。

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待っている間、心臓バクバク。
これでダメだったらシャレにならんよなぁ。そのときは黙秘権使おう・・・とかいろいろ考えていた。(笑)

そしていよいよ運ばれてきた。

すみれ横浜店の味噌ラーメン。

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結論からはっきり言おう!


純連・すみれを25年間食べ続けてきた自分だからはっきり断言できる。

すみれ横浜店の味噌ラーメンは、昔からのすみれの王道の味、そのものである!!!
歴史と伝統の味は、見事にここ横浜にも引き継がれていた!

運ばれてきて、スープを観た瞬間、それでもう一発でわかってしまう。
あっこれは本物だ、ということが。

食べてみたら、その濃厚な味噌の味、そして紛れもないすみれのトレードマークである表面にアッツアッツのラードがびっしり覆っているさま。これはまさに本物のすみれだなぁとひしひしと嬉しさを噛みしめる。

ただ、王道の基本路線は間違いなのだが、ちょっと横浜店特有の特徴があることも事実だった。

年末年始に札幌の中の島本店で食べた味と全く同じか、というと、そこは微妙にちょっと違うニュアンスがあることも確かなのだ。

それはまず第1に、味噌のスープの色。
横浜店はやや白味噌っぽい明るい色だ。

札幌中の島本店やいままで25年間食べ続けてきたすみれの味噌味というのは、もっと黄色というか、ガッツリ視覚に訴えてくる味噌の直球ど真ん中の濃厚な黄色なのだが、横浜店のは、明るい白味噌系だ。

これは晩年のラー博のすみれもそうだった。

これには自分的には確信があって、晩年のラー博のすみれがあまりにマズいので(笑)、ラー博のHPで確かめたのだ。そうしたら村中社長、自ら、すみれは新しいチャレンジをします。いままで使ってきた味噌を新しい〇〇〇味噌に変えて革新を図りますってなことが書いてあった。

芯になる味噌は、横浜店特有なのかもしれない。
中の島本店とはあきらかに違う。


そして第2が、ものすごくしょっぱいこと。(笑)
すみれは25年間食べ続けてきたが、こんなにしょっぱい味噌ラーメンは初めての経験だ。(笑)

3日前の開店オープンの時にSNSの投稿をいろいろ拾ってみたのだが、みんな一応にしょっぱいなぁ~と言っていたので、あながちウソではなかったんだな、と思った。

もちろん違和感を感じるレベルではなく、許容範囲なので、いい意味で美味しいのだが、すみれを食べていてこんなにしょっぱいのは初体験だ。(笑)

この2点かな。ちょっと横浜店特有かな、と感じるのは・・・

でも全体の評価点はあきらかに、すみれの王道の味噌味を踏襲していて、これぞ!本物!と自分は確信したので、自信をもって、これが札幌の味噌ラーメンの王様、すみれ、ここにあり!と断言できると思います。

店の外、そして店内に充満するあの濃厚な味噌風味の香り、自分はこの匂いをかいで、あぁぁこれはあきらかにすみれの匂いだ!と確信した。この匂いで、横浜店は間違いないとこの早い時点で確信できた。

この香り、匂いが外に漏れていくこと、そして長い行列・・・そういうものがクリアできるのが、まさにこの野毛という街で、ここに店舗を開く決心の要因だったのだろう。

すみれが首都圏で食べられる、というのは、この上ない幸せと安堵な生活がまた日常生活に戻ってきたと確信いたします。


ちょっと感動だったのは、スープを全部飲み干した後、ドンブリの底に”感謝”という文字が大きく印字されているのが、現れるところなのだ。まさにすみれが今あるのは、横浜に感謝!という気持ちを込めた心意気なのだろう。


自分は、これにかなり胸がキュンとしてしまい、涙が溢れそうでした。







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