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ロンドンの新しいコンサートホールのコンセプトデザイン [コンサートホール&オペラハウス]

かねてより噂のあったロンドンの新しいコンサートホールのコンセプトデザインが発表されたようだ。ラトルがベルリンフィルを退任してロンドン交響楽団(LSO)の音楽監督・首席指揮者に就任する条件としてロンドンに新しいコンサートホールを建築することが条件だったとか。

確かにいまのフランチャイズ・ホールのバービカン・センターのあの劣悪なデッドな音響じゃラトルがあまりに可愛そう、というもんだ。(笑)

以前にも紹介したとは思うが、ロンドンには、これは!というコンサートホールがない。

自分的にそそられるのは、室内楽ホールのウィグモア・ホールとオペラハウスのロイヤル・オペラ・ハウスくらいなものだ。大編成のオーケストラコンサート用のホールはいいホールはありませんね。フェスティバル・ホールがそれに相当すると思うが、ここは自分的にはいまいちに思ってしまう。

今度の新しいホールは、ロンドン交響楽団(LSO)のフランチャイズ・ホールの予定。
ホールの名称は、”CENTRE FOR MUISC”

このコンサートホール建設には、シティ・オブ・ロンドン、バービカン・センター、ロンドン交響楽団、そしてギルドホール音楽演劇学校がそのコンソーシアムとして絡む。

シティ・オブ・ロンドンというのは、イングランドのロンドン中心部に位置する地区。
ロンドン証券取引所やイングランド銀行、ロイズ本社等が置かれる金融センターとしてニューヨークのウォール街と共に世界経済を先導し、世界有数の商業の中心地としてビジネス上の重要な会合の開催地としても機能している。

ここはかつて住んでいたとき、車でグルグル市内を回ると、どうしてもここに入り込んでしまうんですよね。(笑)運転席から観た証券取引所の外観の姿はいまだに忘れられないです。3年前に行ったときも、想い出カムバックということで、この証券取引所の外観を観てきました。

ギルドホール音楽演劇学校というのは、イギリスのみならず、世界に誇る音楽と演劇を専門とするコンセルヴァトワール。

英国高級紙ガーディアン紙大学ガイド2019年度音楽部門で「イギリス・トップの専門教育機関」と認定された、イギリスの名門校。

ギルドホール校は、この歴史ある金融街、シティ・オブ・ロンドンに面した都心に校舎を構えている。プロフェッショナルパートナーに、芸術総合施設バービカンセンター、ロンドン交響楽団、BBC交響楽団、ロイヤルオペラハウス、古代音楽アカデミーなど、いずれも世界最高峰機関で、彼らとの協力体制が整っているのだそうだ。

ギルドホール音楽演劇学校は、現在、世界の檜舞台で活躍する芸術家を多数、輩出している。
若い世代に大人気のピアニストのサ・チェン、チェンイン・リ、ポール・ルイス、声楽家のブリン・ターフェル卿、アンネ・ソフィー・フォン・オッター、トランペット奏者のアリソン・バルサムなど。

なんと!オッター様は、このギルドホール校の出身だったんだね。



このCENTRE OF MUISCは、クラシックのコンサートホールという位置づけだけでなく、音楽教育、リハーサル、そして様々な世界規模クラスのパフォーマンスを実現する総合カルチャーセンターみたいな規模のようだ。


これがCENTRE OF MUSICの外観。
あまりに斬新的なデザインで驚いてしまう。

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エントリー・プラザ
まさに外の空間から中に入るところのフロント・ゲートウエイ。
すごいモダンでお洒落!

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Diller Scofidio + Renfro建設会社のデザインコンセプト。

まさにシティ・オブ・ロンドンの新しいランドマークとなる建物になることは間違いなさそうだ。
Diller Scofidio + Renfroのコンセプトデザインでは、バービカンセンターの内部に集中しているキャンパスを外に移し、新しい空間をここに造ってそこに移植する感じ。

そしてこの建物の周りはトラフィック・フリー(交通ただ)にして、あらゆる方向からのアクセスを可能にするとか。それイコール、別にコンサートチケットがなくても、昼や夜の両方に人が自由に過ごせる空間を造りたい、という意図があるようだ。野外イヴェントも可能なスペースを造る。



ビルディングの最上階はCoda(直訳すると終結部。クラシックの曲のエンディングのところをコーダ(Coda)といいますね。)。

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ちょっとした展望台でロンドン市街の絶景を眺められるようにできていて、そこもラウンジのような空間になっていて、夜なんかは、ステージでショーを楽しみながら、その夜景を楽しむ・・・なんてことができるようになっている。



これがクラシックコンサートホール。
キャパは2000人収容。

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ワインヤード型。観た感じ、いままでのワインヤードよりも、両サイドや後方に客席のスペースが深く取られていて、本当にステージがホールのど真ん中にある感じ。ワインヤードの音響設計では重要な客席に音を返す反響板の仕掛けがデザイン上あまり露骨に感じないのは、音響設計の進化なのだろうか・・・

客席をブロック単位に分けて、その段差を利用した壁があまりそういう感じに見えないのだ。

天井上空にある反射板もそんなに大袈裟じゃない。
ホール全体に音を回すように同心円状にグルっという感じでもない。

この空間をパッと観たとき、ステージの音がそのまま拡散してしまい、そのまま観客が音を吸ってしまうように思えるんですよね。(笑) 反射という概念が直感的に感じられない。


窓がついていて、外が見えるようになっている、というのも従来のホール・コンセプトにはありませんね。窓なんて、ホール音響の返って邪魔のようにも思えてしまうんだが。(ウィーン楽友協会は窓があります!この窓の存在がじつはあの黄金のホールの音響の秘密を握っているという論もあります。)


う~ん。音響設計もどんどん進化しているんだろうね。
自分の古い常識をどんどん超えていく。

音響設計は、もちろん永田音響設計の豊田泰久さんだ。



コンサートホールポッド(Concert Hall Pod)

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音楽教育の一環で、ここからステージが俯瞰できる部屋を造って、いまの写真だとオーケストラの配置の勉強会を学生たちにしているんでしょうね。オーケストラ配置を投射しているスクリーンがいかにも近代的です。(空間に投射しているみたい)最新のデジタルテクノロジーは完璧にインテグレートされるそうだ。


MUSIC STUDIO。(スタジオ)
最新の機材を投資し、最強の録音スタジオになるに違いない。

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まさにこのCENTRE OF MUSICはシティ・オブ・ロンドンにおけるカルチャー、トラフィック双方においてのハブ・ゲートウエイとなる建物になることを目標としている。


シティ・オブ・ロンドンの行政は、シティ・オブ・ロンドン自治体(CITY OF LONDON Corporation)がおこなっていて、彼らから、バービカン、ロンドン交響楽団、ギルドホール音楽演劇学校に対して2.5億UKポンドの投資ファウンディングを2018年12月におこなった。

