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切手コレクション [雑感]

このペーパーレスなネット&電子化時代、いまの若いもんは、切手収集なんて根暗な奴のすることだ、なんて偏見もあるんだろうなぁ。(笑)

自分は、いまはやっていないが、子供の頃は切手を集めることが大変な趣味だった。結構みんなガキどもは全員やっていた。今のハイテクの時代、切手収集という趣味は、存在しているのだろうか?

自分もすっかり忘れていたんだが、さっきSNSの投稿で、切手コレクションのお話をしているのを偶然見て、おっ、そういえば自分もやっていたなー。確か今も持っているはずだ、と探したらあった。(笑)

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自分の切手収集の過去は、大きく2期に分かれる。

小学生のとき、向いに住んでいたお兄ちゃんに結構影響を受けていて、なんでも真似をしていたことがあって、切手収集の趣味をされていたのを見て、自分も憧れて、やり始めた。

そしてオヤジが、当時郵便局で、必ず定期的に切手を販売していて、それを買ってきてくれていた。これが子供の頃、大変な楽しみだった。

それを切手帳に入れて、それを眺めているだけで、子供心に幸せ、というか、その所有感が堪らなかったな。

でも子供の頃はお小遣いなんか、たかが知れているので、どうしても買えない憧れの切手があった。向かいのお兄ちゃんは、父親は同じ職業なのに、なぜか、うちよりもお小遣いが多いらしく、そういう自分の憧れていた切手を何枚も持っていた。

子供心にすっごい羨ましかった。(笑)

切手コレクションは、中学に入ったらピタッとやらなくなり、そこからは洋楽ロックと渓流ルアー釣りを趣味とする少年と変わった。親戚のおじさんに、「君の年代で男の子だったら、ステレオとかそういうのに興味を持つと思っていたが、釣りか~(笑)渋いな。」とか言われた。

これも向かいのお兄ちゃんがルアー釣りをやっていたので、その影響を受けた。
エサ釣りじゃダメなのだ。ルアーを集めるのが男心をくすぐるというか、やっぱり子供って特に男の子はそういう収集癖があるんだな。当時、釣りキチ三平が大流行していて、漫画もがっちり集めて、嵌った。

そして渓流なので、北海道のそんなところに行くと当然、熊の出没の危険がある訳で、そんなところに恐れも知らず、どんどん入っていった。イワナとかアメマスが主だったが、当時から幻の魚イトウは憧れた。


オヤジも大の釣り好きなので(死ぬまで趣味でした。)、その危険行為が発覚するたびに、偉い怒られた。

ステレオ?

ええ、いまやってます。(笑)


すまん、脱線した。

中学に入ってから、切手のことはすっかり忘れていて、そして社会人になって、2004年頃まで、ずっと存在そのものも忘れていた。

ところが、なんかネットで見たのかな?

子供の頃に買えなかった切手を偶然見たことに始まり、いまなら買える!(笑)

何十年ぶりかに、切手のことを思い出し、猛烈に買い始めた。
子供の頃の欲求不満を一気に晴らすかのように・・・。

猛烈に出費しました。

そして、子供の頃に欲しくて、欲しくて、堪らなかった高価な切手を片っ端から買いあさって、欲求不満を一気に晴らす。切手収集の第2期は、わずか数か月の短期間ですべて終了しました。(笑)

あれから何十年もの間に出た新しい切手は、全く興味がなく、あくまで子供の頃の憧れだった切手のみ集める、そんな感じです。


小学校の頃に集めていた切手帳は、おそらく失くしてしまったはず。
だから第2期はゼロからのスタートだった。

全部ヤフオクで買い漁ったのではないだろうか。
憧れていた切手だけでなく、子供の頃に持っていた切手も探した。
不思議とちゃんとくっきりと頭の中に覚えているもんなんだよな。

上の小さなサイズの切手帳2冊が子供の頃に使っていたやつと同じもの。
童心に戻りたかったので、ヤフオクで同じやつを探したらあった。

ずばり子供の頃に憧れていた切手というのは、「月の雁」と「見返り美人」。そして国際文通週間の「蒲原」。


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月の雁

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見返り美人

                                               

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蒲原


当時の値段で、月の雁は1万6千円、見返り美人は8千円、そして蒲原は3千円だった。

子供にはぜったい無理!当時のお小遣いって、500円や千円くらいじゃなかっただろうか?

月の雁や見返り美人は、いまでも切手収集の王者的存在ではないだろうか?

上の値段は、1枚に付きである。

第2期でシートになっているのを買ってしまった。
いまネットで見たら、月の雁のシートは、58000円、見返り美人は、40000円だ。(驚)


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子供の頃、流行っていたというか一世を風靡したのは、国際文通週間の切手だった。

浮世絵・東海道五十三次や葛飾北斎・冨嶽三十六景の切手で、子供の頃は、そんなに集めれなかったけれど、第2期で全部集めました。(右側)(左には、月の雁と見返り美人が。(笑))

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そして当然、単枚ではなく、シートでも全部揃える。
やっぱり子供の頃に憧れていた「蒲原」のシートを買えたのは、長年の夢成就で泣きました。


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左側が蒲原のシート。
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子供の頃に一気にワープする。

浮世絵関係も。

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子供の頃は、まさに大阪万博、札幌オリンピックの時期。その記念切手も当時持っていたので、必死にヤフオクで探して買いました。

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当時の切手に欠かせなかったのは、国立記念公園と国定記念公園のシリーズ。

国立記念公園シリーズ

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国定記念公園シリーズ

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全部集めました。なんせ子供の時に集めた切手帳全部失くしたので、第2期のゼロからのスタートでした。


一気に溜飲を下げました。
相当出費しました。そしてわずか数か月でコンプリート。

2004年の頃だから、自分が病気から復職したときだったな。なにを血迷ったのか。(笑)一瞬の迷いで一気に行ってしまいました。

そして今日思い出すまで、14年間、またしてもその存在を忘れていた訳です。(笑)


今日見た投稿では、大変な切手コレクション・マニアの方で、まさしく段ボールに何箱もあって、それが押し入れにぎっちり詰まっている。

そろそろ自分の終活で、どうにか処分しないといけないが、子供に譲ってあげようと思ったら、今の世代の子供なんて、切手なんてまったく興味なし。まさに大きな粗大ごみとなってしまう、ってな感じの投稿でした。(笑)

そうだよな~。いまの子供に切手なんて、全く価値わからんだろうな。
なにせペーパーレス、電子化の時代ですから。

切手って、郵便切手じゃなくて、こういう趣味用の切手っていまでも郵便局で販売されているのだろうか?

切手収集という世界って、まだ存在するのだろうか?

ちなみに、向かいのお兄ちゃん、自分とそんなに年齢違わないのに、もう亡くなられていたのを知ってショックでした。(数年前に親から聞いた。)











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