さらに2019年中には、ネクスト・ステージとして追加の2.49億UKポンドの投資が行われる予定。


こりゃ楽しみだ。

いったいいつになったら完成するんだ?(笑)


情報元はこちら。

https://www.culturemile.london/centreformusic/?fbclid=IwAR0MZe76o8FQHgwmfnS60-Kj1tC4-ptG5SlTu2dRk6jsyb6n9nniAdg-rbE






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オードリー・ヘプバーン [映画・ドキュメンタリー]

「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」「マイフェアレディ」・・・ハリウッド映画界の名作とよばれる数々の作品。

もちろん自分はぜひ観てみたいとずっと幼少の頃から思っていたのだが。映画や読書、この類のものって自分に時間が出来る老後じゃないと無理だろうな、という考えが自分にはあった。だってエネルギーとても必要ですよね。

自分は外に出るのが好きだし、サラリーマンをやっている限り、毎日会社から帰ったら、たとえ休日でも、そんな読書や映画なんて、とても鑑賞する体力などない。本なんて、あっ面白そう、と思ったらその場でとりあえず買っておく。

そして積読でいつか読もう。映画もそんな感じ。

だから名作と呼ばれている映画も、いつか時間を見つけてゆっくり鑑賞したいと思っていた。

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ことのきっかけは、先日BSでやっていたオードリー・ヘプバーンのドキュメンタリー特集を偶然見たことだった。今年2019年は彼女の生誕90周年。去年年末も日本で彼女の大々的な写真展が開催され、結構大きなムーヴメントになっていた。

そのドキュメンタリー特集での彼女の人生を観て、そして、そのキュートな容姿、芯のある強烈な個性、キャラクターに、自分は正直かなり魅かれた。なんか自分の感性にあう感じでひとめぼれだった。

オードリー・ヘプバーンは、まさにハリウッド映画界を代表する大女優。
もちろん超有名な女優さんだし自分もいつか彼女の映画を観てみたい、と幼少の頃からずっと思っていたが、いまに至ってしまった。

このドキュメンタリーで自分のアンテナにビビッと来た感じだったので、さっそくネットで彼女のことを調べてみた。

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オードリー・ヘプバーンは、イギリス人で、アメリカの女優さん。ベルギー・ブリュッセルで生まれ、幼少期をベルギー、イングランドで過ごし、オランダにも在住していた。

このことを知った瞬間、あれ?やっぱり自分の人生に関与する人なのかな?と思ってしまった。(笑)もちろん恐れ多くも世界の大女優さんですが。。。

自分は単細胞だから、もうここで彼女にシンパシーが湧いてきてしまって、いまこの時期に彼女に興味が湧いたのは偶然でなくやはり運命なんだ、と思い込むようになってしまったのだ。(単細胞でバカだねぇ(笑))

その後、結婚とともにスイスに移住してスイスに構えた住まいと仕事場であるハリウッドを頻繁に往復。離婚~再婚と波乱の恋多き女性だったようだが、子宝にも恵まれ、最後はスイスの自宅で虫垂癌で亡くなっている。1993年の63歳。

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まさに1950~1960年代が女優としてのピークで、「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」「シャレード」「マイフェアレディ」・・・などなどハリウッド映画界を代表する数々の名作に出演。受賞経歴もすごくて、アカデミー賞、エミー賞、グラミー賞、トニー賞の受賞経験を持つ数少ない人物の一人なのだ。

ヘプバーンの女優業としてのキャリアは年齢と共に減っていき、後半生のほとんどをユニセフ(国際連合児童基金)での仕事に捧げた。彼女がユニセフへの貢献を始めたのは1954年からで、1988年から1992年にはアフリカ、南米、アジアの恵まれない人々への援助活動に献身している。

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すぐに思ったのは、彼女の代表作の名作をいま観てみたい。
そして彼女のことを、まずはネットで徹底的に調べて、まずは自分のものにしたい、と強烈に思った。


オードリー・ヘプバーンがハリウッドで活躍したのは、1950~1960年代。
まさに自分が生まれるずっと前の世代だ。だから自分にとって、ある意味伝説の女優さん。

映画作品については、のちに鑑賞日記のところで述べたいが、どういうところが魅力的でセンセーショナルだったのか?


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1950年代のハリウッドではマリリン・モンローやエリザベス・テーラーに代表されるグラマラスでセクシーな女優が人気だった。

そこに突如登場したオードリーは、グラマーとは正反対のスリムなボディと、性別を超越した、文字通り“妖精”のような魅力で映画界に独自の地位を築いていった。

そして単に女優というだけではなく、彼女のファッション、ヘアスタイルなどが流行になっていくなどのファッションアイコンとしてのトレンドの発信源だった。


まさに妖精。

永遠の妖精、銀幕の妖精・・・

たしかにそんなイメージがぴったり。
わかるような気がするなぁ。

自分がドキュメンタリー番組で彼女に魅せられたのも、このキュートなあまり女性という性別を感じさせない身軽な感じがするところだった。

彼女の魅力は、単にキュートだという容姿の面だけではなくて、その芯がしっかりした個性・強いキャラクターに”強い女性”というイメージを自分は持ったところでもあった。

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「セクシー・スターが裸で魅了することを私は、服を着たままで同じことが出来る。」

彼女のメッセージは、結構強烈でグサッとささる。
短いセンテンスなのに、かなり本質をついていて印象的なのだ。

ここに「オードリー・ヘプバーン 心に響く5つの言葉」というVOGUEの特集がある。

https://www.vogue.co.jp/celebrity/celebscoop/2018-05-04


「チャンスは滅多にめぐってこない。だから、いざめぐってきた時にはしっかりつかまなければならない」

「私はジバンシィに頼りきりなの。アメリカ女性が精神分析医に依存しているのと同じようにね」

「愛とは行動。口先だけのものではないの。言葉だけで済んだことなんて一度もなかった」

「最高の勝利は、自分の欠点を受け入れられ、ありのままの自分で生きられるようになったこと」

「歳を重ねると、自分に手が2つあることを知るはず。1つは自分自身を助けるため、もう1つは他者を助けるために」

やっぱり大きなことを成し遂げた人のことばって、短いのに深さを感じるというか重みを感じますね。

この5つの言葉の背景、その掘り下げた意味を上のリンク先のサイトでその1言ごとに説明がされていて、その深い言葉の意味に感心させられます。ぜひ読んでみてほしいです。



さて、ようやくオードリー・ヘプバーンの映画を観てみる。
人生54歳にしてようやく初めて彼女の映画を観る。

「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」「マイフェアレディ」

この3本に決めた。

1950~1960年代の映画。

とても古臭い感じがするんだろうなぁというような気持ちもあった。

でも実際観てみたら、いまの映画には絶対ない、人間の素晴らしい道徳観をちゃんと描いているところには、驚いてしまう。いまの映画は確かに昔に比べると刺激がすごく強いかもしれないけれど、こういう人間の基本としての道徳観ってほとんどないがしろなんじゃないかなぁと。

なんか今の世代では忘れかけてしまわれているような、そんな大切なことをちゃんと描いているのだ。

それだけ映画を観終わった後、とてもほっこり幸せな気分になれる。

あぁぁなんかいい映画を観たなぁ~というまさにほっこり気分。


オードリー・ヘプバーンの映画はひとつの共通なアプローチがあるように思える。
上の3本を観た印象。


一般市民の人々の日常に触れて心身共に解放されていく「ローマの休日」の王女、本当は田舎の娘であるにも関わらずニューヨークでの生活に憧れ女性としての変身願望がある「ティファニーで朝食を」、花売り娘が社交界デビューする「マイ・フェア・レディ」と、

オードリーが演じた多種多様のいわゆる「変身物語」は、演じる彼女の決して絵空事ではない、人物の感情に自分の感情を重ね合わせられる天性の才能によって具現化されたもの。

そこが今も新しいファンを発掘し、且つリピーターが多い理由でもある。

ハイ。自分はその新しいファンです。(笑)

まさにその変身物語を観ていると、自分がそのまま思わず感情移入してしまうのだ。



「ローマの休日」 

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オードリー・ヘプバーンの映画はこれがやはり1番いい!
自分は1番大好きだ。

いままで端役での映画出演しかなかったオードリーが、初主演で、まさに鮮烈な初主演デビューでこの作品でブレークして一気にスターダムに登り詰めた。ハリウッドとしては初めての海外ロケだったそうで、イタリア・ローマを舞台に、トレビの泉や真実の口で有名な映画ですね。自分もこの場面は、よく観ていたので、ようやく本編の映画を観れるのか!ということで、感慨深かったです。

王女が普段の退屈極まりない王族生活から抜け出して、一般社会に入り込んで実体験する。すべてが新鮮な体験。そこに知り合った男性。じつはそいつは新聞記者。彼女が王女だと知って、これはスクープ記事だということで、付き合う。24時間たったらかぼちゃの馬車で城に戻らないといけない。

結構観ていて、かなりドキドキするというか感情移入するんだよね。
最後がこれまた胸にキューンとくるというか、いわゆる人間の道徳観にやられましたよ。

本当にいい映画。



「ティファニーで朝食を」 

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映画「ティファニーで朝食を」の冒頭で、早朝、オードリー・ヘプバーンが憧れの五番街のティファニーのショーウィンドーをのぞき込みながら、デニッシュをほおばる場面。題名は主人公の言う「ティファニーで朝食を食べるご身分」ということで、この場面がその象徴的なシーンでもある。


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自由気ままに生きる美女と彼女に惹かれる作家の愛を描いたロマンティック・コメディ。

この「ティファニーで朝食を」は、日本では、2008年に村上春樹さんが日本語新訳を新潮社から出版して話題になっているんですね。

けっしてご身分的に素性のよろしくないその美女が、ニューヨークでの生活を気ままに楽しみ、そこに男性との恋愛が絡むロマンティック・コメディだ。でも最後はやっぱり人間の道徳観というか、きゅ~んと胸に来るんだよね。そういう仕掛けがちゃんとできている。昔の映画のほうがとても正統派です。

とてもいい映画です。

この映画では、オードリーのファッションがじつに素晴らしいです。あと映画主題歌の素晴らしさ。

この「ティファニーで朝食を」の最大の魅力は、じつは映画の主題歌であるヘンリー・マンシーニの「ムーン・リバー」。もうこの曲は誰もが聴いたことのある名曲中の名曲。ジャズのスタンダードナンバーにもなっていますね。

ヘンリー・マンシーニは自分にはとても想いれが深い作曲家なんです。

自分にとって映画音楽といえば、ヘンリー・マンシーニとエンニオ・モリコーネ。

特にヘンリー・マンシーニが作り出す映画音楽の世界はとても魅了され、ずっと自分は愛し続けて聴いてきた。


自分が最高に愛し続けて聴いてきたアルバムがこれ。 


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Ultimate Mancini
ヘンリー・マンシーニ

http://urx.space/PpCl

SACDフォーマットが発表されたのが1999年。でも2000年から2003年大病で休職。2004年に復職した時、自分はオーディオとしてSACDを追求していこうと決心して、そのときに買い求めて狂ったように毎日聴いていたのが、このマンシーニのアルバムなのだ。

自分が当時買ったものはSACD5.0なのだが、いまはもうCDしかなくて残念。

映画音楽の巨匠ヘンリー・マンシーニのトリビュート・アルバムで、ピンクパンサーのテーマ、シャレード、ムーンリバーなど数多くのサントラヒット曲を残すマンシーニのレパートリーをオリジナル・スコアを使って再演したアルバム。

これはいまもiPodに入れて、ほぼ必ず毎日再生して聴いているアルバム。
もう18年も聴いてきた。

このヘンリー・マンシーニのトリビュート・コンサートということで、マンシーニ・オーケストラを急遽編成、そして日本に来日してきてくれたこともあった。いまは閉館してしまったが、五反田のららぽーとホールでのコンサート。

マンシーニの娘でもあるモニカ・マンシーニもヴォーカルで参加して本当に夢のようなコンサートだった。

復職直後だった2004年頃だと思ったが、暗黒の3年間を過ごした後のご褒美のような夜。
やっぱり自分は東京に復帰できて本当に良かった!と涙した夜だったな。

そんな想い入れの深いコンサートだったよ。

マンシーニはいまでも通勤電車の中で聴いている。

オードリー映画は、この「ティファニーで朝食を」でムーンリバー、そして「シャレード」でもシャレードというように、マンシーニとは非常に縁の深い関係だった。

自分とオードリー・ヘプバーンの接点は、このヘンリー・マンシーニとも言える。


「ティファニーで朝食を」の冒頭で、早朝、オードリー・ヘプバーンが憧れの五番街のティファニーのショーウィンドーをのぞき込みながら、デニッシュをほおばる場面。当時ニューヨーク5番街にあるティファニーは宝石店であり実際のレストランではなかったが、映画の影響を受け2017年にブランド初となるダイニングスペースがオープンした。

これは結構ビッグなニュースになっていた。


2017年にブランド発足180年を迎えたティファニーが、五番街の旗艦店4階にあるホーム&アクセサリーのコーナーをリノベーションし、ブランドとして初のダイニングコーナー「ザ・ブルー・ボックス・カフェ」をオープン。「ティファニーで朝食を」の夢をなんと現実のものにしてくれた。


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まさにブルーなインテリア空間。
ティファニーブルーというらしく、まさにブルーはブランドカラーなんですね。


アンネ=ゾフィー・ムターもこのカフェを楽しまれたようです。向かいに座っているのはリサイタルの相棒のオニキスですね。


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(c)アンネ=ゾフィー・ムターFB

ニューヨーク五番街に行ったら、ぜひここはぜひ寄るべきスポット候補にしよう。


「マイフェアレディ」 

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発音がひどい花売り娘が、音声学の研究者に見染められ、毎日発音の特訓の特訓を重ね、ついには社交界デビューするという、これまたオードリーの「変身物語」の最高潮とも思われる作品。

この変身ぶりにやっぱり思い切り感情移入してしまうんだよね。
これがオードリー作品の真骨頂なのかもしれない。

「ティファニーで朝食を」やこの「マイフェアレディ」もBlu-rayでのカラー画像。
でもいわゆるフィルムから落としたハイビジョン化の画像で、昨今のギラギラしたデジタル画質を見慣れている眼には、なんと優しい画質なんだろうと感じる。

いわゆるのっぺり感というか、いかにもアナログ的な画質なんだよね。


この3本の映画を観て、まさにオードリー・へプバーンの魅力というのを十分に理解できたような気がする。

まさに自分は彼女の新しいファン。


そんなオードリー・ヘプバーンの人生を描いたドラマシリーズが制作されることになったそうだ。

ドラマはオードリー・ヘップバーンの息子ルカ・ドッティとイタリアのジャーナリストのルイージ・スピノラが書いた粗筋を土台に制作されるという。

撮影がスタートするのは2020年。

ジュード・ロウ主演のドラマ「ヤング・ポープ 美しき異端児」などを手がけるイタリアの制作会社ワイルドサイドが制作する。

オードリーを誰が演じることになるのか、大きな注目が集まるのは間違いない。


最後に、オードリー・ヘプバーンといえば、なんでも全盛期のキュートなときの写真ばかりじゃあまりに当たり前すぎる。

人生晩年のユニセフへの貢献を始め、アフリカ、南米、アジアの恵まれない人々への援助活動に献身しているときの写真も紹介したい。

可愛い魅力的な頃と違ったこれもオードリー・ヘプバーンの本当の姿なのだから。

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水道橋の味太助 [グルメ]

仙台牛タン焼きの元祖のお店「味太助」の東京での分店を体験してきた。水道橋にある。
仙台のお店は先だって訪問して熱い日記を書いたばかり。

ぜひ水道橋店を!ということで、楽しみにしていた。

水道橋に行くことなんて、東京ドームに行くときぐらいしかないので、地理感がないのだが、いわゆるJR水道橋を挟んで、大都会の東京ドームのある側ではなく、反対側にあるんだな。こんなところに水道橋という街が開けているなんて初めて知った。

完璧な飲食街。喫茶店がまったくなく、時間潰しにずいぶん困った。
やっと見つけたモスバーガー屋さんで、ドリンクだけでやっと時間を潰せた。
なんせ土曜の味太助の開店は、16:30~からなので。

映画「ボヘミアン・ラプソディー」で感動して、そのモスバーガーで開店まで時間をつぶした。


水道橋の味太助は、ずいぶんと目立たないところでひっそり経営していた。(笑)


なにせこんな雑居ビルの2Fに入っているんだから。
松屋の上。こりゃわからんよなぁ(笑)


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いかにも雑居ビルの雰囲気だ。なんかわびしいなぁ。(笑)

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水道橋の味太助

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牛タン焼き屋さんというより、店内はなんか居酒屋風な感じ。
でも仙台本店よりスペースは広そうだ。

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もうメニューの冊子などなし。ここに掲げている看板だけのようだ。
メニューの冊子など必要ないくらい定番メニューで、もう馴染みだけの客相手だけのお店みたいな感じですね。

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味太助の水道橋店の紹介をすると、

牛タン焼き発祥 仙台「味太助」の創業社長、佐野啓四郎親方に牛タンの味を伝授され、以来40年に渡り、伝統の味を守り続けているそうだ。

味太助 水道橋店は、東京都文京区春日町にオープンし、35年前に千代田区水道橋駅西口前に移転、現在に至っている。

もう40年の大ベテランなんですね。

水道橋店の炭火焼き牛タンは、肉本来の味と歯ごたえが楽しめるアメリカ産を使用している。
特製テールスープに使用する牛テールは、オックス(雄牛)にこだわっている。

お米は山形県産の「はえぬき」を使用、大麦や野菜もすべて国内産にこだわっている。
オックステールスープに散らされているネギも国産、梅干しも紀州産を厳選している。


焼いています。(笑)

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仙台本店のように、牛タンの塩でつけたものを網焼きの横に山積みのようにしておく、というようなことはしておらず、わずかな肉をこうやって、皿の上に置いておいて、その上にふきんのようなもので、覆っているだけ。

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水道橋店の牛タン定食。
仙台本店は、3枚焼き~6枚焼きまでメニューで選べるようになっているのだが、このお店は3枚のみ。もし6枚ぐらい食べたいのなら、お代わり注文するしかないのだ。

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食べてみて、結論からすると美味しかった。
なかなかいけます。

使っている牛タンは、もう仙台本店とは完全に別物。
仙台本店は、見た目がすごく太っていて、焼肉みたいな感じなのだが、こちらは見た目も完全に牛タンそのもの。

こちらも肉に厚みがあって、ものすごくコリコリと食べ応えがあって美味しかった。
麦めしは、こちらのほうが色が濃くて、完璧な麦めしっぽかった。

仙台本店は、ほとんど白米っぽい感じの麦めしだったのだが、こちらは完全な麦めし。
テールスープも美味しかった。

自分がお店に入ったのが開店直後だったので、お客さんも老夫婦2人だけで、お客さんもまったくいなかった。なんか店内の空気も寂しいものがあって、このお店繁盛しているのかな~?と思ってしまいました。(笑) 

この水道橋の太助によく通っていた友人の話ですと、水道橋はサラリーマンが多い街なので、土曜の夕方はたまたま人が入っていなく、普段の平日はとても流行っていてメチャ混みだそうです。
 
やっぱり元祖・牛タン焼きの太助の知名度、人気は、東京でも絶大なものがあるんですね。

この店員のお兄さんに話しかけてみた。

ノンノン「先日、仙台の本店に行ってきたんですよ。ネットで見たら東京の水道橋のここのお店も
     分店であるということを知って・・・仙台本店は血縁なのですか?」

店員さん「うわぁ、それは最初に聞かなくてよかった!(笑)最初に聞いていたら、緊張して緊張し
     てダメだった。(笑)いやボクは単に従業員なので、わからないですが、たぶん血縁でも
     なんでもないと思いますよ。」


店員さん、もう何回も「最初に聞かなくてよかった!(笑)」を繰り返していました。(笑)

まさに味太助は、仙台牛タン焼きの元祖のお店。 

今度平日の混んでる繁盛している時間帯にまた伺いたいです。





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静止画の美学 [雑感]

プロのカメラマン・ネタで最近もうひとつ思っていること。

それは、最近スマホの発達で誰もが簡単に動画を撮影できるようになった。
なので、FB,Twitter,InstagramなどのSNSでも動画のアップが頻繁にみられる。

もちろんこのことに遺憾を唱えるつもりは毛頭ないのだけれど、自分は”静止画の美学”というのは絶対あると思う。

カメラ、そしてカメラマンが芸術とされるその最たる理由は、”その一瞬”の画像があまりに人の心を捉える、そういう芸術性というのがあるからだ。

プロのカメラマンが、画展、写真展などを開くとき、そこに掲示される撮影してきた数々の写真は、みな”その一瞬”を見事に捉えた作品ばかりだ。

そこに観る人は、みんな究極の感動を覚える。

自分も限りなく、その一瞬の絵に、動画では絶対無理である”静止画の美学”というものを感じてしまう。

これもじつは人物画なんて顕著にその差が出そう。

スポーツ選手の撮影なんてそうですね。その競技をしている最中のスポーツ選手のじつに生き生きとした一瞬のショットは、誰もが感動し、動画よりも与える印象は深い。

さすがプロのカメラマンと思う一瞬だ。

また自分の趣味で申し訳ないのだけれど、クラシックでいうならば、最近はコンサートの模様をプロのカメラマンが演奏中の演奏家の姿、カーテンコールのときの瞬間を撮影され、その楽団のSNSなどに掲載されるケースが多い。

そこはさすがにプロのカメラマン!

みんな、そのアーティストの最高の一瞬を見事に捉えている。

自分は、昔、恐れ多くもクラシックのコンサートのカーテンコール撮影を趣味としていたことがあって(笑)、その素晴らしい一瞬を捉える難しさをよく理解している。

あのような一瞬を捉えるには、もう何百枚という連続撮影をして、後で観たところ、その大半が失敗作で使えるショット、演奏家の方々がいい表情をしているショットは、ほんのわずか、数パーセントにすぎない・・・そんな世界なのだ。

まさにここに静止画の美学がある。

最近、なかなかアピールしすぎるくらい(笑)、強調するショットだなぁ、と思ったのは、先だってのサントリーホールでおこなわれた、DG創立120周年ガラコンサート 小澤征爾さん、アンネ・ゾフィー・ムター、そしてサイトウキネンオーケストラという夢のコラボのコンサート。

これがライブ録音されCDになったが、そのジャケットに使われたこの写真。


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何百枚も失敗作があったに違いない。(笑)

自分は、このように写真の世界が持つ”静止画の美学”に限りなく、その価値観を理解できるので、最近SNSでみられるカーテンコールを動画で撮影アップする手法は、まったく感動できない。

動画だと、冗長的過ぎて、その一瞬のインパクト、その感動具合、アピール度が全然伝わってこないのだ。

だからカーテンコールは絶対静止画に限る!

あっ、でも、動画の投稿のほうがいい場合もある。

それはネコ関連の投稿。(笑)

これは絶対動画のほうがいいです。(笑)

動画に向いているもの、静止画のほうが感動するもの、やはりそれぞれ向き不向きってありますね。







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カメラマンでプロとアマの違いって? [雑感]

今日はプロのカメラマンの凄さをマジマジと感じさせられた。

すみれ村中伸宜さん監修という宣伝の味噌ラーメンで、とてもソソラレルお店があった。

これがプロ撮影の写真。

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これはそそられた!
本家のすみれより美味しそう!

でも実際行ってみたら、こんな感じで、アマのボクが撮影した写真がこれ。

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肉眼で見た感覚は、限りなくボクの写真の通りである。

そのときある意味、プロ撮影の写真は詐欺だと思った。(笑)


最近読んだコラムで、カメラマンで、プロとアマの違いってなに?という記事を読んだことがあって、それに感心させられたことがあった。

昨今の撮像素子の発達、高画素で誰もが簡単に綺麗な写真が撮れる時代。

ましてやFB,Twitter,InstagramなどのSNSで、みんな写真映えする綺麗な写真を誰もが簡単にアップできる時代。

誰もが簡単に綺麗な写真を撮れるような時代になった。

そんなときに、カメラマンでプロとアマの違いってなに?というお題になる。

ずばりプロのカメラマンというのは、カスタマー、お客さんから、こういうところをアピールしたいというニーズをいただいて、その写真を観ただけで、依頼カスタマーが喜ぶ、その要求通りの写真を撮れるのがプロなのだ。

カスタマーからお金をいただいているのだから、その対価に見合った適切にアピールする写真でないといけない。

ただ綺麗な写真じゃダメなのだ。

なにをアピールするのか?その写真を観ただけで、一般人がそこに気が行くような写真でないといけない。

それが出来るのがプロのカメラマン。

それでお金を稼いで生計を立てている。

プロのカメラマンは、依頼主から絶対その要望ってもらっているから、そこを強調できる写真を撮れるのがプロ・カメラマンのテクなんだろうね。

構図の取り方、照明などいろいろあるに違いない。

どんなに綺麗な写真でも、そのニーズがアピールできていない写真はプロじゃない。

高画素カメラの時代、プロのカメラマンが生き残っていくには、こういうところが鍵になっていくに違いない。

自分も写真を撮影するのが好きで、自分の日記は写真日記なんだけれど、こういうプロのカメラマンとしての定義を考えさせられたとき、う~んと考えさせられることが多い。

人物画なんてセンス必要ですね。

自分の趣味のクラシックで言うと、クラシックの演奏家の方々は、一番フォトジニックなときを選んで肖像ショットを必ず撮る。その演奏家の方々のその後の宣伝に使う肖像写真であるから、とても大事。

加齢とともにどうしても人間は衰えてしまうから、そのスナップショットはそのいいときに撮らないといけない。

そこはやっぱりプロのカメラマンだと思うんだよね。
みなさん上手。その演奏家のとてもいい表情を撮ってます。

今日のラーメン事件で、やっぱりプロのカメラマンは、スゴイ!と唸った一日だったのでした。





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純連とすみれの真実 [グルメ]

自分はいざ勝負処を迎えるとき、いつも最悪のケースというのを想定する。
そのほうが、いざというときにショックが少ないからだ。

4~5年前から抱いていたラー博のすみれへの違和感。
高田馬場の純連も、後半から閉店に至るとき、味が明らかに落ちて違和感だった。

ラーメン屋というのは、自慢のスープの味を長年に渡って変わらず維持し続けるということがいかに難しいことなのか?を再確認させられた。

昨今のラー博のすみれが、あまりに別物なので、純連・すみれのいわゆる「純すみ系ラーメン」「村中系ラーメン」が全国に一気にブレークした1995年あたりから、ずっと夢中になって食べ続けてきた自分にとって、これは、ひょっとしたら、いまの純連・すみれの味噌ラーメンというのは、もうこんな味に変わってしまったのか?

本家本元の北海道札幌市にある本家も、もうこんな味なのか?

だとしたら、もうあの頃、美味しい、美味しいと言って通い続けてきたあの味はもう一生食べれない、この世に存在しない、ということなのか?

それはあまりに悲しすぎるよなぁ。

東京でどんなに美味しいラーメンに出会っても、いつも自分の心の中では、純連・すみれが1番という心の拠り所、いわゆるホームでもあった。


でも、もしそうだとしたら、味が変わってしまっていたならば、それはそれで、現実としてしっかり受け止めないといけない。

みなにもそのように報告しないといけない。

そしてその諸悪の根源であったすみれで、本家で、もしラー博と同じ味であったならば、おそらく厨房にいるであろう村中伸宜氏に直訴しようと思っていたのだ。

そのために当時の自分のイメージの写真をスマホに入れておいた。(笑)

そのような覚悟を決めて、臨んだのだ。

2年振りの帰省。新千歳空港から札幌に出たら、その場で、まず兄の村中教愛氏による「さっぽろ純連」に直行した。平成24年に、長男の村中教愛さんから、三代目の山岸敬典さんにお店が受け継がれたようだった。

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さっぽろ純連の本店、総本山は、札幌市の澄川にある。
純連も数多くの支店を出しているが、ここ澄川店がすべての総本山なのだ。

懐かしすぎる!(笑)


2000~2003年に大病して、会社を3年間休職した。自分の人生の最悪のときだった。
東京の家はそのままにして(家賃を払い続け)北海道の親元で療養した。

テレビを見ることぐらいしかやることのない超暇な毎日。
そのときの唯一の楽しみが、月1回、北大病院に通院した帰りに、この純連に通うことだった。

あれから、じつに18年ぶりに来店したことになる!

逆を言えば、あれから1回も来なかったというのはつれないよねぇ。
まっ高田馬場にあったからね。

この澄川本店は、思い入れがありすぎる!

お店はすごくモダンに綺麗に改築されていた。

18年ぶりに来店して、ふっと気づいたことは、ラーメン屋さんなのに、自前の専用の駐車場を持っていることにすごく新鮮味を感じてしまいました。(笑)

そうだよなぁ。地方のラーメン屋さんは、車でくることが大半だろうから、駐車場がないとね。
長年、東京のラーメン屋さんに通っていると、自前の駐車場を持っているなんてあり得ないことだ。(笑)

この点が、ものすごく新鮮に感じました。

すっかり忘れていた。

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入ってびっくり!

お店はものすごくモダンに様変わりしていたけれど、店の中に入ったら、配置、雰囲気すべて当時のそのままなのだ。あの感覚がまったく変わっていなかったので、えぇぇ~当時の面影ありすぎ!

単に、材質がモダンになっただけで、店内は当時のそのままだった!

これは自分の想像だけれど、純連の創業者の母の村中明子さんのお店は中の島から始まった。
それを直系で引き継いだのが長男の村中教愛さん。 そのときに澄川に移った。

だから澄川での代々の伝統を慮り、店内はずっとそのままの形状、配置デザインで引き継がれているんじゃないなぁとも想像するのだ。

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まずカウンター。ここが基本。奥に厨房。
自分はいつもここで食べていた。

夜遅く来たので、ガラガラに空いていた。

横からみると・・・

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厨房は当時に比べると、ちょっと奥行きが狭くなったかな?
コックはみんな若造ばかり。村中さんや山岸さんらしき人はおらず、完全に若い世代に引き継いで任しきっているという感じだった。

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そして右横には、テーブル席が。
なんか店内の配置そのままでまったく変わっていない!


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そしてこれは18年前の当時の店内にはなかった。
澄川本店の店構えの歴史の写真が飾られているのだ。

こちらは創業当時。

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そして現在。

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自分は、この真ん中にある写真の店舗のときに通っていた。
写真には平成7年当時と書いてあるから、いまから24年前。まさに1995年だ!

そして右端が現在の店舗。平成20年と書いてあるから、この店舗に変わってから11年経つんだね。


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現在の自動券売機。
さすがに品ぞろえが断トツに増えている。いろいろレパートリーを増やしていったんだね。よくネットで純連の味噌ラーメンの写真の拾い絵をすると、煮卵が入っていたりして、こんなのは邪道!純連じゃない!なんて息巻いていたけれど、それはあくまでトッピングだったんだね。当時では考えられないくらいものすごいトッピングのレパートリーが増えています。

それに辛味噌ラーメンというのもあったりする。(笑)
考えられないよね。

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純連はいつも大行列、混雑です。
結局3回も通ってしまったのだが、いつも大行列でした。


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右側の女性店員さんは、18年前から居て自分の記憶にしっかり刻み込まれていた。
配膳の女性スタッフのリーダーで、これも予想だけれど、村中さんの奥さんではないかな?と。



自分はトッピングいっさいなしの王道の味噌ラーメン大盛をオーダー。

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この運ばれてきたときに、すぐさまスープを確認。
もう観ただけですぐに味がわかる。

観た一瞬!これは自分は間違いないと思った。
もちろん良い方向にだ!

さっそく食す。

これだよ!これ!

全然変わっていない!

18年も経っているのに、当時のあの王道の味から、1mmいや0.001mmも微動だに変わっていない。まったくあの頃の味がした。

自分は心の中でやったー!

よかった!本当によかった!

表面にラードがびっしり貼ってあって熱さを逃さない。いつもアツアツだ。
そしてもうとても濃厚なあの味噌味。

森住製麺のちじれ麺が、この濃厚な味噌とよく絡む。

忘れやしない。

お世辞でもなく、自分は涙が溢れてきてしまった。
若造のコックなのに、あの伝統の味を微動だに変えずに、ずっと守り続けている。

北海道の本家は間違いなかった。
まったく変わっていなかった。
伝統の味はまさにここにあった!

自分の心は熱くなった。

もう2度と食べれないんではないか?という心配までしたのがウソみたいだ。
どうしても譲れない一線というのがあって、そこは絶対妥協したくなかったので、それがまったく自分の理想と合致していたので、文句なしなのだ。

この最初に食べた瞬間、よし!北海道にいる間に少なくとも3回は通うぞ!とそのときに誓ったのでした。(笑)

まさに衝撃だったな。

札幌からおらが街に帰るバスの中で1時間も揺られながら、ずっと口の中にその味が香ってきて、本当によかった、とず~っと興奮状態が続いていたよ。


もうこうなると全てにおいてポジテイブシンキングなんだな。

すみれも間違いないというなんか確信めいたものが心に湧いてきた。
いままでの不安はなんだったんだろう?




翌日、すみれ。
すみれの本店は、札幌の中の島にある。
ここがすみれの総本山。

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すみれは、全国区人気だから金持ち。(笑)
もう近代的でモダンなお店になっていた。
何回建て替えただろう?

自分はすみれは、どちらかというと北海道よりも東京(ラー博)で食べることの方が多かったので、純連ほどの想い入れ、愛着はなかった。

でも少なくとも、北海道中の島本店は、3回通ったとき、すべて違った建物だったような気がする。
儲かってるんだな。(笑)

親の大反対を押し切って、ラー博に出店。村中伸宜氏は純連・すみれ系味噌味を全国区人気にした立役者だ。そんなラー博の歴史といっしょに歩んできたすみれだが、そのラー博のすみれが今回の事の発端。諸悪の根源。

まさに純連以上に緊張が走った。

はたして、すみれの北海道の本家の味はどうなのか?
ラー博の事象をどのように説明したらいいのか?

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ドキドキしながら、すみれに入店。

すみれの店内は細長い。純連のような元祖&伝統の縛りがないというか自由な店内の雰囲気だ。

まずカウンター。ここが基本ですね。
混んでます。

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そして奥にテーブル席のエリアが広がるという構造だ。

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すみれの厨房もコックはみんな若造だった。村中伸宜さんらしき人はいなかった。

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すみれの自動券売機。
なんかこちらは、電子タッチパネル式ですよ。(笑)進んでる~。(^^)

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純連との比較の意味合いも兼ねて、こちらも味噌ラーメンの大盛をオーダー。

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すみれは頭がいいというか進んでいる。カウンターの手前の奥にライトがついていて、運ばれてきたラーメンを照らすんですよね。だから写真を撮ると、この手前からのライティングのおかげで、すごくラーメンが美味しそうに映えて撮れるのだ。

いわゆるインスタ映えというやつですね。

これは考えているな、と思いましたね。

これも運ばれた瞬間、スープを確認。
こちらも見た瞬間、間違いないと確信した。
もちろん良い方向。

食すと、うまい!

まさに伝統のすみれの味だ。
表面にびしっとラードが覆っていてアツアツ保持で、こちらは西山製麺のちぢれ麺が、この濃厚な味噌味によく絡んで最高に美味しい。

これも昔のすみれ、そのままの味。

あの濃厚な伝統の味は、ものの見事にすみれのほうでも、引き継がれていた。
昔とまったく微動だに変わらず。

北海道の本家は変わっていなかった!

すみれも2回通いました。


そこで・・・結論!

自分の中に溜め込んでいた大きな課題がいま解決した。

申し訳ないんだが、ここは現在のラー博のすみれさん(もうラー博卒業しましたが。)に悪者になってもらうしかない。(笑)

いまのラー博のすみれと北海道の本家とは全く別物です!

昔聞いたことがあるんだが、ラーメンの支店を遠隔地に出すとき、その命となるスープのだしは、本店から空輸で遠隔地の支店に運ぶという話を聞いたことがある。

でもいまのラー博のすみれと北海道の本家とはあまりに違い過ぎで、ラー博はその店内の中で独自にスープのだし造りをしていると思われる。その結果、似ても似つかない味になってしまった。


村中伸宜さんの監督不行き届きです。(笑)

もちろんいまのラー博のすみれが美味しいと思われる人も多いことだし、個人の好みですので、とやかく言うことではありませんが、敢えてやっぱり言わせてほしい!

ぜひ北海道の本家の味を経験してみてください。

純連、すみれの伝統の味は、まさに北海道の本店で、まったく昔と微動だに変わらない味として今なお引き継がれています。

しかも若いコックで。(笑)


純連・すみれの味噌ラーメンを食べ始めた人は、その両店にどのように味が違うかわからないと思う。どちらもすごく似ている。

だって元祖のルーツは同じ源から来ているので、似ていて当然だ。

でも自分くらい長年食べ続けていると、純連とすみれでは、似ていながらも味が全然違うように思う。それを今回の機会をいいことに確認したく、同じ日にハシゴして確認したりした。

味噌の濃厚さ、ちょっと表現が悪いけれど、いい意味での臭みというか濃厚な味噌としてのパンチ力は、純連のほうがある。純連のほうが、スープの色が黄色いのだ。自分は、やっぱり純連のほうが好きですね。

すみれのほうが表面を覆っているラードの厚さは厚い。濃厚な味噌ながらも比較的マイルドな一般人受けするような、拒否反応がないような無難な味造りをしているように思います。


でも今回の北海道の本家がまったく昔の味そのままだったのは本当によかった。
自分の中の大切なものを失わずに済んでよかったと思います。


残念なことに、いまは東京では、純連もすみれも食べることができないんですよね。

願わくば、純連のほうに、また東京カムバックで支店出してほしい!

あの味をまったく変えないで、そのまま東京にキャリーしてほしい!

また通わせていただきますよ。

・・・と思っていたら、今日びっくりしたニュースが飛び込んできた。

すみれが横浜に新しくオープンするそうだ。ずばり「すみれ横浜店(SUMIRE YOKOHAMA)」。2月にオープン予定。

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およそラーメン店のイメージとは程遠いお洒落な店内の内装空間。おそらくすみれ全店舗の中では1番お洒落かもしれない。ラー博を卒業したのはそんなことが背景にあったんだね。

でも、まさかあの味じゃないだろうな。(笑)

いや、北海道の本家の確かな味を確認したいま、この気、流れは絶対いい方向にある。
間違いないと思うよ。

随時公式HPでつみびらかにされていくと思うけれど、この告知画面を見ると、すみれプロデュースのフリースタイルバーの「BAR nob」の2号店が横浜に出来て、そのひとつのサービスとしてすみれ横浜店(SUMIRE YOKOHAMA)があるという感じのようだ。

もともとBAR nobは札幌にあって、そのバーの中ですみれのラーメンが食べられるというスタイルだったので、その延長線上が横浜で実現ということなのかもしれない。だから店内がお洒落なんだね。

ビジネス上手の村中伸宜さんらしい手広い世界ですね。

楽しみです。レポします!

あともう一言、じつは純連、すみれは醤油ラーメンもすごくコクがあって美味しい。

おススメなのです。



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真ん中が創業者のお母さんの村中明子さん。右が純連の長男の村中教愛さん。左がすみれの三男の村中伸宜さん。2014年8月に札幌で「純連・すみれ創業50周年記念祝賀パーティー」というのが開催されていたんだそうです。(笑)


さっぽろ味噌ラーメンの王様、まさに純連・すみれ万歳!!!ですね。






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謹賀新年2019 [雑感]

あけましておめでとうございます。


昨年は拙ブログを読んでいただき、誠にありがとうございました。
明日の出社から新年度スタートとなります。


2年振りに北海道に帰省しまして親孝行してまいりました。
久し振りに帰ってきた息子に、毎日の御馳走攻め、そして先だっての仙台での食道楽、大晦日、元旦と、まさに身体、腹回りとも危険水域でございました。(笑)


明日から絞りに絞って、また節制して元に戻さないといけません。

昨年を振り返りますと、アクシデントなく平穏、無難に過ごせた1年ではなかったか、と思います。
最悪だったその前の年(2017年)に比べますと、きちんと自制が効き、コントロールできた1年だったように思います。


今年2019年の抱負も、特に大きな目標は掲げておりません。


昨年同様に、平穏に自分の出来る範囲で人生を楽しむ、ということです。

どんな小さな目標でもいいので、目先に自分の目標を作って、それに対して一生懸命準備・用意をしていき、さらには楽しみ、生きがいと思えるように盛り上げていって、そして最後に思いっきり謳歌する・・・こういうことの積み重ねをすることで、1年をとても充実して過ごせるようになるし、ある程度決まった年内の予算内で人生を楽しめる、そんな生き方を最近学んでこれたように思います。


コンサートであれ、旅行であれ・・・


別に世のトレンドに合わせる必要はまったくなく、自分の世界の中で、自分で盛り上がっていって、それで満足できる自分がいるなら、それはそれで幸せなんではないだろうか?と思えるようになった訳です。よそ様は気になるかもしれませんが、自分は自分という考え方ですね。


・クラシックコンサート鑑賞について。


いままで通り変わりません。自分のアンテナにビビッと来たもの、自分のクラシック鑑賞人生でどうしても避けて通れないもの、ここはどうしても自分が抑えないといけないもの、その方針で取捨選択して楽しみます。ここ5~10年の間に大体抑えるところは抑えたように思っていて、なんでもかんでもコンサート通いをしまくる、というフェーズは終了したように思います。


新しいトレンド、流れに追って解析・評論していく必要はないと思います。自分は音楽評論を仕事としているプロではありませんので、自分の嗜好の範囲の中で完結することでよいのではないか、と思っているのです。


・旅行について


小さな規模の小旅行を積み重ねていきたいと思っています。
コンパクトな予算重視。それでいて、自分の価値観に合う、自分が面白いと思えるような・・・今年も国内が中心になっていくと思います。基本はクラシック演奏鑑賞を挟んで、だと思いますが、それにこだわる必要はないと思います。ちょっとしたこと、グルメでも散策オンリーでも、日帰りでも楽しいし。やはり自分は、旅行が大好き。インドアよりも外でいろいろ鑑賞して、感動するのが好きな性分なのだと思います。


・オーディオについて


オーディオには一定の距離を置きたいと思っております。
自分の性格、人生の価値観の基準に寄るのですが、物欲に投資するよりも、旅行や、グルメ、芸術鑑賞などに投資したほうが、とても人生前向き、明るい気持ちになれるのです。そのほうがずっと前向きで、人間らしい生活をしているような気がするのです。


正直言いますと、いまのオーディオ業界で取り上げているテーマには、まったく心ときめかないというか、ソソラれないというか、なんかすでに一段落卒業したような気分なのです。


オーディオの友人が日記で言及していたのですが、ハイエンド・オーディオという趣味は、心の余裕、お金の余裕、時間の余裕、この3つがうまくかみ合わないと、なかなかうまく実行できない難易度の高い趣味だということは自分も強く感じ入るところです。


特に心の余裕とお金の余裕。さらに言えば後者ですかね。(笑)
やはりInvest(投資)して、なんぼの趣味だと思います。


そうするとそこまでしてハイリスクを背負っても、得られるリターンというのは、自分の物差し基準だと、コンサートなどの芸術鑑賞や旅行、グルメには到底敵わないというか、それと同等の快感が得られるとは思えないのです。オーディオだけではありません。


映像が絡んだAV(Audio&Visual)でもそうです。
自分は、4K/8KはTVやレコーダを欲しいとは現時点では全く思いません。


時期尚早ですね。


コンテンツの問題が大きいし、アナログ放送→デジタル放送に切り替えたときほどの絶対的なマーケットへのインパクトはないと確信しています。


あのときは、もうそうしないとTVが観れないのだから、もう無理やり買わないといけなかった。必須条件だった。そうやってデジタル放送の2KのTVをようやく買い替えしたのに、すぐに4K/8Kといって、世間一般の人はそんなに何十万も出して、またすぐに買い替える必要性って感じるでしょうか?


AV(Audio&Visual)に関心・指向のある層だけではないでしょうか?


4K/8Kは前向きな技術ですから、普及しないと困りますが、普及するにはもっと長いスパンで観ないとダメでしょう。そんなに焦らなくてもいいと思います。


現時点で自分は、4K/8Kに投資するつもりは毛頭ないし、オーディオでさえまったくないので、私生活の趣味に関しては、技術系よりはもっと旅行、芸術鑑賞のほうに費やしていきたいですね。自分の年内の予算は限らているのですから、その予算内で人生を楽しむには、そのほうが人間味があって前向きな人生のように思います。


SNSの日記でもオーディオの日記は、もうしばらくは書かないと思います。
自分のマイミクさんは、みんな大変素晴らしいオーディオマニアばかりですので、自分がその分野で主張しなくてもいいと思います。(笑)


今月で55歳になりますが、この年になると世の中の仕組み、会社の仕組みというのが見えてくるというかわかってきて、仕事のやりがいのほうも認識が変わってきます。ダメでしょぼくれるか、ノリに乗って謳歌するかですが、幸い自分は後者だと思っております。自分なりにやりがいのある仕事だと思っていますし、社内でもいい流れにある。いわゆる立ち上げ感、築き上げ感があって、このいまの年齢が一番脂の乗っている時期なんだと自分では思っています。


以上いろいろ述べてまいりましたが、結局は去年と変わらず、平穏無事に今年1年が過ごせればという気持ちに変わりはありません。自分のインスピレーションは大切にしてまいりたいと思っております。あるとき、夜中に突然、頭に中に湧き出てくるように、日記に書き留めておきたい、と思ったことは、どんどん書いていくつもりです。


それが周りの事象とシンクロしても気持ち悪がらずにです。(笑)

こればかりは自分で意識できないこと。コントロールできないことなのです。


そういうことで、今年一年も、このブログでまたお付き合いいただければ、と願っております。
本年もよろしくお願い申し上げます。




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我が故郷は、札幌から1時間くらい北の方に位置するのですが、大変な豪雪地帯で、特にニュースでご存知のように、今年度の年末年始は寒波到来で大変な豪雪となってしまいました。


我が故郷の街の駅の風景です。



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2年振りに帰省しましたので、その間海外も行っておりませんので、飛行機に乗るのも2年振りです。ちょっとびっくりしたことがありました。水平の翼の先が、ぐにゅっと上向きになっているのです。LCCの全航空便も全部そうなっていましたし、ANA/JALなども全部そうなっておりました。このようにすることで、確かに感覚的に、機体が空中で浮力などを受ける関係上、飛行の安定感が増すような感覚がします。直感的ではありますが。


国際線もみんなこのような感じになっているのでしょうか?







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